グランジロックの先駆者が放った伝説の名盤
2006年9月13日 CDレビュー
最近、いっきに寒くなってきましたね〜。今年もマックの「月見バーガー」の看板で秋の気配を感じてしまいました。(べつに好きじゃないんですけどね。>月見)さて、今週は聞きやすい音楽という範囲からちょっち外れてみようかなと思って、このアルバムにしました。最近の音楽ブームとしてのいわゆる「グランジ系」と呼ばれるロックの原点になる最大の名盤、ニルヴァーナの2ndアルバムで、Nevermindです。
当時まったく無名だった彼らは、01.Smells Like Teen Spiritのたった一曲で頂点をつかんでしまったことが、後に彼らのバンド生命(及びカート・コバーンの命)を縮めてしまうという結果を誰も予想しなかったでしょう。このアルバムが発売された時はまだ「グランジ」という言葉はなくて、ジャンル的には「ガレージロック」の新しいスタイルという風に言われていました。でも今考えると、ニルヴァーナのロックとしか言いようがない独立した音楽で、それに対する呼び名として「グランジ」という言葉が生まれたと言えるでしょう。
このアルバムで、ぜひ知っておきたいキーワードとして、「hook」(引っ掛ける)という単語を上げておきましょう。これは、メンバーの中心人物であった、カート・コバーンがこの作品について説明した時に多用した言葉です。彼は、「自分たちのサウンドは、ただノイジーにすることよりも、多くの人にフックするように意識している。」という説明は、非常にわかりやすい表現だったと思います。確かにこのアルバムには、聴いた後で心に引っかかるようなサウンドが多くあります。同じフレーズの繰り返しが効果的な04.Breedや、もっと直感的な07.Territorial Pissingsなどです。このあたりがチープに落ちない所が素晴らしい点だと思います。
最後に、ニルヴァーナは次のアルバム、IN UTEROを発表後に、カート・コバーンの自殺という衝撃的な形で幕を閉じます。同メンバーのデイブ・グロールは、Foo Fightersで現在も活躍中です。、IN UTEROはこれとは比べ物にならないほど破滅的な感じになっていますので、コアな人以外にはオススメできませんね。(まぁ、2ndも一般的にはキツイかもしれないけど。)
※試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1513088
※ニルヴァーナのトリビア
先ほどの「hook」するサウンドは、日本の「少年ナイフ」というロックバンドのサウンドを聴いたのがきっかけだったそうな。「少年ナイフ」は、同じツアーを回った仲みたくいわれてるけど、実際はカートがリスペクトしてたバンドだったんですね。日本ではぜんぜん売れてないけど、USでは長く活躍しています。(ウタダよりも、パフィーよりもね。)
Nevermind / Nirvana
01.Smells Like Teen Spirit
02.In Bloom
03.Come as You Are
04.Breed
05.Lithium
06.Polly
07.Territorial Pissings
08.Drain You
09.Lounge Act
10.Stay Away
11.On a Plain
12.Something in the Way
当時まったく無名だった彼らは、01.Smells Like Teen Spiritのたった一曲で頂点をつかんでしまったことが、後に彼らのバンド生命(及びカート・コバーンの命)を縮めてしまうという結果を誰も予想しなかったでしょう。このアルバムが発売された時はまだ「グランジ」という言葉はなくて、ジャンル的には「ガレージロック」の新しいスタイルという風に言われていました。でも今考えると、ニルヴァーナのロックとしか言いようがない独立した音楽で、それに対する呼び名として「グランジ」という言葉が生まれたと言えるでしょう。
このアルバムで、ぜひ知っておきたいキーワードとして、「hook」(引っ掛ける)という単語を上げておきましょう。これは、メンバーの中心人物であった、カート・コバーンがこの作品について説明した時に多用した言葉です。彼は、「自分たちのサウンドは、ただノイジーにすることよりも、多くの人にフックするように意識している。」という説明は、非常にわかりやすい表現だったと思います。確かにこのアルバムには、聴いた後で心に引っかかるようなサウンドが多くあります。同じフレーズの繰り返しが効果的な04.Breedや、もっと直感的な07.Territorial Pissingsなどです。このあたりがチープに落ちない所が素晴らしい点だと思います。
最後に、ニルヴァーナは次のアルバム、IN UTEROを発表後に、カート・コバーンの自殺という衝撃的な形で幕を閉じます。同メンバーのデイブ・グロールは、Foo Fightersで現在も活躍中です。、IN UTEROはこれとは比べ物にならないほど破滅的な感じになっていますので、コアな人以外にはオススメできませんね。(まぁ、2ndも一般的にはキツイかもしれないけど。)
※試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1513088
※ニルヴァーナのトリビア
先ほどの「hook」するサウンドは、日本の「少年ナイフ」というロックバンドのサウンドを聴いたのがきっかけだったそうな。「少年ナイフ」は、同じツアーを回った仲みたくいわれてるけど、実際はカートがリスペクトしてたバンドだったんですね。日本ではぜんぜん売れてないけど、USでは長く活躍しています。(ウタダよりも、パフィーよりもね。)
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青い空と緑の草原を駆け抜ける「Mizrock」
2006年9月3日 CDレビュー
ちょうどミヒマルと同じ頃に彼女の1stアルバムを紹介したんですよね。はっきりいって彼女のロックボーカリストとしての才能はハンパじゃないですよ。北欧で音楽活動をしていたMizの2ndアルバムで、タイトルはMizrock。まさに彼女にしか出来ないロックサウンドを展開しています。まだ彼女を知らない人が多いですが、彼女も「来る〜、きっと来る〜」(by貞子)はずです。それではチェックしていきましょう!
来る〜とはいったものの、私は彼女のアルバムを聴いていると、どうも日本だけで活躍したいって感じがしないんですよね。デビューの頃からもう世界に向かって歌っているような感じ。というのも、このアルバムの中でも全編英詩の曲が複数あり、しかも01.Bittersweetなんかシングルとして発表していますし。そして、この曲で見せる彼女の圧倒的な存在感のあるパワーボーカルは只者ではないですね。一方で04.Backseat Babyのようなキャッチーなロックは日本語で表現する。つまり音楽を表現する前に言語を決めないというか、言語に縛られないということなのかな?なんて思います。
さて詳しくレビューしてみると、今回は前作に比べるとだいぶヘビーなサウンドになっています。しかし、彼女のボーカルはその重量を軽く持ち上げるだけの強いボーカルとロックスピリット(これ重要!)があります。テンポは遅いのにものすごいグルーブ感で攻める、08.Give It All Awayや、変則的な12.Welcome to our partyなんかに、そういう強烈なスピリットを感じますね。
一方で、前作のように澄み切った歌い方もできるのが彼女のさらにスゴイところ。夢と希望を爽快に歌った03.In The Skyや、清涼感のある夏を切り取った11.Part Of My Balanceなどは、やはり北欧のイメージがします。
他にもいろんな表情を見せるMizのボーカルがたっぷり楽しめるこのアルバムをぜひ一度聴いてみて欲しいと思います。洋楽のガールズロックとか好きな人は、彼女の全編英詩のリミックス盤、「Dreams」なんか聴くと普通に洋楽として聴けますので、そちらもどうぞ。
※Miz Official Web Site(Discography にて全曲試聴可)
http://www.mizrock.com/
※ひとりごと
上記の公式サイトで、「Backseat Baby」のPVだけフル試聴できるんですよね。たぶん解除し忘れてんじゃないの?今のうち見ておきましょうね。(ちょっちアイドルっぽい仕上がりでもめちゃキュート!)
Mizrock(通常盤) / Miz
01.Bittersweet
02.Eyes Don’t Lie
03.In The Sky
04.Backseat Baby
05.An Ordinary Day
06.What Difference
07.Dreamer
08.Give It All Away
09.In The Rain
10.Yesterday
11.Part Of My Balance
12.Welcome to our party
13.In My Life
14.New Day(English version)
15.In The Sky(English version)
来る〜とはいったものの、私は彼女のアルバムを聴いていると、どうも日本だけで活躍したいって感じがしないんですよね。デビューの頃からもう世界に向かって歌っているような感じ。というのも、このアルバムの中でも全編英詩の曲が複数あり、しかも01.Bittersweetなんかシングルとして発表していますし。そして、この曲で見せる彼女の圧倒的な存在感のあるパワーボーカルは只者ではないですね。一方で04.Backseat Babyのようなキャッチーなロックは日本語で表現する。つまり音楽を表現する前に言語を決めないというか、言語に縛られないということなのかな?なんて思います。
さて詳しくレビューしてみると、今回は前作に比べるとだいぶヘビーなサウンドになっています。しかし、彼女のボーカルはその重量を軽く持ち上げるだけの強いボーカルとロックスピリット(これ重要!)があります。テンポは遅いのにものすごいグルーブ感で攻める、08.Give It All Awayや、変則的な12.Welcome to our partyなんかに、そういう強烈なスピリットを感じますね。
一方で、前作のように澄み切った歌い方もできるのが彼女のさらにスゴイところ。夢と希望を爽快に歌った03.In The Skyや、清涼感のある夏を切り取った11.Part Of My Balanceなどは、やはり北欧のイメージがします。
他にもいろんな表情を見せるMizのボーカルがたっぷり楽しめるこのアルバムをぜひ一度聴いてみて欲しいと思います。洋楽のガールズロックとか好きな人は、彼女の全編英詩のリミックス盤、「Dreams」なんか聴くと普通に洋楽として聴けますので、そちらもどうぞ。
※Miz Official Web Site(Discography にて全曲試聴可)
http://www.mizrock.com/
※ひとりごと
上記の公式サイトで、「Backseat Baby」のPVだけフル試聴できるんですよね。たぶん解除し忘れてんじゃないの?今のうち見ておきましょうね。(ちょっちアイドルっぽい仕上がりでもめちゃキュート!)
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一番好きな外国の女性歌手はマイアミ・ガール
2006年8月30日 CDレビュー
初期のホイットニーも凄かったけど、私が一番好きな外国の女性歌手は誰?と聴かれたら、即答でグロリア・エステファンと答えるでしょう。80年後半から90年前半にかけての彼女は、歌、ルックス、リズム感など、どれをとってもパーフェクトでしたね。私は当時、MTVで初めてマイアミ公演での1,2,3 [Remix]のPVを見たとき、音楽のもつ普遍的な「楽しさ」を彼女の生き生きとしたパフォーマンスを見て感動したことをハッキリ記憶しています。歌姫というよりは、もっと親しみの持てるお姉さんといった雰囲気。日本にも80年代に来日しています。
現在、彼女のベスト盤は2枚出ていますが、この全盛期だった1枚目の方がオススメ。ベストというに相応しい内容です。全米No.1ソングが、04.1,2,3 [Remix]と、06.Anything for You。ソロ名義として発表した09.Don’t Wanna Lose Youも数週間連続1位でしたね。(このPVが芸術的なんだわ、これが!)
もちろんNo.1ではなくてもヒット曲があって、彼女がマイアミサウンドマシーンというバンド時代に大ヒットした、01.Congaは、ラテンサウンドを初めてポップにした斬新な音楽で注目されるきっかけとなった曲です。情熱的なサウンドも魅力でしたが、私が特に彼女に惹かれたのは、透き通るボーカルが流れる水のように入り込んでくるバラードソング。03.Can’t Stay Away from Youとか、ソロ時代の07.Here We Areあたりは、パワー重視のアメリカ人にはない感性だと思います。
そうそう。彼女を知るのに重要なポイントとして、彼女は内戦のあったキューバからの西海岸へ移民したクバーナ(キューバ人)なんですね。だから、彼女の母国語はスペイン語になるわけです。そんな想いを込めて、スペイン語バージョンでの録音も多数あり、多くの移民系の人たちから尊敬されているだけでなく、ソロ名義発売後の大事故によって再起不能状態から壮絶なリハビリで奇跡的に復活を遂げたということも多くのアメリカ人からも、音楽活動以外でも尊敬されています。
まぁ、彼女について語りだすと長くなるので、この辺でやめますが、この夏にぜひ紹介したかったアルバム。(苦笑:もう夏終わりかけてるよ。)特別にYoutubeで超お宝映像見つけたので、リンクしておきます。ぜひ試聴してみてください。
※試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1087604
※事故に会う前の絶頂期のマイアミ公演(動画)
Gloria Estefan Greatest hits
01.Conga
02.Words Get in the Way
03.Can’t Stay Away from You
04.1,2,3 [Remix]
05.Rhythm Is Gonna Get You
06.Anything for You
07.Here We Are
08.Get on Your Feet
09.Don’t Wanna Lose You
10.Coming Out of the Dark
11.Christmas Through Your Eyes [#]
12.I See Your Smile [#]
13.Go Away [#]
14.Always Tomorrow [#]
現在、彼女のベスト盤は2枚出ていますが、この全盛期だった1枚目の方がオススメ。ベストというに相応しい内容です。全米No.1ソングが、04.1,2,3 [Remix]と、06.Anything for You。ソロ名義として発表した09.Don’t Wanna Lose Youも数週間連続1位でしたね。(このPVが芸術的なんだわ、これが!)
もちろんNo.1ではなくてもヒット曲があって、彼女がマイアミサウンドマシーンというバンド時代に大ヒットした、01.Congaは、ラテンサウンドを初めてポップにした斬新な音楽で注目されるきっかけとなった曲です。情熱的なサウンドも魅力でしたが、私が特に彼女に惹かれたのは、透き通るボーカルが流れる水のように入り込んでくるバラードソング。03.Can’t Stay Away from Youとか、ソロ時代の07.Here We Areあたりは、パワー重視のアメリカ人にはない感性だと思います。
そうそう。彼女を知るのに重要なポイントとして、彼女は内戦のあったキューバからの西海岸へ移民したクバーナ(キューバ人)なんですね。だから、彼女の母国語はスペイン語になるわけです。そんな想いを込めて、スペイン語バージョンでの録音も多数あり、多くの移民系の人たちから尊敬されているだけでなく、ソロ名義発売後の大事故によって再起不能状態から壮絶なリハビリで奇跡的に復活を遂げたということも多くのアメリカ人からも、音楽活動以外でも尊敬されています。
まぁ、彼女について語りだすと長くなるので、この辺でやめますが、この夏にぜひ紹介したかったアルバム。(苦笑:もう夏終わりかけてるよ。)特別にYoutubeで超お宝映像見つけたので、リンクしておきます。ぜひ試聴してみてください。
※試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1087604
※事故に会う前の絶頂期のマイアミ公演(動画)
Special tanks for Youtube User
●1,2,3 [Remix]
http://www.youtube.com/watch?v=kgVPRc5FBtk
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「洋楽っていいなぁ〜」って心から思った名盤
2006年8月28日 CDレビュー
やっぱり、この頃のホイットニー・ヒューストンは凄かったなぁ・・・。時に激しく、時にやさしく、といった変幻自在のボーカル、そしてノンジャンルでたくさんの人が口ずさめるメロディーといい、まさにパーフェクト。正直、1stとこの2ndを聴かずしてベスト盤なんてありえないから。2枚組のベスト買うなら、1stと2ndで2枚買えばいい。それくらい強烈な名盤なんです。特に邦楽だけしか聴かない人にぜひ勧めたいですね。
今日は2ndアルバムの方なんですが、これがもうバカ売れしたんですよ。ここで彼女はスーパースターの地位を確立した決定的な名盤です。(ボディーガードなんてまだまだ後の話)それではさっそく解説を。まず、このアルバムは初登場で全米No.1になるという歴史的な偉業を成し遂げた一枚なんです。さらにこの中から実に7曲がNo.1ソングになるという快挙。さっそくチェックしていきましょう。
やはり一曲目の01.I Wanna Dance With Somebody (Who Loves Me)(邦題:すてきなSomebody)は80’sの正統派ややディスコテックなポップス。さらに05.So Emotional(邦題:やさしくエモーション:実際は激しいが。)では70年代のソウルの女王、アレサ・フランクリンとのツインボーカルには圧巻。この曲でアレサの後を継ぐのは彼女だと多くの人は認識したはずです。
しかし、彼女の醍醐味はやはり力強く歌い上げるバラード曲。04.Didn’t We Almost Have It All(邦題:恋のアドバイス)と、08.You’re Still My Manの2曲を聴けば、しばらく絶句します。(少なくとも私はした!)
でも、私が本当にこの人はすんごい歌手だと思ったのは、ミドルナンバーです。こんなにやさしく歌を歌う人に出会わなかったし。02.Just the Lonely Talking Againはイントロから30秒以内でやさしい気持ちになれます。そして私が当時一番好きだった09.For the Love of You。まるで、ビーチのさざ波とそよ風の中へいる様な風景が見えてくるようです。(鳥のさえずりなどの効果音がまたうまく使われているんです。)アイズレー・Bのカバーだなんて知らなかったけど、もうどうでもいいレベル。
これを聴いたのは高校生になったばかりぐらいだっけ?当時好きだった女の子もホイットニーが好きで、よく授業中に話して怒られたっけ・・・今のホイットニーはたぶん逆にこんな風にピュアに歌えないんだろーな。寂しいけどしょうがないよね。せめてタイーホされるようなことはして欲しくなかったけど。
とにかく、この1987年発表のUSを代表する名盤を聴いて見てください。(ボディーガードの頃と聴き比べるのはツウです。)
※試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1109828
※関連過去記事(ボディーガード)
http://diarynote.jp/d/57127/20050107.html
Whitney 2 / Whitney Houston
01.I Wanna Dance With Somebody (Who Loves Me)
02.Just the Lonely Talking Again
03.Love Will Save the Day
04.Didn’t We Almost Have It All
05.So Emotional
06.Where You Are
07.Love Is a Contact Sport
08.You’re Still My Man
09.For the Love of You
10.Where Do Broken Hearts Go
11.I Know Him So Well
今日は2ndアルバムの方なんですが、これがもうバカ売れしたんですよ。ここで彼女はスーパースターの地位を確立した決定的な名盤です。(ボディーガードなんてまだまだ後の話)それではさっそく解説を。まず、このアルバムは初登場で全米No.1になるという歴史的な偉業を成し遂げた一枚なんです。さらにこの中から実に7曲がNo.1ソングになるという快挙。さっそくチェックしていきましょう。
やはり一曲目の01.I Wanna Dance With Somebody (Who Loves Me)(邦題:すてきなSomebody)は80’sの正統派ややディスコテックなポップス。さらに05.So Emotional(邦題:やさしくエモーション:実際は激しいが。)では70年代のソウルの女王、アレサ・フランクリンとのツインボーカルには圧巻。この曲でアレサの後を継ぐのは彼女だと多くの人は認識したはずです。
しかし、彼女の醍醐味はやはり力強く歌い上げるバラード曲。04.Didn’t We Almost Have It All(邦題:恋のアドバイス)と、08.You’re Still My Manの2曲を聴けば、しばらく絶句します。(少なくとも私はした!)
でも、私が本当にこの人はすんごい歌手だと思ったのは、ミドルナンバーです。こんなにやさしく歌を歌う人に出会わなかったし。02.Just the Lonely Talking Againはイントロから30秒以内でやさしい気持ちになれます。そして私が当時一番好きだった09.For the Love of You。まるで、ビーチのさざ波とそよ風の中へいる様な風景が見えてくるようです。(鳥のさえずりなどの効果音がまたうまく使われているんです。)アイズレー・Bのカバーだなんて知らなかったけど、もうどうでもいいレベル。
これを聴いたのは高校生になったばかりぐらいだっけ?当時好きだった女の子もホイットニーが好きで、よく授業中に話して怒られたっけ・・・今のホイットニーはたぶん逆にこんな風にピュアに歌えないんだろーな。寂しいけどしょうがないよね。せめてタイーホされるようなことはして欲しくなかったけど。
とにかく、この1987年発表のUSを代表する名盤を聴いて見てください。(ボディーガードの頃と聴き比べるのはツウです。)
※試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1109828
※関連過去記事(ボディーガード)
http://diarynote.jp/d/57127/20050107.html
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本人よりも取り巻きが賑やカエラ。(sakusaku風に。)
2006年8月22日 CDレビュー
最近、YouTubeでsakusakuを見るのにはまってます。近畿地方ではぜんぜん放送されてないので、多くの関西人はこの番組をみたことがないわけで、私も名前とその人気ぶりだけは聴いてたんだけど、面白い!30代でないとわからんネタばっかりでかなり笑える。そして、この木村カエラくんの2ndアルバムの終わりにもsakusakuのHPが記載されてあります。ブレイクのキッカケとなった番組には間違いないですね。さて、昨年は軽く流していたんですけど、今回はしっかり聴き込んでますのでちゃんとレビューしてみます。
これ、ものすごくよく出来てるんですよね。どの楽曲も完成度はとても高いと思います。ただ、私はこれは3枚目か4枚目でいいんじゃないかなと思うんですよね。というのは、まだカエラくんのボーカルは半熟で、取り巻きが提供した楽曲に追いついてないものもあるように思うんです。(特に後半)で、先にすごくいいと思う曲を挙げてみます。カエラくんの方向性を明確にしたインパクトのある、01.リルラ リルハ。賛否両論くらいある方がアーティストとしては成功だと思うので、私は賛成です。04.BEAT(Album ver.)は奥田民生によるものですが、いつも他のアーティストに渡す曲はテキトーでもカエラくんは特別のよう。ちゃんと似合う服をあつらえたという感じ。以上のシングル曲はやっぱりコーマーシャル的な臭いを感じますが、カエラくんのキャラがそれを違和感のないようにしてしまえる所は彼女のカリスマ的な才能だと思います。
次に、私自身が本当にいいと思う曲は、まずは、07.Youですね。今回のベストトラックではないでしょうか?シングルだったけど、先の2曲よりは地味だったからかヒットしませんでしたが、これで今後のカエラくんへの期待値が高くなりましたね。もう一曲は03.I love hugで、これはポップなアレンジになってますが、カエラくんはわりと丁寧に歌う人なので、こういうやさしさポップが似合ってると思います。
最後にごめんなさい。ダメだしします。全体的にも言えることなんですけど、まだまだ歌えてないと感じる部分もありますね。例えば、09.Deep Blue Skyのような平坦なリズムのものは、もう少し経験がないと難しいと思います。(Salyuの得意分野)タイトル曲の11.Circleも同じで、決定的なものが足りてない。こういう難しい曲にチャレンジする姿勢は認めるけど、まだ若いんだし、いろんな経験を積んだ後に歌ったらまた変わってくるんだと思います。個人的には半分は前作のような単純なピュアロックを継続しつつ、変化を取り入れるのがよかったのではないかと思っています。(本人よりも取り巻きが熱くなっているような気も・・・)
※木村カエラ Official Web Site (Album にて全曲試聴可)
http://columbia.jp/kaela/
※kaela★Blog
http://kaela.jugem.jp/
※オマケリンク(YouTube)
「東京工業大学のうた」
(カエラくんのデスメタル風シャウト必聴ダーイ!:ラピュタネタ注意!)
http://www.youtube.com/watch?v=jiQFn4eNXxY
Circle / 木村カエラ
01.リルラ リルハ
02.tea cup
03.I love hug
04.BEAT(Album ver.)
05.トゥリル トゥリル リカー
06.Twinkle(NANA ver.)
07.You
08.PIONEER
09.Deep Blue Sky
10.Dancing now
11.Circle
12.はちみつ
13.C-hildren
これ、ものすごくよく出来てるんですよね。どの楽曲も完成度はとても高いと思います。ただ、私はこれは3枚目か4枚目でいいんじゃないかなと思うんですよね。というのは、まだカエラくんのボーカルは半熟で、取り巻きが提供した楽曲に追いついてないものもあるように思うんです。(特に後半)で、先にすごくいいと思う曲を挙げてみます。カエラくんの方向性を明確にしたインパクトのある、01.リルラ リルハ。賛否両論くらいある方がアーティストとしては成功だと思うので、私は賛成です。04.BEAT(Album ver.)は奥田民生によるものですが、いつも他のアーティストに渡す曲はテキトーでもカエラくんは特別のよう。ちゃんと似合う服をあつらえたという感じ。以上のシングル曲はやっぱりコーマーシャル的な臭いを感じますが、カエラくんのキャラがそれを違和感のないようにしてしまえる所は彼女のカリスマ的な才能だと思います。
次に、私自身が本当にいいと思う曲は、まずは、07.Youですね。今回のベストトラックではないでしょうか?シングルだったけど、先の2曲よりは地味だったからかヒットしませんでしたが、これで今後のカエラくんへの期待値が高くなりましたね。もう一曲は03.I love hugで、これはポップなアレンジになってますが、カエラくんはわりと丁寧に歌う人なので、こういうやさしさポップが似合ってると思います。
最後にごめんなさい。ダメだしします。全体的にも言えることなんですけど、まだまだ歌えてないと感じる部分もありますね。例えば、09.Deep Blue Skyのような平坦なリズムのものは、もう少し経験がないと難しいと思います。(Salyuの得意分野)タイトル曲の11.Circleも同じで、決定的なものが足りてない。こういう難しい曲にチャレンジする姿勢は認めるけど、まだ若いんだし、いろんな経験を積んだ後に歌ったらまた変わってくるんだと思います。個人的には半分は前作のような単純なピュアロックを継続しつつ、変化を取り入れるのがよかったのではないかと思っています。(本人よりも取り巻きが熱くなっているような気も・・・)
※木村カエラ Official Web Site (Album にて全曲試聴可)
http://columbia.jp/kaela/
※kaela★Blog
http://kaela.jugem.jp/
※オマケリンク(YouTube)
「東京工業大学のうた」
(カエラくんのデスメタル風シャウト必聴ダーイ!:ラピュタネタ注意!)
http://www.youtube.com/watch?v=jiQFn4eNXxY
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昨年のサマソニで観客を魅了した新人バンド
2006年8月19日 CDレビュー
今日は久しぶりにストレートなロックでいってみましょう!昨年のサマソニで新人バンドとは思えないパフォーマンスで観客を虜にしてしまったロックバンド、ROOSTERのデビューアルバムです。OASISとWEEZERとアジカンにリップスライムという黄金のラインナップのちょうど真逆の日程で登場したわけですが、ほとんどの人が彼らのことを知らなかったようで、(私もですけど)いわゆる不意打ちにあったような状態らしく、終わってから話題になったというバンドです。今はちょうど2ndアルバムが日本先行で発売されたばかり。ニューアルバムは店頭の試聴機には置いてあるのをよく見かけますが、私はちょっち様子見してます。とりあえず1stのレビューをしておきます。
実は、彼らがUKのバンドだということを2ndが出てから知りました。てっきりUSだと思ってましたから。というのも、彼らのロックはどう聴いてもアメリカン。全体のサウンドはMAROON5のロックな部分のみを抽出したような感じですが、ボーカルはややソウル気味ですごくカッコイイです。そんな彼らのサウンドを象徴するような01. Joy Rideや、ロックなのにグルーブ感がソウルフルな02. Come Get Someあたりが只者ではない雰囲気です。(どちらもFMでよくかかってましたね。)
また、アメリカのロックが長い間に培ってきた一番オイシイ部分をしっかり継承しているのも彼らの強みで、そういう部分が新人らしからぬ雰囲気をかもし出しているのだと思います。例えば、06. You’re So Right For Meあたりはいまのアメリカが忘れかけているサウンドだと思います。09. On The Roadのギタープレイなんか懐かしさを感じるくらいで、特に80’s〜90’s世代にはたまりません。(これがロックだ!という感じ。)2ndを先に聴かずに、レンタルできますから、これを先に聴いておくことをオススメします。(2ndは試聴したけど、少々マルーン化してました。)
※ROOSTER Official Web Site (BMG JAPAN):Discographyで全曲試聴可
http://www.bmgjapan.com/rooster/
ROOSTER
01. Joy Ride
02. Come Get Some
03. Standing In Line
04. Staring At The Sun
05. To Die For
06. You’re So Right For Me
07. Platinum Blind
08. Deep And Meaningless
09. On The Road
10. She Don’t Make Me Feel
11. Angels Calling
12. Drag The Sunrise Down
実は、彼らがUKのバンドだということを2ndが出てから知りました。てっきりUSだと思ってましたから。というのも、彼らのロックはどう聴いてもアメリカン。全体のサウンドはMAROON5のロックな部分のみを抽出したような感じですが、ボーカルはややソウル気味ですごくカッコイイです。そんな彼らのサウンドを象徴するような01. Joy Rideや、ロックなのにグルーブ感がソウルフルな02. Come Get Someあたりが只者ではない雰囲気です。(どちらもFMでよくかかってましたね。)
また、アメリカのロックが長い間に培ってきた一番オイシイ部分をしっかり継承しているのも彼らの強みで、そういう部分が新人らしからぬ雰囲気をかもし出しているのだと思います。例えば、06. You’re So Right For Meあたりはいまのアメリカが忘れかけているサウンドだと思います。09. On The Roadのギタープレイなんか懐かしさを感じるくらいで、特に80’s〜90’s世代にはたまりません。(これがロックだ!という感じ。)2ndを先に聴かずに、レンタルできますから、これを先に聴いておくことをオススメします。(2ndは試聴したけど、少々マルーン化してました。)
※ROOSTER Official Web Site (BMG JAPAN):Discographyで全曲試聴可
http://www.bmgjapan.com/rooster/
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「戦争と平和」を語り継ぐ魂のコトノハ
2006年8月15日 CDレビュー
今日は終戦記念日でした。今年は「戦争と平和」を考えさせられるすばらしいアルバムがリリースされましたので、今日取り上げることに決めてました。魂のコトノハを今に語り継ぐ女性アーティスト、元ちとせの復帰作品、ハナダイロです。ジャケ写にあるように、この「ハナダイロ(縹色)」というのは、サファイアブルーにあたるもので、「空、海、地球の青の色」ということで、「平和と調和」を意味するものだそうです。
前回のデビュー後に母親になって、復帰した彼女の歌声は明らかに以前とは違う母性に溢れた歌い方になっています。やはりこれぞ元ちとせというナンバーはバラードで輝きます。03.青のレクイエムは宮崎あおい主演映画「初恋」の主題歌でシングルにもなっていますが、魂の振るえるバラードです。松任谷夫妻がプロデュースした06.春のかたみは日本の音楽の一番いい部分を集約した名曲。ユーミンが自分では歌えない歌詞を彼女に託したのではないかと思われるくらいの深いテーマを持った楽曲になっています。
11.祈りから、初回限定盤のみにボーナストラックとして収録された死んだ女の子までが、戦争をふまえた歌です。あえてミドルスローでじわじわと心に染み込んでくる11.祈りは暖かい子守唄のようになっています。でも個人的に一番キタのは、12.語り継ぐことです。これはデビュー時の元ちとせでは、こうはいかなかったと思います。彼女の歌は間違いなくより心の深い所から、聴くもの全てを包んでしまう歌以上の詩が存在するのです。デビュー時よりパワーダウンしているを感じた人は、彼女が心に触れることよりも、包み込むことを選んだからだと思います。人間愛というのは究極的には「母性」に辿り着くのかな?なんて考えてしまいます。
最後は、初回盤しか入ってない、坂本龍一氏と原爆ドームで演奏した13.死んだ女の子*です。ヒロシマで被爆した7歳の女の子が生き返ったような歌詞と歌声はさすがに圧倒的な存在感です。アレンジ次第ではもっと重苦しくなるのでしょうが、ストレートに歌う彼女を、坂本龍一がストリングスなどのアレンジで上手くフォローしています。
もちろん、バラードだけじゃないし、退屈はしないようになっていますが、結果的には語るように歌うナンバーには圧倒される一方で包まれるという初めての体験をしました。ぜひ一度聴いてみてください。
※元ちとせ Official Web Site
http://www.office-augusta.com/hajime/
※試聴はこちら
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Arch/ES/HajimeChitose/
ハナダイロ / 元ちとせ
01.羊のドリー
02.前兆
03.青のレクイエム
04.詠みびと知らず
05.はなだいろ
06.春のかたみ
07.蛍草の夜
08.恐竜の描き方
09.黎明
10.甘露
11.祈り
12.語り継ぐこと
13.死んだ女の子*
前回のデビュー後に母親になって、復帰した彼女の歌声は明らかに以前とは違う母性に溢れた歌い方になっています。やはりこれぞ元ちとせというナンバーはバラードで輝きます。03.青のレクイエムは宮崎あおい主演映画「初恋」の主題歌でシングルにもなっていますが、魂の振るえるバラードです。松任谷夫妻がプロデュースした06.春のかたみは日本の音楽の一番いい部分を集約した名曲。ユーミンが自分では歌えない歌詞を彼女に託したのではないかと思われるくらいの深いテーマを持った楽曲になっています。
11.祈りから、初回限定盤のみにボーナストラックとして収録された死んだ女の子までが、戦争をふまえた歌です。あえてミドルスローでじわじわと心に染み込んでくる11.祈りは暖かい子守唄のようになっています。でも個人的に一番キタのは、12.語り継ぐことです。これはデビュー時の元ちとせでは、こうはいかなかったと思います。彼女の歌は間違いなくより心の深い所から、聴くもの全てを包んでしまう歌以上の詩が存在するのです。デビュー時よりパワーダウンしているを感じた人は、彼女が心に触れることよりも、包み込むことを選んだからだと思います。人間愛というのは究極的には「母性」に辿り着くのかな?なんて考えてしまいます。
最後は、初回盤しか入ってない、坂本龍一氏と原爆ドームで演奏した13.死んだ女の子*です。ヒロシマで被爆した7歳の女の子が生き返ったような歌詞と歌声はさすがに圧倒的な存在感です。アレンジ次第ではもっと重苦しくなるのでしょうが、ストレートに歌う彼女を、坂本龍一がストリングスなどのアレンジで上手くフォローしています。
もちろん、バラードだけじゃないし、退屈はしないようになっていますが、結果的には語るように歌うナンバーには圧倒される一方で包まれるという初めての体験をしました。ぜひ一度聴いてみてください。
※元ちとせ Official Web Site
http://www.office-augusta.com/hajime/
※試聴はこちら
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Arch/ES/HajimeChitose/
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イタリアから究極のカフェボッサコンピアルバム!(再販?)
2006年8月14日 CDレビュー
いやぁ〜、毎日暑いですね〜。実は京都って盆地だから、冬はめっちゃ寒くて、夏は異常に暑いんです。しかも、沖縄みたくカラッと暑いのでなくて、ジメッとしてるんです。うーん、つまり東南アジア系な湿度の高い感じ?本当にまいります。そんなわけで、せめてお部屋の中だけでも涼しい感じにしようということで、今日は最高にクールでお洒落なカフェボッサを厳選して1枚のCDにしたコンピレーションアルバムをご紹介。イタリア3大レーベルの1つSCENARIO musicのアーティストから厳選された1枚です。これ、私が店頭で注文して2ヶ月くらい待たされたんだっけ。最近、アマゾンにジャケ写が登場したのでご紹介できるようになりました。(再販されたのかも?)
このコンピ発売の後に有名になったのは、BRAZILIAN WAXですね。単独でアルバムも出しています。ここでは、01.Samba in seで爽やかに、05.Spesso bossaでは情熱的に歌っています。ボーカルレスなので、フュージョンっぽい感じでもピアノの旋律が印象的なBOSSA NOSTRAの03.The crickets sign for Anamariaは必聴です。時々FMのBGMで使われたりもしてますね。でも、一番の聴き所がやはり、SAFE’NOIREのブラジリアン・パーカッションですね。男性のスキャットをフューチャーした06.Cubanos Y Latinosなんかは最先端の感覚ですね。(といってももう5年前!)この変幻自在のパーカションリズムはクセになると思います。
このBOSSA’N’GOシリーズはRIP Curl Recordings から4枚出ていますが、店頭で見つけるのは難しいと思います。でも再販されているなら置いている店もあるのかも?ワールドミュージックのコーナーが充実しているお店がオススメです。(新星堂とか)
※試聴は本家(イタリー)のSCENARIO music web siteで
http://www.scenariomusic.it
(entra → 上部shopをクリックで一番下にジャケ写があるのでクリック!1曲だけ?と見せかけてイロイロ聴けちゃいます。)
※RIP Curl Recordings
http://www.inpartmaint.com/ripcurl/
BOSSA’N’GO -Drivin’ into the velvet bossa lounge
01.Samba in se (BRAZILIAN WAX)
02.Anju da neve (MICHELE CORCELLA QUINTET)
03.The crickets sign for Anamaria (BOSSA NOSTRA)
04.Week end a Rio (SAFE’NOIRE)
05.Spesso bossa (BRAZILIAN WAX)
06.Cubanos Y Latinos (SAFE’NOIRE)
07.Bari/New York/Rio -solo andata- (COCKTAIL MOOD EXPERIENCE)
08.Linda (SAM PAGLIA)
09.Je t’adore (MONTEFIORI COCKTAIL)
10.Brasileiro Da Gema -The sound of the fevelas- (COCKTAIL MOOD EXPERIENCE)
11.La boutique ultramoderne(SINCLAIR featuring COCKTAIL MOOD)
12.Boundaries(GRAND CENTRAL)
13.Le Spie(extended version)(SINCLAIR featuring COCKTAIL MOOD)
14.Le Sofa’(SAFE’NOIRE)*
このコンピ発売の後に有名になったのは、BRAZILIAN WAXですね。単独でアルバムも出しています。ここでは、01.Samba in seで爽やかに、05.Spesso bossaでは情熱的に歌っています。ボーカルレスなので、フュージョンっぽい感じでもピアノの旋律が印象的なBOSSA NOSTRAの03.The crickets sign for Anamariaは必聴です。時々FMのBGMで使われたりもしてますね。でも、一番の聴き所がやはり、SAFE’NOIREのブラジリアン・パーカッションですね。男性のスキャットをフューチャーした06.Cubanos Y Latinosなんかは最先端の感覚ですね。(といってももう5年前!)この変幻自在のパーカションリズムはクセになると思います。
このBOSSA’N’GOシリーズはRIP Curl Recordings から4枚出ていますが、店頭で見つけるのは難しいと思います。でも再販されているなら置いている店もあるのかも?ワールドミュージックのコーナーが充実しているお店がオススメです。(新星堂とか)
※試聴は本家(イタリー)のSCENARIO music web siteで
http://www.scenariomusic.it
(entra → 上部shopをクリックで一番下にジャケ写があるのでクリック!1曲だけ?と見せかけてイロイロ聴けちゃいます。)
※RIP Curl Recordings
http://www.inpartmaint.com/ripcurl/
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ポテンシャルの高い新人ソウルシンガーに期待!
2006年8月10日 CDレビュー
まだデビューアルバムが出ない、Sonyの隠し玉アーティスト、伊沢麻未の今年の夏のナンバーは、このOrange sunshine。去年のFly Awayもイマイチヒットしなかったですが、彼女のポテンシャルはかなり高く、今後は1stデビューアルバムで話題になり、2ndでドーン!みたいな感じでブレイク予想しています。息の長い活動が出来れば、SAKURAのようなベテランソウルシンガーになりそうな雰囲気さえありますね。
01.Orange sunshineは、タイアップがないだけで、まさに真夏の陽射しの中で伸びやかに歌っているような風景が目に浮かぶ、爽快なナンバー。02. やまない雨はないは、梅雨を考慮してか、雨に似合うしっとりしたやさしいバラードソングになっています。8/30にドロップ予定のシングル、Battlefield of loveも試聴できるようになっていますので、今すぐ下記公式サイトでチェックしてください。
伊沢麻未 Official Web Site (discographyにて試聴可)
http://www.asamiizawa.com/
※関連過去記事(sakura:デフ・テックとコラボ中)
http://diarynote.jp/d/57127/20060601.html
Orange sunshine / 伊沢麻未
01.Orange sunshine
02. やまない雨はない
03. Orange sunshine(thirsty remix)
04. Orange sunshine(Inst.)
01.Orange sunshineは、タイアップがないだけで、まさに真夏の陽射しの中で伸びやかに歌っているような風景が目に浮かぶ、爽快なナンバー。02. やまない雨はないは、梅雨を考慮してか、雨に似合うしっとりしたやさしいバラードソングになっています。8/30にドロップ予定のシングル、Battlefield of loveも試聴できるようになっていますので、今すぐ下記公式サイトでチェックしてください。
伊沢麻未 Official Web Site (discographyにて試聴可)
http://www.asamiizawa.com/
※関連過去記事(sakura:デフ・テックとコラボ中)
http://diarynote.jp/d/57127/20060601.html
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ぶっちゃけ、「なんでもあり!」ってこと!
2006年7月29日 CDレビュー
最近のロックは複雑で難解なものが多いような気がします。それと、日本では「ロック」というとほぼUK系かオルタナ系(ラウド含む)を想像するようになってるみたい。つまり、ソウルを飛び越えてR&Bブームを迎えたのと同じように、R&R(Rock & Roll)をすっ飛ばして、まだ歴史の浅い新ジャンルに飛びつくという、新しいもの至上主義みたいなものが強いと思います。そういう点でいうと、この中ノ森BANDのロックは一昔前のアメリカン・ロックという感じだけど、ほとんどの人がその一昔前を知らないのでは?そういう意味で、彼女たちがサマソニに出ることになったのは、日本のロックシーンにとってはとってもいい刺激になると個人的には思っています。
アルバムのレビューでもよかったんですが、今回は前述の意味を伝えるべく、この1. Whateverだけを一曲レビューで行きます。歌詞も含めて、今一番ロックらしいロックナンバーだと思います。実はこの曲にはUSのアイドルだったケリー・クラークソンをスターにしたJimmy Harryが作曲に加わっているので、他の曲よりも特別に本場の正統派ロックのDNAが継承されてます。そのごくシンプルなロックンロールに中ノ森文子がまた、まじりっけなしのストレートな歌詞を付けています。そう、「Whatever」というサビは、シンプルを過ぎてチープなくらいですが、元々のロックというのは「理屈抜き」っていうのが大原則でも、「意味不明」ではない。そう、それがまさに日本の多くのリスナーが知ったかぶりしている「ロック」であるように思います。最近はガールズロックバンドが増えてきていますが、彼女たちのこの古くて、でも多くの若者には未経験な音楽スタイルをこれからも影ながら応援していきたいと思っています。(またアルバムもレビューします。)
※中ノ森BAND Official Web Site
http://www.teichiku.co.jp/artist/nakanomori/
※中ノ森BAND×中山加奈子(元プリンセス・プリンセス:ギター)
スペシャル対談(by oricon style)
http://www.oricon.co.jp/music/special/060524_02_01.html
※関連過去記事(プリンセス・プリンセス)
http://diarynote.jp/d/57127/20060628.html
※追記:またボチボチ更新再開していきます。不定期ですが、よろしくお願いします。
Whatever / 中ノ森BAND
1. Whatever
2. センチメンタル・プレイス
3. Whatever -Instrumental-
4. センチメンタル・プレイス -Instrumental-
アルバムのレビューでもよかったんですが、今回は前述の意味を伝えるべく、この1. Whateverだけを一曲レビューで行きます。歌詞も含めて、今一番ロックらしいロックナンバーだと思います。実はこの曲にはUSのアイドルだったケリー・クラークソンをスターにしたJimmy Harryが作曲に加わっているので、他の曲よりも特別に本場の正統派ロックのDNAが継承されてます。そのごくシンプルなロックンロールに中ノ森文子がまた、まじりっけなしのストレートな歌詞を付けています。そう、「Whatever」というサビは、シンプルを過ぎてチープなくらいですが、元々のロックというのは「理屈抜き」っていうのが大原則でも、「意味不明」ではない。そう、それがまさに日本の多くのリスナーが知ったかぶりしている「ロック」であるように思います。最近はガールズロックバンドが増えてきていますが、彼女たちのこの古くて、でも多くの若者には未経験な音楽スタイルをこれからも影ながら応援していきたいと思っています。(またアルバムもレビューします。)
※中ノ森BAND Official Web Site
http://www.teichiku.co.jp/artist/nakanomori/
※中ノ森BAND×中山加奈子(元プリンセス・プリンセス:ギター)
スペシャル対談(by oricon style)
http://www.oricon.co.jp/music/special/060524_02_01.html
※関連過去記事(プリンセス・プリンセス)
http://diarynote.jp/d/57127/20060628.html
※追記:またボチボチ更新再開していきます。不定期ですが、よろしくお願いします。
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個性的すぎる女性ソウルシンガー(フェロモン系)
2006年7月24日 CDレビュー
以前一度紹介しましたが、最も個性的な女性ソウルシンガー、RAMJAの4thシングルで、Fly Fly Flyです。これは、かなりいいと思ってます。というのは、今ではもう蔓延といっていいくらいの日本のR&Bのサウンドとは一味違うから。グルーブ感のあるサウンドにキツイ目のボーカルで、全体的に雑な(というか荒っぽい?)感じが、逆に新鮮だと思います。
椎名林檎がソウルシンガーだったらこんな感じ?とか思いますね。彼女の知名度が低いのは、タイアップが無いからでしょう。日本のR&Bもそろそろ出揃った感がする中で、彼女の音楽の方向性は逆行しているように思うかもしれませんが、個人的には応援したいですね。(サウンドでは、チョッパーベースが特にイイ!)下記のサイトで試聴できますので、ぜひ一度試聴してみてください。
※RAMJA Official Web Site(Discographyにて試聴可)
http://www.tkma.co.jp/tjc/j_pop/ramja/
※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20050501.html
Fly Fly Fly / RAMJA
01.Fly Fly Fly
02.悲しみの鳥
椎名林檎がソウルシンガーだったらこんな感じ?とか思いますね。彼女の知名度が低いのは、タイアップが無いからでしょう。日本のR&Bもそろそろ出揃った感がする中で、彼女の音楽の方向性は逆行しているように思うかもしれませんが、個人的には応援したいですね。(サウンドでは、チョッパーベースが特にイイ!)下記のサイトで試聴できますので、ぜひ一度試聴してみてください。
※RAMJA Official Web Site(Discographyにて試聴可)
http://www.tkma.co.jp/tjc/j_pop/ramja/
※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20050501.html
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青空のように澄み切ったハーモニーは「ブルー」
2006年7月23日 CDレビュー
なかなかスッキリ晴れないですねぇ〜。先日はちょっとクサクサしてたので、かなりマニアックに走ってしまいましたが、今回はとってもポピュラーな感じでいきます。UKのボーイズコーラスグループでブルーのベスト盤です。2004年に活動休止に入って、現在はなんと4人ともソロアルバムを出しているという状態です。ただ、解散したということでもないようなビミョーな感じで、その辺の大人の事情も含めて「ブルー」だったのかなと。(苦笑)まぁ、実際のところわからないんでけど・・・
デビューからのヒット曲をTrack11までリリース順に収録。以降は未発表曲と新曲という構成内容で、とっても贅沢な一枚だといえると思います。初のUKチャート1位に輝いた02.Too Closeは、とってもクールなR&Bナンバーですが、NEXTというグループのカバー曲だったそうです。(知らんかった。)で、おそらく日本で一番たくさんオンエアされただろうと思うのは、これまた1位になった03.If You Come Backで、各メンバーが交代で歌う、このサビの部分(and I swear〜ってとこね。) がかっこよすぎて、多くの女性のハートをわしづかみにした名曲。06.Sorry Seems To Be The Hardest Word(邦題:悲しみのバラード)はエルトン・ジョンの名曲を本人を招いてのカバーで、これも1位に輝きました。続いて09.Signed,Sealed,Delivered I’m Yours(邦題:涙を届けて)ではスティーヴィー・ワンダーのカバー曲を本人に加えて、アンジー・ストーンまで参加という大変なことになってます。すごくモータウン風にアレンジしてあるのがポイント。(ブルーの音楽の土台はR&Bなのね〜。)
アルバムに収録されなかったというだけで、ちょっち未発表という雰囲気ではない、13.Get Down On Itは人気女性ラッパー、リル・キムを迎えてクール&ザ・ギャングのディスコソングをヒップホップ風味にアレンジ。メンバーもラップを披露するなど多才な所をアピールしてます。 そして、やたら日本が好きな彼らからのプレゼント的な意味で、16.The Giftを収録。これはなんと槙原敬之のカバーで日本盤にのみ収録されています。
ブルーとしての活動が今後どうなるのかわかりませんが、とりあえずこれで一区切りということでしょうか?それにしても、UKの音楽は日本人好みな感じになってるなぁ〜と思います。洋楽初心者の方や、上品なR&Bがお好みの方にオススメです。
※試聴はこちら(日本公式サイト>Discography)
http://www.toshiba-emi.co.jp/blue/index_j.htm
Best of Blue / Blue
01.All Rise
02.Too Close
03.If You Come Back
04.Fly By II
05.One Love
06.Sorry Seems To Be The Hardest Word (feat. Elton John)
07.U Make Me Wanna
08.Guilty
09.Signed,Sealed,Delivered I’m Yours (feat. Stevie Wonder and Angie Stone)
10.Breathe Easy
11.Bubblin(feat. L.A.D.E)
12.Curtain Falls
13.Get Down On It (feat. Kool & The Gang and Lil Kim)
14.Love At First Sight
15.Best In Me 2004
16.The Gift(*)
17.It’s Alright(*)
デビューからのヒット曲をTrack11までリリース順に収録。以降は未発表曲と新曲という構成内容で、とっても贅沢な一枚だといえると思います。初のUKチャート1位に輝いた02.Too Closeは、とってもクールなR&Bナンバーですが、NEXTというグループのカバー曲だったそうです。(知らんかった。)で、おそらく日本で一番たくさんオンエアされただろうと思うのは、これまた1位になった03.If You Come Backで、各メンバーが交代で歌う、このサビの部分(and I swear〜ってとこね。) がかっこよすぎて、多くの女性のハートをわしづかみにした名曲。06.Sorry Seems To Be The Hardest Word(邦題:悲しみのバラード)はエルトン・ジョンの名曲を本人を招いてのカバーで、これも1位に輝きました。続いて09.Signed,Sealed,Delivered I’m Yours(邦題:涙を届けて)ではスティーヴィー・ワンダーのカバー曲を本人に加えて、アンジー・ストーンまで参加という大変なことになってます。すごくモータウン風にアレンジしてあるのがポイント。(ブルーの音楽の土台はR&Bなのね〜。)
アルバムに収録されなかったというだけで、ちょっち未発表という雰囲気ではない、13.Get Down On Itは人気女性ラッパー、リル・キムを迎えてクール&ザ・ギャングのディスコソングをヒップホップ風味にアレンジ。メンバーもラップを披露するなど多才な所をアピールしてます。 そして、やたら日本が好きな彼らからのプレゼント的な意味で、16.The Giftを収録。これはなんと槙原敬之のカバーで日本盤にのみ収録されています。
ブルーとしての活動が今後どうなるのかわかりませんが、とりあえずこれで一区切りということでしょうか?それにしても、UKの音楽は日本人好みな感じになってるなぁ〜と思います。洋楽初心者の方や、上品なR&Bがお好みの方にオススメです。
※試聴はこちら(日本公式サイト>Discography)
http://www.toshiba-emi.co.jp/blue/index_j.htm
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夢と現実の狭間にある幻想を映し出すヘビーメタル
2006年7月21日 CDレビュー
近畿地方はもうずぅーと雨。さすがに「あはれ」はすっかり通り越して、おてんとう様が恋しいです。夜の雨がちょっとキツイ時とか最悪で、インナーヘッドホンでは雨戸をたたく音がして、なかなか寝られんし、読書してたらぜんぜん眠くならないしで・・・寝れへん時って軽くイライラするよね?そういう時、私はもう思い切ってHEAVYモードにスイッチ入ります。ここで、パワフル系じゃなくて、スピード系を選ぶのがポイント!意外にも、アルバムの途中で寝落ちてる!というわけで、今日はマニアックですが、こんな風に使用用途は多々あると思われるわけで、ご紹介してみます。ドリームシアターの実質的なデビューアルバムで、その筋ではその神業的超テク演奏とともに超傑作とされている、イメージズ・アンド・ワーズです。
ヘビーメタルというと、どうしてもメタリカみたいな怖い人がダミ声で叫んだり、演奏もとにかくノイジーな印象だと思うんですが、彼らのサウンドはそういうのとはだいぶ違うんです。つまり、パワーまかせでなく、洗練されたメロディーと緻密に計算された演奏(これがまた全員が超テク。)を展開する、プログレッシブ・メタルと呼ばれるジャンルで最も高い評価を受けているバンドの一つなんです。もちろんヒット曲とかないですが、見ていきましょう。
やはり、彼らからメタルバンドへの偏見みたいなのが取り去られるのは、02.Another Dayでしょう。ピアノのイントロに静かに透き通るボーカル。中盤には幻想的なギタープレイですっかり夢の中に引き込まれてしまいそうな美しいサウンドを初体験をする方が多いと思います。(さすがに普通のラジオでかかりませんからね。)04.Surroundedも美しいバラードですが、やはり幻想的で壮大なイメージを見せてくれます。
でも、やっぱり夢がいつも健やかな夢でないのと同様に、悪夢を呼び起こすかのような激しいのもあります。このCDではTrack05以降から、もうマニアの世界ですからコメントやめときます。ダメな人はここでストップボタンを押すことになるでしょう。(笑)まぁ、今日は「こんな音楽も世の中にはあるのねん。」みたいでいいと思っています。
ただ、彼らをして、一生に一度くらいは聴いておいた方がいいと思うことは、人間離れした演奏です。こんなギタープレイは聴いたことない!とかドラムは打ち込みでしょ?とかいってしまうくらいキテルんです。これは有名な実話なんですが、自分たちのライブでメタリカのアルバムを1枚まるごと即興で演奏したという驚愕の事実は有名です。そして、これ以降の彼らのアルバムを聴けば、それは充分有り得るなと思うほどの演奏をしてるわけです。世の中広いね・・・
※幻想のヘビーメタルの試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1098403
Images and Words / Dream Theater
01.Pull Me Under
02.Another Day
03.Take the Time
04.Surrounded
05.Metropolis, Pt. 1: The Miracle and the Sleeper
06.Under a Glass Moon
07.Wait for Sleep
08.Learning to Live
ヘビーメタルというと、どうしてもメタリカみたいな怖い人がダミ声で叫んだり、演奏もとにかくノイジーな印象だと思うんですが、彼らのサウンドはそういうのとはだいぶ違うんです。つまり、パワーまかせでなく、洗練されたメロディーと緻密に計算された演奏(これがまた全員が超テク。)を展開する、プログレッシブ・メタルと呼ばれるジャンルで最も高い評価を受けているバンドの一つなんです。もちろんヒット曲とかないですが、見ていきましょう。
やはり、彼らからメタルバンドへの偏見みたいなのが取り去られるのは、02.Another Dayでしょう。ピアノのイントロに静かに透き通るボーカル。中盤には幻想的なギタープレイですっかり夢の中に引き込まれてしまいそうな美しいサウンドを初体験をする方が多いと思います。(さすがに普通のラジオでかかりませんからね。)04.Surroundedも美しいバラードですが、やはり幻想的で壮大なイメージを見せてくれます。
でも、やっぱり夢がいつも健やかな夢でないのと同様に、悪夢を呼び起こすかのような激しいのもあります。このCDではTrack05以降から、もうマニアの世界ですからコメントやめときます。ダメな人はここでストップボタンを押すことになるでしょう。(笑)まぁ、今日は「こんな音楽も世の中にはあるのねん。」みたいでいいと思っています。
ただ、彼らをして、一生に一度くらいは聴いておいた方がいいと思うことは、人間離れした演奏です。こんなギタープレイは聴いたことない!とかドラムは打ち込みでしょ?とかいってしまうくらいキテルんです。これは有名な実話なんですが、自分たちのライブでメタリカのアルバムを1枚まるごと即興で演奏したという驚愕の事実は有名です。そして、これ以降の彼らのアルバムを聴けば、それは充分有り得るなと思うほどの演奏をしてるわけです。世の中広いね・・・
※幻想のヘビーメタルの試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1098403
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雨音へ「flow」する美しい旋律と透明な歌声
2006年7月18日 CDレビュー
最近はもうずーっと雨。しかもちょっとした晴れ間もなく、しんしんと降ってます。強い雨は嫌ですが、上品な雨ならそれはそれで、「いとあはれ」な感じもしますね。昨日は久しぶりに図書館で本を読みました。借りてすぐ帰ることがほとんどなんですが、結構いいもんですねー。雨音をBGM代りにして・・・と言いたいところなんですが、絵本ではしゃぐ子供がいてね。仮にフランス文学を読んでいたとしても、いっきに現実に戻されるわけです。(苦笑)それはさておき、今日は静かな雨音にも似た美しい旋律と、やさしい歌声が魅力的なコリン・メイの1stアルバムで、フライ・アウェイをご紹介です。
ご紹介といっても、私も今年の梅雨入り頃に知った新人のアーティストですが、久しぶりにコレキマシタ。彼女はシンガポール出身でアメリカ在住中に音楽活動をしているそうです。基本的にはピアノメインのやさしいサウンドで、ヒーリングミュージックの手前くらいの絶妙な雰囲気です。特筆すべきはその美しい旋律と彼女のフロウするような歌声で、まるで時計の針の速度さえも遅くしてしまうような魔法を持っているように思えてしまうほどです。
そんな魔法にかけられるためには、01.Fly Awayや05.If You Didn’t Love Meのピアノで始まるイントロだけでも充分なくらいですが、一方で爽快感のあるキャッチーな03.Something About Youのようなややニューカントリーっぽいものもあり、決して退屈しないようになっています。ちなみに私のお気に入りは、美しい音色とコーラスが重なる10.Will You Remember Meとか、シンプルにギター一本で歌われる12.Mr. Beasley (Unplugged)あたり。下記サイトで2分近くも試聴できます。静かにフロウしてみたい気分の方にオススメです。
※Corrinne May Artist Page (CD Baby)
http://www.cdbaby.com/cd/corrinnemay
※Corrinne May Official Web Site
http://www.corrinnemay.com/
Fly Away / Corrinne May
01.Fly Away
02.Same Side of the Moon
03.Something About You
04.Fall to Fly
05.If You Didn’t Love Me
06.Stay On the Road
07.Mr. Beasley
08.All That I Need
09.Walk Away
10.Will You Remember Me
11.Journey
12.Mr. Beasley (Unplugged)
ご紹介といっても、私も今年の梅雨入り頃に知った新人のアーティストですが、久しぶりにコレキマシタ。彼女はシンガポール出身でアメリカ在住中に音楽活動をしているそうです。基本的にはピアノメインのやさしいサウンドで、ヒーリングミュージックの手前くらいの絶妙な雰囲気です。特筆すべきはその美しい旋律と彼女のフロウするような歌声で、まるで時計の針の速度さえも遅くしてしまうような魔法を持っているように思えてしまうほどです。
そんな魔法にかけられるためには、01.Fly Awayや05.If You Didn’t Love Meのピアノで始まるイントロだけでも充分なくらいですが、一方で爽快感のあるキャッチーな03.Something About Youのようなややニューカントリーっぽいものもあり、決して退屈しないようになっています。ちなみに私のお気に入りは、美しい音色とコーラスが重なる10.Will You Remember Meとか、シンプルにギター一本で歌われる12.Mr. Beasley (Unplugged)あたり。下記サイトで2分近くも試聴できます。静かにフロウしてみたい気分の方にオススメです。
※Corrinne May Artist Page (CD Baby)
http://www.cdbaby.com/cd/corrinnemay
※Corrinne May Official Web Site
http://www.corrinnemay.com/
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とにかく「Happy」な気持ちになれるガールズ・バンド
2006年7月16日 CDレビュー
先日ちょこっと書きましたけど、今やたらとガールズ・バンドにはまっているんです。まぁ正確にはR&Bでなくて、女の子のボーカルでのロックバンドという意味なんですが。でも、このブログで何度も紹介しているバンド、Yum!Yum!ORANGEが今のところマイブーム第1位なんです。やっぱり理屈抜きで聴いてて楽しい気分になれるんです。私はミヒマルの次にブレイク予想したんですが、まだ知らない人が多いみたいです。ジャンルが違うだけで、そういう楽しい雰囲気は似ていると思うんだけどなぁ。
ヤムヤムは、ガールズロック・スカバンドなんですね。でもメンバーには男性もいるからか、結構しっかりしたサウンドになっています。また、スカバンドによくありがちなテキトーな演奏でノリだけを追求するといった感じでもなく、かなりちゃんとした楽曲構成になっているのが強みで、ボーカルも含めてかなりの実力派だと言えると思います。メジャーでまだ1枚出しただけですから、これから期待のアーティストです。みなさんは下記のサイトで先取りしておきましょう!これまでのシングルも含めて動画でフル試聴できますよ!(Youtubeじゃないよ。)さっそくチェック!
※Yum!Yum!ORANGE Artist Page (from Sound TV:要Real Audio)
http://www.sound-tv.net/artists/yumyumorange/
※Yum!Yum!ORANGE Official Web Site
http://yumyumorange.jp/
※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20050319.html
http://diarynote.jp/d/57127/20050717.html
※「パッション屋良」って誰?知らんから「おもしろさ」たぶん半減してるわ。お笑いもチェックせなあかんな・・・(苦笑)
Clover / Yum!Yum!ORANGE
01.Clover
02.オレンジワゴン
03.Boy Friend
ヤムヤムは、ガールズロック・スカバンドなんですね。でもメンバーには男性もいるからか、結構しっかりしたサウンドになっています。また、スカバンドによくありがちなテキトーな演奏でノリだけを追求するといった感じでもなく、かなりちゃんとした楽曲構成になっているのが強みで、ボーカルも含めてかなりの実力派だと言えると思います。メジャーでまだ1枚出しただけですから、これから期待のアーティストです。みなさんは下記のサイトで先取りしておきましょう!これまでのシングルも含めて動画でフル試聴できますよ!(Youtubeじゃないよ。)さっそくチェック!
※Yum!Yum!ORANGE Artist Page (from Sound TV:要Real Audio)
http://www.sound-tv.net/artists/yumyumorange/
※Yum!Yum!ORANGE Official Web Site
http://yumyumorange.jp/
※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20050319.html
http://diarynote.jp/d/57127/20050717.html
※「パッション屋良」って誰?知らんから「おもしろさ」たぶん半減してるわ。お笑いもチェックせなあかんな・・・(苦笑)
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汗臭いオヤジの直球ストレート・ロック!
2006年7月12日 CDレビュー
蒸し暑い日が続いていますね。もう普通に立ってるだけで、汗がダラダラ出てきます。Tシャツだけなのにね。さて、今日は世界一汗の臭いがよく似合う四十男、アメリカのロックは彼を無くして語れない、ブライアン・アダムスの2枚目のベストアルバムです。このCDはまさに名曲揃いのベスト・オブ・ベストな内容で、しかもアンプラグドなライブ音源もあったり、あの「オヤジロックの三銃士」が奏でたスーパーバラードありで、大盛りツユダクなことになってます。80’sが青春だったオヤジにはこれがたまらんのです。(爆)
今回のベスト盤は、やんちゃ坊主がこんなオヤジになりましたみたいになってます。やっぱりMTV Unpluggedの2曲がそんな今の彼の姿を現しています。特に03.I’m Readyの勇壮で美しいアレンジは円熟した雰囲気です。(あの笛は和楽器なのかな?)その後にあのイントロであの夏の日が甦るという演出?04.Summer Of ’69はまさに想い出のサマーです。
そして、アメリカを代表する3人のオヤジが奏でるパワーロックバラード、06.All For Love (with Rod Stewart and STING)。映画「三銃士」のテーマソングとなった名曲。この3人がひとつのスタジオで歌う姿を収録したPVは今でも忘れられません。(オヤジたちカッコ良すぎ!サビのコーラスは鳥肌。)同じくスーパーバラードの10.(Everything I Do) I Do It For Youは映画「ロビン・フッド(ケビン・コスナー)」のテーマ曲。結婚式で最もよく使われる感動の名曲。
他にも元スパイスガールズのMelanie Cとの異色デュエットの12.When You’re Goneとか、日本盤のみ収録の16.18 Till I Dieで、しっかりロックしてます。聴きどころ満載のこのCDは夏のマストアイテムだと思います。ロック苦手な人にもオススメ!
※試聴はこちら(US盤)
http://www.towerrecords.com/product.aspx?pfid=2675315
The Best Of Me / Bryan Adams
01.The Best Of Me
02.Can’t Stop This Thing We Started
03.I’m Ready(MTV Unplugged)
04.Summer Of ’69
05.Let’s Make A Night To Remember
06.All For Love (with Rod Stewart and STING)
07.Have You Ever Really Loved A Woman
08.Run To You
09.Cloud Number Nine
10.(Everything I Do) I Do It For You
11.Back To You (MTV Unplugged)
12.When You’re Gone (with Melanie C)
13.Please Forgive Me
14.The Only Thing That Looks Good On Me Is You
15.Inside Out
16.18 Till I Die
今回のベスト盤は、やんちゃ坊主がこんなオヤジになりましたみたいになってます。やっぱりMTV Unpluggedの2曲がそんな今の彼の姿を現しています。特に03.I’m Readyの勇壮で美しいアレンジは円熟した雰囲気です。(あの笛は和楽器なのかな?)その後にあのイントロであの夏の日が甦るという演出?04.Summer Of ’69はまさに想い出のサマーです。
そして、アメリカを代表する3人のオヤジが奏でるパワーロックバラード、06.All For Love (with Rod Stewart and STING)。映画「三銃士」のテーマソングとなった名曲。この3人がひとつのスタジオで歌う姿を収録したPVは今でも忘れられません。(オヤジたちカッコ良すぎ!サビのコーラスは鳥肌。)同じくスーパーバラードの10.(Everything I Do) I Do It For Youは映画「ロビン・フッド(ケビン・コスナー)」のテーマ曲。結婚式で最もよく使われる感動の名曲。
他にも元スパイスガールズのMelanie Cとの異色デュエットの12.When You’re Goneとか、日本盤のみ収録の16.18 Till I Dieで、しっかりロックしてます。聴きどころ満載のこのCDは夏のマストアイテムだと思います。ロック苦手な人にもオススメ!
※試聴はこちら(US盤)
http://www.towerrecords.com/product.aspx?pfid=2675315
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「amanogawa」に願いをこめて・・・
2006年7月7日 CDレビュー
今年の七夕はあいにくのお天気のおかげで、織姫さんと彦星さんも雲の目隠しによって、まさに水入らずで再会されているわけです。それでも地上の人々は願い事だけはきっちりするわけですが、こうした星を崇めるという思想はどうやら中国から来ているそうで、少なくとも奈良時代にはそうした「星祭り」が行われていた記録があるそうです。その頃の「星」に対する多くの人のイメージはどちらかというと「畏怖の念」(得体のしれないモノへの恐れ)から転じて、崇める対象となったのではないかとも言われています。と、星について語ると長くなるので、CDの紹介に。今日は、シング・ライク・トーキングのバンド活動から離れてソロ活動をしている佐藤竹善が自らのルーツをたどる意味で発表したカバーソングアルバム「CORNERSTONES」シリーズ3枚から選曲されたこのCDを取り上げました。
私はこういう寄せ集め的な「企画モノ」には否定的だったりすることが多いんですけど、今回は各アルバムよりもこっちの方がよくまとまっていてオススメです。まず、言っておかなければいけないのは、邦楽・洋楽を含めてあらゆるジャンルに捕われずに、自分の音楽活動において布石(コーナーストーン)となっているものをカバーするのが竹善流なので、邦洋ごちゃまぜとなっています。
最初に驚かされたのはやはり、シングルとして発売された03.amanogawaですね。当時、他の人の曲をシングルで発表するということをした人はいませんでした。しかもそれはSkoop On Somebodyがまだ売れなかった頃(SKOOPという名前でした。)のほとんどの人が知らない曲だったから2度ビックリでした。しかし、カバーで大ヒットするという異例の事態が起きたのは、その後の05.木蘭の涙。J-POPSの基礎となったバンド、スターダスト・レビューの古い名曲を美しくリバイバルし、原曲以上の反響を得ることになりました。オフコースの04.生まれ来る子供たちのためにでは、小田和正だけでなく、途中の語りには松たか子が参加し、よりピースフルな楽曲になっています。
洋楽の方では、エリック・クラプトンの代わりにCharがギターを担当した11.Change The Worldはほぼ原曲どおり。ツアーライブの最終日には2人で演奏を披露したそうです。曲自体はマニアックなようでも、私の世代では絶対に知っている12.Take Good Care Of My Heartは、ホイットニー・ヒューストンのデビューアルバムに収録のアップテンポナンバー。ゲストボーカルにはクラブジャズシーンで活躍中だったakikoが、ベテランの竹善さんに劣らないシャープでクールなボーカルを入れています。
他にも盛りだくさんの内容ですが、わりとしっとりした曲が多いので、穏やかな時間が流れると思います。音楽の楽しみ方が広がる一枚だと思います。レンタルならかなりお得感あると思います。ぜひお試しあれ。
※Sing Like Talking Official Web Site (試聴はDiscography→佐藤竹善)
http://www.universal-music.co.jp/slt/
※関連過去記事(Sing Like Talking)
http://diarynote.jp/d/57127/20050715.html
THE SELECTION OF CORNERSTONES 1995-2004 / 佐藤竹善
01.僕の胸でおやすみ(with 夏川りみ)
02.Something Sad(Japanese Version)
03.amanogawa
04.生まれ来る子供たちのために
05.木蘭の涙(with コブクロ)
06.はじまりはいつも雨
07.Honesty
08.Watcha Gonna Do For Me?
09.What You Won’t Do For Love
10.Desperado
11.Change The World(Char&佐藤竹善)
12.Take Good Care Of My Heart(featuring akiko)
13.Love’s In Need Of Love Today(with TAKE 6)
14.トーキョー・シティー・セレナーデ(ARTHUR’S THEME)
15.Last Christmas
私はこういう寄せ集め的な「企画モノ」には否定的だったりすることが多いんですけど、今回は各アルバムよりもこっちの方がよくまとまっていてオススメです。まず、言っておかなければいけないのは、邦楽・洋楽を含めてあらゆるジャンルに捕われずに、自分の音楽活動において布石(コーナーストーン)となっているものをカバーするのが竹善流なので、邦洋ごちゃまぜとなっています。
最初に驚かされたのはやはり、シングルとして発売された03.amanogawaですね。当時、他の人の曲をシングルで発表するということをした人はいませんでした。しかもそれはSkoop On Somebodyがまだ売れなかった頃(SKOOPという名前でした。)のほとんどの人が知らない曲だったから2度ビックリでした。しかし、カバーで大ヒットするという異例の事態が起きたのは、その後の05.木蘭の涙。J-POPSの基礎となったバンド、スターダスト・レビューの古い名曲を美しくリバイバルし、原曲以上の反響を得ることになりました。オフコースの04.生まれ来る子供たちのためにでは、小田和正だけでなく、途中の語りには松たか子が参加し、よりピースフルな楽曲になっています。
洋楽の方では、エリック・クラプトンの代わりにCharがギターを担当した11.Change The Worldはほぼ原曲どおり。ツアーライブの最終日には2人で演奏を披露したそうです。曲自体はマニアックなようでも、私の世代では絶対に知っている12.Take Good Care Of My Heartは、ホイットニー・ヒューストンのデビューアルバムに収録のアップテンポナンバー。ゲストボーカルにはクラブジャズシーンで活躍中だったakikoが、ベテランの竹善さんに劣らないシャープでクールなボーカルを入れています。
他にも盛りだくさんの内容ですが、わりとしっとりした曲が多いので、穏やかな時間が流れると思います。音楽の楽しみ方が広がる一枚だと思います。レンタルならかなりお得感あると思います。ぜひお試しあれ。
※Sing Like Talking Official Web Site (試聴はDiscography→佐藤竹善)
http://www.universal-music.co.jp/slt/
※関連過去記事(Sing Like Talking)
http://diarynote.jp/d/57127/20050715.html
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「未来」から一年が経って、再び「I LOVE U」
2006年7月4日 CDレビュー
ポカリのCMが頻繁に流れるのを見ると「ああ、夏だな〜」なんて思います。今年は激しい雰囲気(ポルノグラフィティー)ですが、去年のCMの方がなんか今でも印象に残っています。「あれからもう一年経つのかぁ〜」なんてしみじみしながら聴いています。Mr.Childrenが昨年の夏に発表したアルバム、I LOVE Uです。ほとんどの方が手元に持っているんでしょうけど。10年以上やっているバンドなのに常に新鮮さを保っているのはすごいですね。
昨年のポカリのCMで使用されたのは、03.未来。突き抜けるような青空にぴったりのサビが印象的でした。その後にオンエアーされたカップヌードルのCMで、05.and i love youが流れると、今度のミスチルのアルバムは物凄いことになっているのでは?というみんなの期待が現実になったのは夏の終わりごろでした。古いファンならわかる初期のミスチル風な09.Signが2004年のレコード大賞になるということは、やはり彼らの音楽の魅力は世代を超えて支持されているんだなと再認識しました。
シングル以外の曲で個人的なお気に入りは、ストリングスとオルガンが対比的に使われている07.CANDYとか、明らかに近年の小林武史アレンジな13.潜水なんかを聴くと、「おお!エーテルがっ!」なんて言ってしまいそう。(リリィ・シュシュももう古いよね?またレビュー予定ですが。)
やっぱりミスチルもベストだけではもったないバンドですね。ただ、シングル曲が聴きやすいのは確かですが。親子でミスチルファンってのもたくさんいるんだろーな。(苦笑)
※Mr.Children Official Page(只今3曲フル試聴中)
http://www.toysfactory.co.jp/mrchildren/index.html
※今年のポカリのCMはこちら
http://www.otsuka.co.jp/adv/
I LOVE U / Mr.Children
01.Worlds end
02.Monster
03.未来
04.僕らの音
05.and i love you
06.靴ひも
07.CANDY
08.ランニングハイ
09.Sign
10.Door
11.跳べ
12.隔たり
13.潜水
昨年のポカリのCMで使用されたのは、03.未来。突き抜けるような青空にぴったりのサビが印象的でした。その後にオンエアーされたカップヌードルのCMで、05.and i love youが流れると、今度のミスチルのアルバムは物凄いことになっているのでは?というみんなの期待が現実になったのは夏の終わりごろでした。古いファンならわかる初期のミスチル風な09.Signが2004年のレコード大賞になるということは、やはり彼らの音楽の魅力は世代を超えて支持されているんだなと再認識しました。
シングル以外の曲で個人的なお気に入りは、ストリングスとオルガンが対比的に使われている07.CANDYとか、明らかに近年の小林武史アレンジな13.潜水なんかを聴くと、「おお!エーテルがっ!」なんて言ってしまいそう。(リリィ・シュシュももう古いよね?またレビュー予定ですが。)
やっぱりミスチルもベストだけではもったないバンドですね。ただ、シングル曲が聴きやすいのは確かですが。親子でミスチルファンってのもたくさんいるんだろーな。(苦笑)
※Mr.Children Official Page(只今3曲フル試聴中)
http://www.toysfactory.co.jp/mrchildren/index.html
※今年のポカリのCMはこちら
http://www.otsuka.co.jp/adv/
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今年の夏はGIZAが熱い?
2006年7月1日 CDレビュー
この前、三枝夕夏の記事で少し触れましたが、この愛内里菜&三枝夕夏のスペシャルコラボ、100もの扉がなかなか人気のよう。やっぱりこういうジャケ写の感じはイイ!2人ともカワユスなぁ〜。GIZAの女の子はほんとツボだわ。好みのタイプばっかりだ。夏祭りのDVDとか欲しいもんな〜。
アニメ『名探偵コナン』の10周年を記念して企画されたコラボとのことです。愛内里菜の声が特徴が強い(高すぎる?)ので、どうかなって思ってたんですが、三枝夕夏も負けてません。さすが2人とも普段からよく歌ってるなということがわかります。それと案外、相性良いように思うんですけど。また時々聴いてみたいと思いますね。サウンドはもうアニメの主題歌っぽい感じですが、このポピュラーな雰囲気が、結果として2人の魅力を引き出しているようにも思います。GIZAの戦略としては大成功なのではないでしょうか?個人的にはこれで、三枝夕夏の認知度がUPするのではないかなと思ってます。
※試聴はこちら
http://www.bgv.jp/contents/music_detail.php?conts_id=5074
※関連過去記事(さえぐさゆうか)
http://diarynote.jp/d/57127/20060604.html
100もの扉 / 愛内里菜&三枝夕夏(コーラス:スパークリング☆ポイント)
01.100もの扉
02.謎-rearrange version-
03.Still for you love-rearrange version-
04.100もの扉(TV version)
05.100もの扉(Instrumental)
アニメ『名探偵コナン』の10周年を記念して企画されたコラボとのことです。愛内里菜の声が特徴が強い(高すぎる?)ので、どうかなって思ってたんですが、三枝夕夏も負けてません。さすが2人とも普段からよく歌ってるなということがわかります。それと案外、相性良いように思うんですけど。また時々聴いてみたいと思いますね。サウンドはもうアニメの主題歌っぽい感じですが、このポピュラーな雰囲気が、結果として2人の魅力を引き出しているようにも思います。GIZAの戦略としては大成功なのではないでしょうか?個人的にはこれで、三枝夕夏の認知度がUPするのではないかなと思ってます。
※試聴はこちら
http://www.bgv.jp/contents/music_detail.php?conts_id=5074
※関連過去記事(さえぐさゆうか)
http://diarynote.jp/d/57127/20060604.html
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解散から10年。新世代アーティストで甦る「プリプリ」
2006年6月28日 CDレビュー
80年後半に結成され、ガールズバンドで初めて成功をした伝説のロックバンド、Princess Princess(以下:プリプリ)30代の世代にとっては、忘れられない存在です。彼女たちの残した名曲の数々をSonyの新人アーティストたちが全く新しいアレンジでカバーしたCDが発表されましたので、原曲をふまえながらレビューしたいと思います。(左のジャケ写は原曲を集めた方のものなので、このCDとはデザインが異なります。最後の試聴サイトで確認してください。)
プリプリは奥井香(現:岸谷香)がメインボーカルであり、ほとんどの作曲を担当していたメンバーの中心的な存在でした。彼女の描くメロディーラインの美しさは女性ならではの優しさと暖かさに溢れていて、それが約20年経った今でも色あせずに、どんなアレンジでも再び輝きを放つことができるということは素晴らしいことだと思います。また、その一方でプリプリをリアルタイムで知らない世代が自分たちの「らしさ」を活かしながらプリプリの名曲をアレンジしているというのがCDの魅力的なところだと思います。全曲はムリなので、特にお気に入りのものを取り上げましょう。
まず、女性2人組のナチュラルハイのアレンジした05.世界でいちばん熱い夏です。独特の叩きつけるようなピアノが軽快なテンポを生み出してます。原曲では奥井香の突き抜けるボーカルが印象的でしたが、ここではツインボーカルで盛り上げています。かなりGood!
kazamiの07.ジュリアンと伊沢麻未の09.パパはミドルスローのR&Bへと思い切ったアレンジでも違和感なく、むしろメロディーの美しさがよりハッキリしていていい感じです。ちなみに09.パパはヒット曲でなく隠れた名曲で、当時は結婚式でよく歌われたりしました。(歌詞が多くの女性の共感を得ました。)
11.GO AWAY BOY(14 AWAY BOY)は原曲にはなかったフェミニンな雰囲気のポップスで癒してくれるのは町本絵里という女の子(83年生まれ!)私は知りませんでしたけど、どうやら今もプリプリのメンバーがプロデュースにかかわっている様子。
そして、最先端のロックシーンを切り開いている話題のバンド、NIRGILISの13.ジャングル プリンセスは必聴。テクノサウンドで彩りながら、後半はやはりマッシュアップで押し上げるというサウンド創りは、さすがに新世代の感覚がします。これでも原曲の雰囲気は残っているのには驚きます。こういうカバーも出来るというのはかなりの実力派だという証明になると思います。(今度のアルバムは期待大!)
総じて、原曲を知らない若い世代も、よく知っている中年世代も十分楽しめるCDだと思います。また、新しいアーティストたちを知るという意味では、お得な内容だと思います。トリビュートとしないで、「Chlidren」というコンセプトで集めたのは正解だったと思います。同時に出た原曲のCDと聞き比べるのも楽しいかもしれません。あなたもぜひ一度「プリプリ」の音楽に触れてみてはいかが?
※試聴はこちら
http://www.sonymusicshop.jp/detail.asp?goods=SECL000000351
※PRINCESS PRINCESS SPECIAL FAIR
http://www.princess2.net/
14プリンセス - Princess Princess Chlidren -
01.19 GROWING UP -ode to my buddy-(玉置成実)
02.KISS (北出菜奈)
03.Diamonds (ユンナ)
04.M (RYTHEM)
05.世界でいちばん熱い夏(ナチュラルハイ)
06.OH YEAH!(ホイフェスタ)
07.ジュリアン(kazami)
08.パレードしようよ(wiz-us)
09.パパ (伊沢麻未)
10.GET CRAZY! (いきものがかり)
11.GO AWAY BOY(14 AWAY BOY)(町本絵里)
12.SEVEN YEARS AFTER (高田梢枝)
13.ジャングル プリンセス(NIRGILIS)
14.友達のまま(AMADORI)
プリプリは奥井香(現:岸谷香)がメインボーカルであり、ほとんどの作曲を担当していたメンバーの中心的な存在でした。彼女の描くメロディーラインの美しさは女性ならではの優しさと暖かさに溢れていて、それが約20年経った今でも色あせずに、どんなアレンジでも再び輝きを放つことができるということは素晴らしいことだと思います。また、その一方でプリプリをリアルタイムで知らない世代が自分たちの「らしさ」を活かしながらプリプリの名曲をアレンジしているというのがCDの魅力的なところだと思います。全曲はムリなので、特にお気に入りのものを取り上げましょう。
まず、女性2人組のナチュラルハイのアレンジした05.世界でいちばん熱い夏です。独特の叩きつけるようなピアノが軽快なテンポを生み出してます。原曲では奥井香の突き抜けるボーカルが印象的でしたが、ここではツインボーカルで盛り上げています。かなりGood!
kazamiの07.ジュリアンと伊沢麻未の09.パパはミドルスローのR&Bへと思い切ったアレンジでも違和感なく、むしろメロディーの美しさがよりハッキリしていていい感じです。ちなみに09.パパはヒット曲でなく隠れた名曲で、当時は結婚式でよく歌われたりしました。(歌詞が多くの女性の共感を得ました。)
11.GO AWAY BOY(14 AWAY BOY)は原曲にはなかったフェミニンな雰囲気のポップスで癒してくれるのは町本絵里という女の子(83年生まれ!)私は知りませんでしたけど、どうやら今もプリプリのメンバーがプロデュースにかかわっている様子。
そして、最先端のロックシーンを切り開いている話題のバンド、NIRGILISの13.ジャングル プリンセスは必聴。テクノサウンドで彩りながら、後半はやはりマッシュアップで押し上げるというサウンド創りは、さすがに新世代の感覚がします。これでも原曲の雰囲気は残っているのには驚きます。こういうカバーも出来るというのはかなりの実力派だという証明になると思います。(今度のアルバムは期待大!)
総じて、原曲を知らない若い世代も、よく知っている中年世代も十分楽しめるCDだと思います。また、新しいアーティストたちを知るという意味では、お得な内容だと思います。トリビュートとしないで、「Chlidren」というコンセプトで集めたのは正解だったと思います。同時に出た原曲のCDと聞き比べるのも楽しいかもしれません。あなたもぜひ一度「プリプリ」の音楽に触れてみてはいかが?
※試聴はこちら
http://www.sonymusicshop.jp/detail.asp?goods=SECL000000351
※PRINCESS PRINCESS SPECIAL FAIR
http://www.princess2.net/
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