ヨーロピアンスタイルの贈り物 「Geofu(ギューフ)」
2008年1月24日 CDレビュー
平井堅やケミストリーから少し遅れて、彗星のように登場したDefSTARの超新生アーティスト、Sowelu(ソエル)。彼女の1stアルバムのGeofuは、ブレイク前に発表されたので、案外聴いていない人も多いと思うんです。さらに、彼女はまだベスト盤を出していないので、下手するとここに収録されている曲をぜんぜん聴いたことがないという人もいるかもしれません。もしそうなら、すごくもったいない話で、路線変更をした3rdよりも先に、この1stをぜひ押さえておきたい所です。ポップで、キュートなサウンドが好きな方は特に必聴の名盤だと思います。
簡単に当時の頃の話を少し。彼女のデビューシングルはおそらく、06.Beautiful Dreamerということになっていると思うんですが、実際には、日本のR&B界を支えた松尾潔氏の企画アルバム、「smooth」に無名の女性シンガーとして名を連ねた時の04.Across My Heartが実質的なデビュー曲となります。ただ、この時点では私も含めて誰も知らなかったし、他のアーティストと比べても、曲自体も地味だったこともあり有名になるまでには至りませんでした。私が初めて出会ったのが、TVドラマの主題歌だった、03.Rainbow (Original Mix)で、このアルバムを手にするきっかけとなりました。
このアルバムは本当にいい曲満載でかなり聴きました。まずシングルでないのが不思議なくらいの01.Shineは、まばゆいくらいピュアなサウンドで、先の03.Rainbow (Original Mix)と似た、初期ソエルならではのユーロ風味なサウンドです。決定的にユーロスタイルなのは、09.Can’t Take My Eyes Off Of You(邦題:君の瞳に恋してる)のカバーで、80’sの雰囲気を意識しながらのクラブサウンドになっています。(相性もバツグンです。)
後に彼女がR&Bの歌姫となることが想像できるのは、SOULHEAD(YOSHIKA)による楽曲で、02.Fortuneと、05.I Wanna Knowですが、このアルバムにあっても違和感ないばかりか、他のポップ色に深みを与えています。最後に個人的なオススメは、10.Call My Nameで、ピュアピュアのミドルスローがオシャレです。昨年はアルバムが出なかった彼女ですが、今年はリリースがあるでしょうし、その前におさらいしておきましょう。
※試聴はこちら
http://www.sonymusicshop.jp/detail.asp?goods=DFCL000001103
Geofu / Sowelu
01.Shine
02.Fortune
03.Rainbow (Original Mix)
04.Across My Heart
05.I Wanna Know
06.Beautiful Dreamer (Album Version)
07.Part Of Me
08.Cc
09.Can’t Take My Eyes Off Of You
10.Call My Name
11.My Dear
12.Breath 〜想いの容量〜
簡単に当時の頃の話を少し。彼女のデビューシングルはおそらく、06.Beautiful Dreamerということになっていると思うんですが、実際には、日本のR&B界を支えた松尾潔氏の企画アルバム、「smooth」に無名の女性シンガーとして名を連ねた時の04.Across My Heartが実質的なデビュー曲となります。ただ、この時点では私も含めて誰も知らなかったし、他のアーティストと比べても、曲自体も地味だったこともあり有名になるまでには至りませんでした。私が初めて出会ったのが、TVドラマの主題歌だった、03.Rainbow (Original Mix)で、このアルバムを手にするきっかけとなりました。
このアルバムは本当にいい曲満載でかなり聴きました。まずシングルでないのが不思議なくらいの01.Shineは、まばゆいくらいピュアなサウンドで、先の03.Rainbow (Original Mix)と似た、初期ソエルならではのユーロ風味なサウンドです。決定的にユーロスタイルなのは、09.Can’t Take My Eyes Off Of You(邦題:君の瞳に恋してる)のカバーで、80’sの雰囲気を意識しながらのクラブサウンドになっています。(相性もバツグンです。)
後に彼女がR&Bの歌姫となることが想像できるのは、SOULHEAD(YOSHIKA)による楽曲で、02.Fortuneと、05.I Wanna Knowですが、このアルバムにあっても違和感ないばかりか、他のポップ色に深みを与えています。最後に個人的なオススメは、10.Call My Nameで、ピュアピュアのミドルスローがオシャレです。昨年はアルバムが出なかった彼女ですが、今年はリリースがあるでしょうし、その前におさらいしておきましょう。
※試聴はこちら
http://www.sonymusicshop.jp/detail.asp?goods=DFCL000001103
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イタリアの空気を詰め込んだ「ワン・バイ・ワン」
2008年1月21日 CDレビュー
寒い・・・。京都の底冷えというヤツは尋常じゃないのだ。骨まで凍みるので、どんなに厚着しても寒い。寒いのは苦手なので早く春になってほしいと思う今日この頃です。さて、今日は今までどうしてレビューをしてなかったのか不思議なCHEMISTRYの3rdアルバムで、One×Oneをピックアップしました。彼らのことを、私はデビュー当初はアーティストとして見れなかったんですよね。これは全くの偏見だったんですが、TV番組の企画で出てきた2人というイメージが強すぎて。そういう勝手な偏見をキレイに取り去ってくれたのが、このアルバムでした。
このアルバムの製作にあたって、二人はイタリアへ出かけたそうで、とにかく和製R&Bの範囲を出なかった彼らのサウンドにいい変化をもたらしたように思います。それは実質的には1曲目の02.Usのキャッチーなイントロから既にその変化に気がつくはずです。さらに、イタリアの空気を詰め込んだような06.Bound for Identity ~dear friend~や、スペインギターのような音でボッサアレンジという12.赤い雲 白い星は、全く新しい試みですが、ケミストリーらしさは押さえてあるので、アルバムの中でも違和感はありません。
以前の作品の延長線にあるのは、シングルだった03.YOUR NAME NEVER GONEのバラード。ケミストリーのお得意ですがいい曲です。あとは、アップテンポな04.my Rivetsはソリッド感溢れるグルーブで、09.Ordinary heroは、アーバンソウルな感じですが、ストリングスで上品なサウンドにしています。この2曲もやはりこれまでとは似て非なるサウンドだと思います。最後に私の好きなのは、CMでもお馴染みの14.アシタヘカエルですね。でも、このアルバムはかなり聴いてますね。ベスト盤だけの方には、ぜひこのアルバムをオススメしたいです。(15.いとしい人はこのアルバムver.の方がいいですよ。)
※試聴はこちら。
http://www.sonymusicshop.jp/detail.asp?goods=DFCL000001201
One×One / CHEMISTRY
01.Intro-lude
02.Us
03.YOUR NAME NEVER GONE
04.my Rivets
05.This age
06.Bound for Identity~dear friend~
07.~Street Sounds of Naples,Italy~
08.meaning of tears
09.Ordinary hero
10.Now or Never(CHEMISTRY meets m-flo)
11.So in Vain
12.赤い雲 白い星
13.Interlude
14.アシタヘカエル
15.いとしい人
このアルバムの製作にあたって、二人はイタリアへ出かけたそうで、とにかく和製R&Bの範囲を出なかった彼らのサウンドにいい変化をもたらしたように思います。それは実質的には1曲目の02.Usのキャッチーなイントロから既にその変化に気がつくはずです。さらに、イタリアの空気を詰め込んだような06.Bound for Identity ~dear friend~や、スペインギターのような音でボッサアレンジという12.赤い雲 白い星は、全く新しい試みですが、ケミストリーらしさは押さえてあるので、アルバムの中でも違和感はありません。
以前の作品の延長線にあるのは、シングルだった03.YOUR NAME NEVER GONEのバラード。ケミストリーのお得意ですがいい曲です。あとは、アップテンポな04.my Rivetsはソリッド感溢れるグルーブで、09.Ordinary heroは、アーバンソウルな感じですが、ストリングスで上品なサウンドにしています。この2曲もやはりこれまでとは似て非なるサウンドだと思います。最後に私の好きなのは、CMでもお馴染みの14.アシタヘカエルですね。でも、このアルバムはかなり聴いてますね。ベスト盤だけの方には、ぜひこのアルバムをオススメしたいです。(15.いとしい人はこのアルバムver.の方がいいですよ。)
※試聴はこちら。
http://www.sonymusicshop.jp/detail.asp?goods=DFCL000001201
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さぁ、一緒に踊りましょう!「ブレイクアウト」
2008年1月18日 CDレビュー
キャメロン・ディアス出演のソフトバンクのCMで、懐かしすぎる名曲がかかっていたので、今日はスウィング・アウト・シスターの記念すべき1stアルバムをピックアップ。アルバム名は、It’s Better to Travelで、CMの曲は、1曲目の01.Breakoutです。この曲は86年のシングルで、日本でのデビュー曲となります。(20年以上前の曲です。)このキャメロン・ディアスのシリーズは今までのもなかなかよかったですが、今回はエレガントな感じが曲のイメージとピッタリでいい感じだと思います。
このスウィング・アウト・シスターというグループは、当初は3人組でした。このアルバムを発表した後にドラムの男性が脱退してから今日まで、コリーン・ドリュリー(Vo.)とアンディ・コーネル(key.)の男女ペアで活動しています。日本で最も有名な曲は、90年代の「あなたにいてほしい(Now You’re Not Here)」だと思いますが、今回のCMでこのアルバムも聞いてみて欲しいですね。(そういう想いも込めつつ記事を書いてるわけですけど。)
さて、アルバムの曲紹介を。まずは、ゴージャスでエレガントにスウィングする01.Breakoutで、UKポップのパイオニア的な曲となりました。同じくキャッチーな06.Fooled by a Smileも当時から日本でもCMで使用されていました。(TAKARA缶チューハイだったかな?3人出演です。)一方で、アーバンな雰囲気でオシャレなミドルスローの02.Twilight Worldには、イントロに東京駅の構内放送が効果音として使用されています。(03.After Hoursの間奏にもあり。)こういうことを思いつくのはすごいことだと当時思ったもんです。
01.Breakoutと対極的な雰囲気の05.Surrenderも名曲で、コリーンのボーカルもかなりアダルトになっていて、アシッドジャズの典型となったサウンドだと思います。後半はかなり実験的なリミックスを収録しています。(1曲がやたら長かったり。)当時のサウンド技術におけるテクノポップと演奏の加減が逆に新鮮にも聴こえます。温故知新というほど古さを感じさせないので、ぜひ聴いてみて欲しい一枚です。
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2000565620
※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20050328.html
It’s Better to Travel / Swing Out Sister
01.Breakout
02.Twilight World [Superb. Superb. Mix]
03.After Hours
04.Blue Mood
05.Surrender
06.Fooled by a Smile
07.Communion
08.It’s Not Enough
09.Theme [From It’s Better to Travel]
10.Breakout [Nad Mix]
11.Surrender [Stuff Gun Mix]
12.Twilight World [Remix]
13.Communion [Instrumental]
このスウィング・アウト・シスターというグループは、当初は3人組でした。このアルバムを発表した後にドラムの男性が脱退してから今日まで、コリーン・ドリュリー(Vo.)とアンディ・コーネル(key.)の男女ペアで活動しています。日本で最も有名な曲は、90年代の「あなたにいてほしい(Now You’re Not Here)」だと思いますが、今回のCMでこのアルバムも聞いてみて欲しいですね。(そういう想いも込めつつ記事を書いてるわけですけど。)
さて、アルバムの曲紹介を。まずは、ゴージャスでエレガントにスウィングする01.Breakoutで、UKポップのパイオニア的な曲となりました。同じくキャッチーな06.Fooled by a Smileも当時から日本でもCMで使用されていました。(TAKARA缶チューハイだったかな?3人出演です。)一方で、アーバンな雰囲気でオシャレなミドルスローの02.Twilight Worldには、イントロに東京駅の構内放送が効果音として使用されています。(03.After Hoursの間奏にもあり。)こういうことを思いつくのはすごいことだと当時思ったもんです。
01.Breakoutと対極的な雰囲気の05.Surrenderも名曲で、コリーンのボーカルもかなりアダルトになっていて、アシッドジャズの典型となったサウンドだと思います。後半はかなり実験的なリミックスを収録しています。(1曲がやたら長かったり。)当時のサウンド技術におけるテクノポップと演奏の加減が逆に新鮮にも聴こえます。温故知新というほど古さを感じさせないので、ぜひ聴いてみて欲しい一枚です。
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2000565620
※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20050328.html
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豪州最強の歌姫 「デルタ・グッドレム」
2008年1月12日 CDレビュー
今日はまたすんごい人をご紹介したいと思います。オーストラリアで人気No.1の美しい歌姫、デルタ・グッドレムです。はっきりいって、デビュー当初のマライア・キャリーを彷彿させるような音域の広さを持つ人です。さらに、声もルックスも美しい女性です。(まだ22歳!)既にUKでも活躍中の彼女の1stと2ndの2枚のアルバムからセレクトしたものを日本盤として発表したのがこれで、当時の2006年には来日しています。(テレビにも出てましたね。)実は私はレンタルで見つけてしまったので借りたのですが、これは買ってもいいCDだと思ってます。
オーストラリアの人口は日本の1/5程度しかないのは、案外知られていないですが、その中でミリオンセラーとなった事実はおそらく、私たちの想像を超えるものだと思います。先にも書きましたが、この日本盤は2枚のアルバムをもとに再構成されたものなので、若干テイストの違う曲が混在していますが、違和感はなく、彼女の魅力が十分に伝わります。透明感のある声がよくわかる01.Born To Tryや、後半に高音域で2段階くらい上がる04.Last Night On Earth、キャッチーでポップな12.My Big Mistakeなどを聴いていると、どうしてもデビュー当初のマライア・キャリーを思い出してしまいます。つまり何を歌っても「完璧」ってことですね。
他方で、彼女にとってはメッセージ性の強いものになった2ndアルバムからの曲は、対照的に憂いのある感じの曲が多く、そこからのNo.1ソング11.Predictableには笑顔は見えない感じですが、声がきれいなのでどこか神秘的にも聴こえたりします。今回の日本盤のための新曲、05.Flawed〜埋まらないパズルは、スター性をアピールするのには十分な壮大なバラードになっています。ただ日本人の好きそうな洋楽という印象も受けました。(いわゆる少し前のセリーヌ系です。)
オススメ層は、UKボーイズグループのような曲が好きな人。洋楽初心者の人にも聴きやすいCDだと思います。あとは声のきれいな美女がお好きな方も?
※デルタ・グッドレム 公式サイト(日本)
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Special/deltagoodrem/
※Delta Goodrem(UKサイト:最新3rdアルバムがリリース!)
http://www.deltagoodrem.com/
※試聴はこちら
http://morawin.jp/package/80312130/SICP01141/
※Born To Try (PV)
http://www.youtube.com/watch?v=nA-plUPT7wM
Innocent Eyes / Delta Goodrem
01.Born To Try
02.Lost Without You
03.A Little Too Late
04.Last Night On Earth
05.Flawed〜埋まらないパズル
06.Almost Here(Duet With Brian McFadden)
07.Extraordinary Day
08.Innocent Eyes
09.Not Me, Not I
10.Never Fades Away
11.Predictable
12.My Big Mistake
13.Be Strong
14.Out Of The Blue
オーストラリアの人口は日本の1/5程度しかないのは、案外知られていないですが、その中でミリオンセラーとなった事実はおそらく、私たちの想像を超えるものだと思います。先にも書きましたが、この日本盤は2枚のアルバムをもとに再構成されたものなので、若干テイストの違う曲が混在していますが、違和感はなく、彼女の魅力が十分に伝わります。透明感のある声がよくわかる01.Born To Tryや、後半に高音域で2段階くらい上がる04.Last Night On Earth、キャッチーでポップな12.My Big Mistakeなどを聴いていると、どうしてもデビュー当初のマライア・キャリーを思い出してしまいます。つまり何を歌っても「完璧」ってことですね。
他方で、彼女にとってはメッセージ性の強いものになった2ndアルバムからの曲は、対照的に憂いのある感じの曲が多く、そこからのNo.1ソング11.Predictableには笑顔は見えない感じですが、声がきれいなのでどこか神秘的にも聴こえたりします。今回の日本盤のための新曲、05.Flawed〜埋まらないパズルは、スター性をアピールするのには十分な壮大なバラードになっています。ただ日本人の好きそうな洋楽という印象も受けました。(いわゆる少し前のセリーヌ系です。)
オススメ層は、UKボーイズグループのような曲が好きな人。洋楽初心者の人にも聴きやすいCDだと思います。あとは声のきれいな美女がお好きな方も?
※デルタ・グッドレム 公式サイト(日本)
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Special/deltagoodrem/
※Delta Goodrem(UKサイト:最新3rdアルバムがリリース!)
http://www.deltagoodrem.com/
※試聴はこちら
http://morawin.jp/package/80312130/SICP01141/
※Born To Try (PV)
http://www.youtube.com/watch?v=nA-plUPT7wM
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「MUSIC MAN SHIP」は出会いを大切にする音楽
2008年1月10日 CDレビュー
そろそろ寒さも和らいで、日中なんかちょっとポカポカする感じの気候になってきましたね。あたたかいの少し前な季節に聴いているのが、このコブクロの2004年のアルバムで、MUSIC MAN SHIPです。もう今では知らない人いないわけですが、2人が同じ商店街でギターを弾いてなかったら、これも聴けてないわけで。そう考えると、人との運命的な出会いは人生を変えるんだなぁ〜なんて思ったり。まぁ、とにかく今の時期にぴったりだと思うので取り上げてみました。
タイトルのMUSIC MAN SHIPというのは、スポーツマン・シップのミュージシャン版ということだそうですが、確かにそういう誠実さが全ての曲でうかがえる、やさしいサウンドですね。01.東京の冬は、冬の街並みが目に映るような歌詞ですが、春を前に希望に溢れる爽やかな曲です。02.Million Filmsもアナログチックな気持ちを思い出させてくれる名曲で、ベスト盤にも収録されています。(2枚組でよかった。)今作で一番有名なのは、04.永遠にともにで、まぁ知らない人はいないでしょうし、説明も不要の代表曲であり、名曲です。
さて、ベスト盤では知り得ない部分でいうと、03.ボーイズ・オン・ザ・ランでしょうか。これは昨年末に「再チャレンジの星」(このコピーは作為的な感じで個人的には違和感があるけど。)ということで、紅白に出場した、馬場俊英のカバーです。コブクロの二人が尊敬するアーティストの一人ということだそうです。劇場型の歌詞と「語り」が懐かしい感じです。ベストに漏れたのが残念なのは、08.エピローグで、ストリート時代に書いた曲だそうです。ギターとストリングスのアレンジが効果的で、心に残るバラードです。11.ここから -Album version-も漏れるには惜しい曲で、力強いドラムスとエレキギターで、フォークというよりも壮大なロックバラードになっています。
最後に、「邦楽にしかない良さ」というものがきっとあると思っていた私にとっては、これは一つの答えとなったアルバムでしたね。彼らはこれからも長く活動できるアーティストだと思います。
※コブクロ Official Web Site(意外なほど地味だ。)
http://www.kobukuro.com/
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2001335430
※コブクロ・スペシャル(Yahoo動画:「Million Films」オススメ!)
http://streaming.yahoo.co.jp/p/t/00107/v00420/
MUSIC MAN SHIP / コブクロ
01.東京の冬
02.Million Films
03.ボーイズ・オン・ザ・ラン
04.永遠にともに
05.Rising
06.光の誓いが聴こえた日
07.DOOR
08.エピローグ
09.HUMMING LIFE
10.この指とまれ!
11.ここから -Album version-
12.毎朝、ボクの横にいて。-sweet drip mix- (BONUS TRUCK)
タイトルのMUSIC MAN SHIPというのは、スポーツマン・シップのミュージシャン版ということだそうですが、確かにそういう誠実さが全ての曲でうかがえる、やさしいサウンドですね。01.東京の冬は、冬の街並みが目に映るような歌詞ですが、春を前に希望に溢れる爽やかな曲です。02.Million Filmsもアナログチックな気持ちを思い出させてくれる名曲で、ベスト盤にも収録されています。(2枚組でよかった。)今作で一番有名なのは、04.永遠にともにで、まぁ知らない人はいないでしょうし、説明も不要の代表曲であり、名曲です。
さて、ベスト盤では知り得ない部分でいうと、03.ボーイズ・オン・ザ・ランでしょうか。これは昨年末に「再チャレンジの星」(このコピーは作為的な感じで個人的には違和感があるけど。)ということで、紅白に出場した、馬場俊英のカバーです。コブクロの二人が尊敬するアーティストの一人ということだそうです。劇場型の歌詞と「語り」が懐かしい感じです。ベストに漏れたのが残念なのは、08.エピローグで、ストリート時代に書いた曲だそうです。ギターとストリングスのアレンジが効果的で、心に残るバラードです。11.ここから -Album version-も漏れるには惜しい曲で、力強いドラムスとエレキギターで、フォークというよりも壮大なロックバラードになっています。
最後に、「邦楽にしかない良さ」というものがきっとあると思っていた私にとっては、これは一つの答えとなったアルバムでしたね。彼らはこれからも長く活動できるアーティストだと思います。
※コブクロ Official Web Site(意外なほど地味だ。)
http://www.kobukuro.com/
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2001335430
※コブクロ・スペシャル(Yahoo動画:「Million Films」オススメ!)
http://streaming.yahoo.co.jp/p/t/00107/v00420/
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NYの一流ミュージシャンがエスコートした「J-POPS」
2008年1月7日 CDレビュー
最近は、「やさしい音楽」や「あたたかい音楽」ばかり選んで聴いています。 どういう音楽がそうなのかというと、やはりちゃんと演奏された音楽ということになると思うんです。そこで、今日は95年にリリースされた古内東子の4枚目のアルバムで、ストレングスを紹介したいと思います。これは彼女が有名になるひとつ前の作品なのですが、なぜかNYのトップ・ミュージシャンが勢揃いして、彼女の音楽をフルサポートしてるんです。デイヴィッド・サンボーン、マイケル・ブレッカーという大物サックス奏者に加えて、ベースではウィル・リーが4曲、ジェームス・ジナスも4曲、極めつけにマーカス・ミラーの名前まで・・・。95年という時代に、まだ日本でも無名だった彼女に、どうしてこれほどの人物が集まってきたのかはわかりませんが、おそらく彼女のアルバムの中で最も素晴らしいサウンドであることは間違いないでしょう。
プロデューサーはマイケル・コリーナで、彼の人脈で集まってきたとも考えられますが、それだけではとうてい不可能な話で、彼女の才能が認められたからこそ実現したと考える方が自然でしょう。アルバムの幕開けである、01.朝はイントロからいきなりマイケル・ブレッカーのテナーが彼女のシルキー・ボイスを最後までエスコートするという贅沢な一曲。一方、03.あえない夜でのエスコート役は、ピアノのボブ・ジェームス。切ないミドルバラードも美しく感じます。(アウトロのピアノが尋常じゃなくキレイ。)
もうかなりおなかいっぱいの所へ、04.今の二人が好きで絶妙の「泣きギター」を披露するのは、デヴィッド・スピノザ。あくまでボーカルを立てるように、控えめでも存在感のある演奏です。09.幸せの形 (Album version)は、躍動感のあるドラムスと、少しチョッパー気味のベースが交じり合う最強の低音域を、オマー・ハキムとウィル・リーが演出し、彼女のシルキーボイスを際立たせるという究極のトラックです。
全部書いてるとキリがないので、この辺にしますが、結論からいうと、このアルバムはありえないですよ。はっきり言ってミラクルです。10年以上前の作品ですけど、まったく古くないし、メロディーも素晴らしくて、J-POPS史上にまれに見る名盤だと思います。海外のジャズ・フュージョンを聴く人は、すでに上記の名前を見ただけで、「これは聴いてみなくては!」という感じだと思いますが、普段から「演奏」を意識しないまま音楽を聴いている人にぜひ聴いて欲しいと思います。なじみ易い音楽で最高の演奏を体感できる数少ないCDだと思うので。ぜひ!
※試聴はこちら
http://morawin.jp/package/80312130/SRCL03306/
Strength / 古内東子
01.朝
02.ストレングス
03.あえない夜
04.今の二人が好き
05.プロミス
06.できるだけ
07.秘密
08.歩き続けよう(Album version)
09.幸せの形 (Album version)
10.雨の水曜日
プロデューサーはマイケル・コリーナで、彼の人脈で集まってきたとも考えられますが、それだけではとうてい不可能な話で、彼女の才能が認められたからこそ実現したと考える方が自然でしょう。アルバムの幕開けである、01.朝はイントロからいきなりマイケル・ブレッカーのテナーが彼女のシルキー・ボイスを最後までエスコートするという贅沢な一曲。一方、03.あえない夜でのエスコート役は、ピアノのボブ・ジェームス。切ないミドルバラードも美しく感じます。(アウトロのピアノが尋常じゃなくキレイ。)
もうかなりおなかいっぱいの所へ、04.今の二人が好きで絶妙の「泣きギター」を披露するのは、デヴィッド・スピノザ。あくまでボーカルを立てるように、控えめでも存在感のある演奏です。09.幸せの形 (Album version)は、躍動感のあるドラムスと、少しチョッパー気味のベースが交じり合う最強の低音域を、オマー・ハキムとウィル・リーが演出し、彼女のシルキーボイスを際立たせるという究極のトラックです。
全部書いてるとキリがないので、この辺にしますが、結論からいうと、このアルバムはありえないですよ。はっきり言ってミラクルです。10年以上前の作品ですけど、まったく古くないし、メロディーも素晴らしくて、J-POPS史上にまれに見る名盤だと思います。海外のジャズ・フュージョンを聴く人は、すでに上記の名前を見ただけで、「これは聴いてみなくては!」という感じだと思いますが、普段から「演奏」を意識しないまま音楽を聴いている人にぜひ聴いて欲しいと思います。なじみ易い音楽で最高の演奏を体感できる数少ないCDだと思うので。ぜひ!
※試聴はこちら
http://morawin.jp/package/80312130/SRCL03306/
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センチメンタルを歌う声は「ファルセット」
2008年1月3日 CDレビュー
ソウルシンガーの中で、最も高度なボーカルスタイルとして、「ファルセット」と呼ばれるものがあります。基本的には超高音を保ちながら少し「裏声」のようなかすれた声を重ねるというもので、これを正確にこなせる人は海外でも数少ない存在といえます。日本でも空前のソウルブームを迎えましたが、ファルセットで歌う人はこの人だけなのではないでしょうか?平井堅のSENTIMENTALoversです。日本中で大ヒットとなった05.瞳をとじても既に4年前のことです。
今回はヒット曲を踏まえずに、彼の歌のうまさを「ファルセット」というキーワードで見ていきたいと思います。一般的にはファルセットというのはコーラスで追加的に導入することが多いのですが、コーラスとサビとで2重にファルセットなのが、04.君が僕に憑依した!!で、これだけはカラオケで歌ってはいけないほど高度なテクニックを披露しています。同じく、06.青春デイズと07.styleもサビからファルセットになってきます。ここで平井堅という人が凄いのは、メインをやりながらファルセットもするという所。いや、もうどこからどこまでがファルセットかもわかりにくいほど、変幻自在のボーカルはあまり例のないスタイルだと思います。
後は、シングルだけだとわかりにくいことですが、彼のボーカルは昔からセクシーな表現を得意としています。ここでは、09.鍵穴で、昔ヒットした「WHY」を超えるくらいの官能的な歌詞です。これも後半でファルセット攻めなので、女性にはさぞかし大変でしょう。(何が?)私は男性なので、そういう男性目線の曲でセンチメンタルな10.nostalgiaという曲がお気に入りです。ギター一本とボーカルというシンプルさこそが、究極にセンチメンタルだと思いました。
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1791571
SENTIMENTALovers / 平井堅
01.思いがかさなるその前に…
02.jealousy
03.言わない関係
04.君が僕に憑依した!!
05.瞳をとじて
06.青春デイズ
07.style
08.signal
09.鍵穴
10.nostalgia
11.キミはともだち
12.センチメンタル
今回はヒット曲を踏まえずに、彼の歌のうまさを「ファルセット」というキーワードで見ていきたいと思います。一般的にはファルセットというのはコーラスで追加的に導入することが多いのですが、コーラスとサビとで2重にファルセットなのが、04.君が僕に憑依した!!で、これだけはカラオケで歌ってはいけないほど高度なテクニックを披露しています。同じく、06.青春デイズと07.styleもサビからファルセットになってきます。ここで平井堅という人が凄いのは、メインをやりながらファルセットもするという所。いや、もうどこからどこまでがファルセットかもわかりにくいほど、変幻自在のボーカルはあまり例のないスタイルだと思います。
後は、シングルだけだとわかりにくいことですが、彼のボーカルは昔からセクシーな表現を得意としています。ここでは、09.鍵穴で、昔ヒットした「WHY」を超えるくらいの官能的な歌詞です。これも後半でファルセット攻めなので、女性にはさぞかし大変でしょう。(何が?)私は男性なので、そういう男性目線の曲でセンチメンタルな10.nostalgiaという曲がお気に入りです。ギター一本とボーカルというシンプルさこそが、究極にセンチメンタルだと思いました。
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1791571
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静かにブルースを語る男
2008年1月2日 CDレビュー
聴きやすい音楽を紹介していくのが、このブログの当初からの目的だったので、今日はこのエリック・クラプトンのベスト盤をご紹介です。ギターの神様と呼ばれる、彼のこのベスト盤は、意外にもギターを主張せずにひたすら耳になじみやすい音楽を一枚に詰め込んであるので、予備知識とか一切なしで聴いてみると、そこには洋楽の持つやさしさと、ポピュラーな部分でのブルース・ギターが楽しめます。おそらく彼の音楽を知らない人に対して、最初に触れてもらうために作成されたようです。もちろん旧知のファンには賛否両論ありましたが、私は広く多くのリスナーに対して時に「あわせる」ということは、自分のジャンルだけに安住せず、それでいて神とまで言われた人の音楽への謙虚な姿勢だと思っています。
まず有名な曲から挙げると、映画「フェノミナン」の主題歌となった、02.Change The Worldです。これは一般的には彼の代表曲となりましたが、彼の作曲ではないことを知る人は案外少ないです。(クラプトンがカバーした作品です。)正しく彼の作品としてのヒット曲は、まず、05.Layla(いとしのレイラ)。ここでは、アンプラグドバージョンのライブ音源で収録されているので、原曲よりも聴きやすくなっています。そして、モノマネする人が必ずこれを歌う(苦笑)、04.Tears In Heavenですが、先に天国へ行った長男に捧げた名曲で、彼はいつも特別な想いで歌っていました。07.Bad Loveは多くのCMで使用されているので、サビだけでも耳にしているはずです。(少し前のスーパードライのCMなど)
前半はアンプラグドを含めて、ポピュラーに徹していましたが、後半からは彼のルーツであるブルースナンバーとなります。ブルースというジャンル自体は古いのですが、ここでは控えめなギターでオシャレなアレンジになっているので、すごく親しみやすいです。それでも、ブルースの良さがわかるバラードの11.Running On Faithはアンプラグドではありますが、神様と呼ばれるブルースギターが堪能できます。他にもありますが、今回のアルバムの趣旨から考えても、ジャンルを意識せずに聴いてみて欲しいと思いますので、この辺で解説もやめておきます。
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/973263
The Clapton Chronicles / Eric Clapton
01.Blue Eyes Blue
02.Change The World
03.My Father’s Eyes
04.Tears In Heaven
05.Layla
06.Pretending
07.Bad Love
08.Before You Accuse Me
09.It’s In The Way That You Use It
10.Forever Man
11.Running On Faith
12.She’s Waiting
13.River Of Tears
14.I Get Lost
15.Wonderful Tonight
まず有名な曲から挙げると、映画「フェノミナン」の主題歌となった、02.Change The Worldです。これは一般的には彼の代表曲となりましたが、彼の作曲ではないことを知る人は案外少ないです。(クラプトンがカバーした作品です。)正しく彼の作品としてのヒット曲は、まず、05.Layla(いとしのレイラ)。ここでは、アンプラグドバージョンのライブ音源で収録されているので、原曲よりも聴きやすくなっています。そして、モノマネする人が必ずこれを歌う(苦笑)、04.Tears In Heavenですが、先に天国へ行った長男に捧げた名曲で、彼はいつも特別な想いで歌っていました。07.Bad Loveは多くのCMで使用されているので、サビだけでも耳にしているはずです。(少し前のスーパードライのCMなど)
前半はアンプラグドを含めて、ポピュラーに徹していましたが、後半からは彼のルーツであるブルースナンバーとなります。ブルースというジャンル自体は古いのですが、ここでは控えめなギターでオシャレなアレンジになっているので、すごく親しみやすいです。それでも、ブルースの良さがわかるバラードの11.Running On Faithはアンプラグドではありますが、神様と呼ばれるブルースギターが堪能できます。他にもありますが、今回のアルバムの趣旨から考えても、ジャンルを意識せずに聴いてみて欲しいと思いますので、この辺で解説もやめておきます。
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/973263
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自信から確信へ。充実の一年を締めくくるバラード。
2007年12月8日 CDレビュー
GIZAで一番の実力者となった愛内里菜のニューシングルです。それにしても彼女は飛躍的に歌がうまくなったと思います。それはたぶん彼女自身が自覚している以上だと思います。今年の彼女はアルバムのリリースはなかったものの、元旦リリースの強烈なロックナンバーで度肝を抜いた、薔薇が咲く 薔薇が散るでボーカリストとしての「自信」が感じられ、前回のMintでは、数年前の彼女からは想像もできないくらいの「余裕」が感じられました。ここまでになると、旧態依然としたGIZAの作曲陣の方が憂いの種になりそうな気もします。
今回は両A面ということで、01.眠れぬ夜には前アルバム「DELIGHT」には無いほどの本格バラードになっています。これを聴いて感じたのは、自信から余裕が出て今は、新たな自信というか確信になったような雰囲気ですね。時計だって1週すれば日が昇るわけですから、来年の彼女はさらなる上昇をするような予感がします。もう一つの02.PARTY TIME PARTY UPですが、これは従来からのファン向けの曲のように思います。みんなが聴きたい愛内里菜という感じですが、個人的には派手な音作りをするほど、彼女の歌のうまさを遮ってしまうという側面があるように思うのですが。
最後に残念極まりないのは、「4種類発売」ですね。去年、大ブレイクしたミヒマルが、これをやってからリスナーが離れたことを知らないはずはないだろうに。彼女の場合は積み上げてきた期間が長いから大丈夫だろうけど、リスナーにとって百害あって一利ないことは控えたほうがいいと思います。(アーティストへのイメージも悪くなる。これは百害程度ではすまない。)
※試聴はYahoo動画で。
http://streaming.yahoo.co.jp/p/t/00102/v03287/
※愛内里菜 Official Web Site
http://www.rina-aiuchi.com/
※関連過去記事「薔薇が咲く 薔薇が散る」
http://diarynote.jp/d/57127/20061209.html
眠れぬ夜に/ PARTY TIME PARTY UP 愛内里菜
01.眠れぬ夜に
02.PARTY TIME PARTY UP
03.眠れぬ夜に(Instrumental)
04.PARTY TIME PARTY UP(Instrumental)
今回は両A面ということで、01.眠れぬ夜には前アルバム「DELIGHT」には無いほどの本格バラードになっています。これを聴いて感じたのは、自信から余裕が出て今は、新たな自信というか確信になったような雰囲気ですね。時計だって1週すれば日が昇るわけですから、来年の彼女はさらなる上昇をするような予感がします。もう一つの02.PARTY TIME PARTY UPですが、これは従来からのファン向けの曲のように思います。みんなが聴きたい愛内里菜という感じですが、個人的には派手な音作りをするほど、彼女の歌のうまさを遮ってしまうという側面があるように思うのですが。
最後に残念極まりないのは、「4種類発売」ですね。去年、大ブレイクしたミヒマルが、これをやってからリスナーが離れたことを知らないはずはないだろうに。彼女の場合は積み上げてきた期間が長いから大丈夫だろうけど、リスナーにとって百害あって一利ないことは控えたほうがいいと思います。(アーティストへのイメージも悪くなる。これは百害程度ではすまない。)
※試聴はYahoo動画で。
http://streaming.yahoo.co.jp/p/t/00102/v03287/
※愛内里菜 Official Web Site
http://www.rina-aiuchi.com/
※関連過去記事「薔薇が咲く 薔薇が散る」
http://diarynote.jp/d/57127/20061209.html
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最高にハートウォーミングな音楽は「EBTG」
2007年11月27日 CDレビュー
本格的に寒くなってきてますね。部屋が暖かくても、独りでさむい・・・なんて方へ、「心もあたたかくしよう!」というわけで、今日は最高にハートウォーミングなCDを愛と勇気を持って?ご紹介です。UKでは有名でキャリアの長い男女ユニットのEverything but the Girl(以下EBTG)のおいしすぎるベスト盤です。本当は以前から紹介したかったんだけど、ジャケ写も試聴もなかったので、お蔵入りになってたんです。それが、音楽配信までしてるし。廃盤になったのかな〜って思ってたんですが、でかしたぞ!テイチク!(リイシューですけど。)
16曲入りは盛りだくさんと思いますけど、60分足らずです。実は彼らの曲(特に初期)は短い曲が多いんですよね。だからアルバム単位だとそこそこ割高感があった中で、このベスト盤はありがたいし、お買い得なわけです。でも本当にお得なのは楽曲の良さをそのままにリテイク(リミックス?)してあるので、一つの作品として楽しむことができます。それでは中身を簡単に説明しましょう。
84年の記念すべきデビュー作の1曲目が、01.Each And Every Oneで、彼らのベスト盤の幕開けに相応しい名曲です。ボッサアレンジのリズムに独特のコーラスワークが既にEBTGの世界になっています。また、シンプルな構成で雰囲気を作り出せるのも彼らの特徴で、03.Fascinationはギター一本にノンコーラスで聴かせます。中期になると柔らかいストリングスを効果的に取り入れるようになり、05.Come On Homeのように幅の広いサウンドになっていきます。後期には、シンセサイザーを取り入れたことで、EBTGのポップスはひとつの完成形を見ます。10.Drivingや、12.Understandingはそれにあたります。13.Twin Citiesはヒットしますが、彼らには珍しくキャッチーなサウンドになりました。
結局、長文になってしまいましたが、中でも名曲なのが、究極のアコースティックといえる、08.I Don’t Want To Talk About It。90年になってからスウィング・アウト・シスターなどが確立したユーロスタイリッシュ・ポップの原型ともいえる、06.Cross My Heartあたりは特筆すべき名曲だと思います。
Track15.16は新録とカバーで、どちらもレアトラックです。とはいえ、これは全曲がレアですけどね。とりあえず、100文は1聴にしかずで、下記のサイトから試聴してみてください。冬には必須のアイテムになると思います。
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2001025720
※「EBTG紙ジャケセット残り僅か!」(HMV 音楽情報)
http://www.hmv.co.jp/news/newsdetail.asp?newsnum=609150134
Home Movies: The Best of Everything but the Girl
01.Each And Every One
02.Another Bridge
03.Fascination
04.Native Land
05.Come On Home
06.Cross My Heart
07.Apron Strings
08.I Don’t Want To Talk About It
09.The Night I Heard Caruso Sing
10.Driving
11.Imagining America
12.Understanding
13.Twin Cities
14.Love Is Strange
15.I Didn’t Know I Was Looking For Love
16.The Only Living Boy In New York
16曲入りは盛りだくさんと思いますけど、60分足らずです。実は彼らの曲(特に初期)は短い曲が多いんですよね。だからアルバム単位だとそこそこ割高感があった中で、このベスト盤はありがたいし、お買い得なわけです。でも本当にお得なのは楽曲の良さをそのままにリテイク(リミックス?)してあるので、一つの作品として楽しむことができます。それでは中身を簡単に説明しましょう。
84年の記念すべきデビュー作の1曲目が、01.Each And Every Oneで、彼らのベスト盤の幕開けに相応しい名曲です。ボッサアレンジのリズムに独特のコーラスワークが既にEBTGの世界になっています。また、シンプルな構成で雰囲気を作り出せるのも彼らの特徴で、03.Fascinationはギター一本にノンコーラスで聴かせます。中期になると柔らかいストリングスを効果的に取り入れるようになり、05.Come On Homeのように幅の広いサウンドになっていきます。後期には、シンセサイザーを取り入れたことで、EBTGのポップスはひとつの完成形を見ます。10.Drivingや、12.Understandingはそれにあたります。13.Twin Citiesはヒットしますが、彼らには珍しくキャッチーなサウンドになりました。
結局、長文になってしまいましたが、中でも名曲なのが、究極のアコースティックといえる、08.I Don’t Want To Talk About It。90年になってからスウィング・アウト・シスターなどが確立したユーロスタイリッシュ・ポップの原型ともいえる、06.Cross My Heartあたりは特筆すべき名曲だと思います。
Track15.16は新録とカバーで、どちらもレアトラックです。とはいえ、これは全曲がレアですけどね。とりあえず、100文は1聴にしかずで、下記のサイトから試聴してみてください。冬には必須のアイテムになると思います。
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2001025720
※「EBTG紙ジャケセット残り僅か!」(HMV 音楽情報)
http://www.hmv.co.jp/news/newsdetail.asp?newsnum=609150134
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はじめまして!「ガンズ・アンド・ローゼズ」です。
2007年11月24日 CDレビュー
当時、高校生だった私に衝撃を与えたハードロック・バンドは間違いなく、Guns N’Roses(以下ガンズ)でした。彼らのデビューアルバムは今でもどんなロックバンドも及ばないと思っています。ただ、ガンズを知っている人は1stを聴いていない人は皆無でしょうけど、逆に知らない人は1stどころかぜんぜん知らないと思うんです。もちろん、CMとかサマソニとかで後で知ることになった人もいるでしょうけど。普通の音楽ファンだと、コワイ人たちだとか、狂気のヘビメタだとか思われていて、敬遠されてしまうような所もあると思います。そんな人にはこのアルバムがピッタリ!コアな曲は省きながらも、有名なヒット曲はうまく押さえているので、まさにご挨拶程度でも十分な内容ですので、紹介したいと思います。
実際、私も最近よく聴いています。選曲にはいろいろ意見が分かれるようですが、14曲というのは適当だと思いますし、選曲もこれだけ集めるには、ミニアルバム含めて4枚のCDが必要で、それを1枚だけで楽しめるのはお得だと思います。彼らはコア以外でもすごくいい曲を残しているので、そういう観点から見ていきましょう。
02.Sweet Child O’Mineはイントロのギターが印象的で最後までメロディアスなミドルナンバー。この曲は女性カントリーの先駆者、シェリル・クロウがカバーして、グラミー受賞しました。(それだけポピュラーな曲だということです。)同じく、03.Patienceもすごくやさしいバラードで、あの口笛を練習した記憶が・・・(苦笑)05.Knockin’On Heaven’s Doorは彼らもカバーだったのですが、近年、日本でも大ヒットした韓国映画「僕の彼女を紹介します」で韓国女性アーティストがカバーした主題歌が有名になったのでご存知の方も多いと思います。
とはいえ、激しいのがガンズですから、18禁かもしれないパンキッシュなボーカルの01.Welcome To The Jungleは類友というべき?P!nkがライブでカバーを披露しています。でも普通にカッコイイのは、07.You Could Be Mineでターミネーター2の主題歌となり話題となりました。私が忘れられないのは、初期メンバーのスタジアムライブ風景を撮ったPVが印象的だった04.Paradise Cityで、会場の人数でなく熱気だけなら「GLAY EXPO」を凌ぐかも?終盤の盛り上がりは悶絶ですけど、一般リスナーにはちょっちヘビーかな?
ガンズは音楽だけでなく、バンド活動でさえ「伝説」ばかりなので、今日はこの辺にしておきます。最近のハードロックにはない魅力がありますので、一度怖がらずにお試しあれ。
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2001159259
※Paradise City PV(YouTube)
http://www.youtube.com/watch?v=OsrDv3K7RNI
Greatest Hits / Guns N’ Roses
01.Welcome To The Jungle
02.Sweet Child O’Mine
03.Patience
04.Paradise City
05.Knockin’On Heaven’s Door
06.Civil War
07.You Could Be Mine
08.Don’t Cry
09.November Rain
10.Live And Let Die
11.Yesterdays
12.Ain’t It Fun
13.Since I Don’t Have You
14.Sympathy For The Devil
実際、私も最近よく聴いています。選曲にはいろいろ意見が分かれるようですが、14曲というのは適当だと思いますし、選曲もこれだけ集めるには、ミニアルバム含めて4枚のCDが必要で、それを1枚だけで楽しめるのはお得だと思います。彼らはコア以外でもすごくいい曲を残しているので、そういう観点から見ていきましょう。
02.Sweet Child O’Mineはイントロのギターが印象的で最後までメロディアスなミドルナンバー。この曲は女性カントリーの先駆者、シェリル・クロウがカバーして、グラミー受賞しました。(それだけポピュラーな曲だということです。)同じく、03.Patienceもすごくやさしいバラードで、あの口笛を練習した記憶が・・・(苦笑)05.Knockin’On Heaven’s Doorは彼らもカバーだったのですが、近年、日本でも大ヒットした韓国映画「僕の彼女を紹介します」で韓国女性アーティストがカバーした主題歌が有名になったのでご存知の方も多いと思います。
とはいえ、激しいのがガンズですから、18禁かもしれないパンキッシュなボーカルの01.Welcome To The Jungleは類友というべき?P!nkがライブでカバーを披露しています。でも普通にカッコイイのは、07.You Could Be Mineでターミネーター2の主題歌となり話題となりました。私が忘れられないのは、初期メンバーのスタジアムライブ風景を撮ったPVが印象的だった04.Paradise Cityで、会場の人数でなく熱気だけなら「GLAY EXPO」を凌ぐかも?終盤の盛り上がりは悶絶ですけど、一般リスナーにはちょっちヘビーかな?
ガンズは音楽だけでなく、バンド活動でさえ「伝説」ばかりなので、今日はこの辺にしておきます。最近のハードロックにはない魅力がありますので、一度怖がらずにお試しあれ。
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2001159259
※Paradise City PV(YouTube)
http://www.youtube.com/watch?v=OsrDv3K7RNI
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夢の中のまっすぐな道
2007年11月19日 CDレビュー
もう冬ですねぇ〜。寒くて寝られないくらい寒いし。で、今年の最初の冬物CDということで、このaikoの6thアルバムで、夢の中のまっすぐな道をピックアップしました。先日の記事は前フリということで。(sakusaku)このアルバムは、彼女が一躍ブレイクした伝説の名盤、「桜の木の下」(春)から始まった四季シリーズのアルバム制作が、前作の「暁のラブレター」(冬)をもって一巡してからの、いわゆる「aiko 第2章」の最初の一歩というべきアルバムになりました。ところが、ジャケ写だけ見ると、冬真っ只中で、このCDの裏面の写真は一面の雪の中に小さい身体の彼女が横向きに立っていてるのですが、最高に美しいショットになっています。で、音楽の方は・・・
当然、冬てんこもりかと思えば、そうでもない感じ。全体的には従来のオリジナリティーの高いaikoサウンドを継承していますね。このあたりで「マンネリ」という人もいましたが、奇抜な曲がなかっただけで、このアルバムは今までのaikoサウンドがひとつの完成形となり、いい感じで大人になったという印象です。
ここからのシングル曲は順番にいくと、PVがちょっと変わってて印象的だった05.かばん、私がaikoで好きな曲調であるピュア・ロック風の11.花風は確か紅白で歌ってたような?12.三国駅はしっとりバラードですが、カブトムシの時とは違って、最後までやさしい歌い方のままでも、力強さがあって、こういう部分でも大人のaikoがわかります。
お気に入りのトラックは、03.エナジー。少しワルツのテンポにストリングスをのせても、彼女のサウンドになっています。イントロなしで始まる10.Smooch!はなかなかユニークですが、なんとなくKANを思い出したのは私だけ?(彼女はKANのファンだったそうですし。)少し90年代のJポップな雰囲気。「お?aikoどうした?」と思わせ気味な13.星物語は今回収録中で最もやさしくて、切ないミドルで、終わりを飾るにふさわしい名曲ですね。
やっぱ、aikoしゃんはすごいね。彼女にしか描けない世界と音楽を確立してるし。こういう人は長い活動が出来る人だと思います。今よりも年明けの冬ぐらいがいいのかも?でも、冬を少しだけ暖かくしてくれるCDだと思います。
※aiko Official Web Site(試聴はシングルだけできます。)
http://aiko.can-d.com/
夢の中のまっすぐな道 / aiko
01.青い光
02.恋人同士
03.エナジー
04.明日もいつも通りに
05.かばん
06.恋の涙
07.ビードロの夜
08.愛のしぐさ
09.ずっと近くに
10.Smooch!
11.花風
12.三国駅
13.星物語
当然、冬てんこもりかと思えば、そうでもない感じ。全体的には従来のオリジナリティーの高いaikoサウンドを継承していますね。このあたりで「マンネリ」という人もいましたが、奇抜な曲がなかっただけで、このアルバムは今までのaikoサウンドがひとつの完成形となり、いい感じで大人になったという印象です。
ここからのシングル曲は順番にいくと、PVがちょっと変わってて印象的だった05.かばん、私がaikoで好きな曲調であるピュア・ロック風の11.花風は確か紅白で歌ってたような?12.三国駅はしっとりバラードですが、カブトムシの時とは違って、最後までやさしい歌い方のままでも、力強さがあって、こういう部分でも大人のaikoがわかります。
お気に入りのトラックは、03.エナジー。少しワルツのテンポにストリングスをのせても、彼女のサウンドになっています。イントロなしで始まる10.Smooch!はなかなかユニークですが、なんとなくKANを思い出したのは私だけ?(彼女はKANのファンだったそうですし。)少し90年代のJポップな雰囲気。「お?aikoどうした?」と思わせ気味な13.星物語は今回収録中で最もやさしくて、切ないミドルで、終わりを飾るにふさわしい名曲ですね。
やっぱ、aikoしゃんはすごいね。彼女にしか描けない世界と音楽を確立してるし。こういう人は長い活動が出来る人だと思います。今よりも年明けの冬ぐらいがいいのかも?でも、冬を少しだけ暖かくしてくれるCDだと思います。
※aiko Official Web Site(試聴はシングルだけできます。)
http://aiko.can-d.com/
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世界が認めた「アジアの歌姫」の原点
2007年11月11日 CDレビュー
これは当時多くのファンの間では、「別に・・・」的な感じで受け止められたんですけど、今振り返ると、こういう彼女の活動がなかったら現在のネクストレベルなボアちゃんはなかったんだなぁ〜というしみじみ思うCDですね。Next Worldというのは、1年や2年先のことではなかったわけですね。やっぱ彼女こそがアジアを代表する歌姫だと思いますね。USのインタビューに英語で答える姿には貫禄みたいなものもありましたし。この子が日本を活動の場所に選んでくれてよかったと思います。
前作の「VALENTI」で大ブレイク。今ほどに日本語も堪能とは言えない状況で、ツアーも全て完璧にこなし、それでいて、従来どおりシングルは「日中韓英」4カ国語でレコーディングするという、とんでもない子だということまでは知ってたんだけど、ここでさらにビックリしたのが、海外アーティストとまでコラボしていたこと。ぜんぜん知らなくて、「この子の時間は3倍速で動いてるのか!」と本当にぶったまげたのを覚えています。
その海外アーティストとのコラボをあげると、まず、03.Flying without wingsで、当時UKで最も人気のあったボーイズボーカルグループのウエストライフとの競演なんですが、壮大なバラードを相手に一歩も劣らず歌っているのに驚きました。(まだメリクリの2年前。)04.Show me what you gotはラジオでやたらオンエアされていて、洋楽の新人さんだと思ってたら、ここに入ってて、「ボアちゃんか!韓流か!q(^^)」というツッコミはまだありませんでしたが、(苦笑)思わずライナーノートで確認したという想い出がありますね。
国内では、01.HOLIDAYでPALM DRIVEという名義ですが、実際はDJ.AKIRAの活動チーム名にラッパーのZEEBRAとBoAちゃんが参加したという感じ。まさかDJがあれだけ歌うとは思わなくて、そっちに軽くビビリましたね。それと忘れちゃいけないのが、大沢伸一のMONDO GROSSOとしてボーカルをとった09.Everything needs love(Piano-pella)なんですが、原曲の完成度が高すぎて、MONDO GROSSOとして出しているPVなんか視覚情報効果も抜群でまさにアートの領域でした。その効果の要がBoAちゃんの歌声だったわけで、脱帽するしかなかったですね。
後の(English Version)4連発でも、10.VALENTI (English Version)は車のCMでこの遅れてきた時期に使用されて、再び話題となるなど、このアルバムは、リミックス以上に意味のあるアルバムになっていると思います。ベスト盤だけ聴いてる人とかにオススメしたいですね。アルバムは聴いてるけど、これは知らないという人は、もったいないですよ。洋楽メインの人にもぜひ!
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1970536
※「Everything Needs Love」圧巻のPV(YouTube)
http://www.youtube.com/watch?v=XVmuq_VHb4c
Next World (CCCD) / BoA
01.HOLIDAY / PALMDRIVE feat.BoA & FIRSTKLAS
02.奇蹟(SOUL’d OUT Remix) / Remixed by SOUL’d OUT
03.Flying without wings / WESTLIFE featuring BoA
04.Show me what you got(DJ WATARAI REMIX)/ BRATZ feat.BoA Remixed by DJ WATARAI
05.JEWEL SONG(AKIRA’S CANTO DIAMANTE VERSION) / BoA & AKIRA
06.Shine We Are! (GROOVE THAT SOUL REMIX) / Remixed by G.T.S
07.flower(D.I’s "Luv hurts"REMIX) / Remixed by Daisuke Imai feat.LISA
08.WINDING ROAD feat. DABO / BoA & DABO
09.Everything needs love feat.BoA(Piano-pella) / MONDO GROSSO
10.VALENTI (English Version)
11.Every Heart (English Version)
12.LISTEN TO MY HEART (English Version)
13.Amazing Kiss (English Version)
前作の「VALENTI」で大ブレイク。今ほどに日本語も堪能とは言えない状況で、ツアーも全て完璧にこなし、それでいて、従来どおりシングルは「日中韓英」4カ国語でレコーディングするという、とんでもない子だということまでは知ってたんだけど、ここでさらにビックリしたのが、海外アーティストとまでコラボしていたこと。ぜんぜん知らなくて、「この子の時間は3倍速で動いてるのか!」と本当にぶったまげたのを覚えています。
その海外アーティストとのコラボをあげると、まず、03.Flying without wingsで、当時UKで最も人気のあったボーイズボーカルグループのウエストライフとの競演なんですが、壮大なバラードを相手に一歩も劣らず歌っているのに驚きました。(まだメリクリの2年前。)04.Show me what you gotはラジオでやたらオンエアされていて、洋楽の新人さんだと思ってたら、ここに入ってて、「ボアちゃんか!韓流か!q(^^)」というツッコミはまだありませんでしたが、(苦笑)思わずライナーノートで確認したという想い出がありますね。
国内では、01.HOLIDAYでPALM DRIVEという名義ですが、実際はDJ.AKIRAの活動チーム名にラッパーのZEEBRAとBoAちゃんが参加したという感じ。まさかDJがあれだけ歌うとは思わなくて、そっちに軽くビビリましたね。それと忘れちゃいけないのが、大沢伸一のMONDO GROSSOとしてボーカルをとった09.Everything needs love(Piano-pella)なんですが、原曲の完成度が高すぎて、MONDO GROSSOとして出しているPVなんか視覚情報効果も抜群でまさにアートの領域でした。その効果の要がBoAちゃんの歌声だったわけで、脱帽するしかなかったですね。
後の(English Version)4連発でも、10.VALENTI (English Version)は車のCMでこの遅れてきた時期に使用されて、再び話題となるなど、このアルバムは、リミックス以上に意味のあるアルバムになっていると思います。ベスト盤だけ聴いてる人とかにオススメしたいですね。アルバムは聴いてるけど、これは知らないという人は、もったいないですよ。洋楽メインの人にもぜひ!
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1970536
※「Everything Needs Love」圧巻のPV(YouTube)
http://www.youtube.com/watch?v=XVmuq_VHb4c
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みんなで歌おう!「すぅ〜すぅ〜ススーディオ!」
2007年10月27日 CDレビュー
今日も秋晴れのいいお天気でした。最近は懐かしい昔の名盤をよく聴いていて、「あーこの頃はよかったなぁ〜」とか「悲しい時期だったなぁ〜」とか。なんだかメランコリーな感じです。で、そんな思い出深い1枚として、このフィル・コリンズのソロとしては大成功をした名盤、ノー・ジャケット・リクワイヤドをピックアップです。70年代はジェネシスというバンドで大活躍だった彼のこのソロアルバムでは、バンド時代のキャッチーなサウンドを継承していますが、既に後のミドルナンバーの名曲を生み出すアーティストに大きく変貌する転換期でもあることが覗える内容になっています。
85年に発表されたこの作品は翌年の「グラミー賞最優秀アルバム賞」を受賞。過去最高セールスを記録。そりゃもう全米No.1ソングてんこ盛りなので当然でしょう。日本でもめちゃめちゃオンエアされていました。特に「ユア・ビューティフル」(ジェームス・ブラント)どころではなかったのが、ハートウォーミングなバラードの05.One More Nightで、○週連続No.1という名曲です。ジェネシス時代を彷彿させる軽快なポップチューンの06.Don’t Lose My Numberも同じく数週間に渡ってNo.1でした。ただ何故かこの曲だけ彼のベスト盤には収録されてないんですよね。あんだけかかってたのに。10.Take Me Homeはちゃんと収録されていますし、01.Sussudio(ススーディオ)も入ってるのにね。
個人的に好きなのは、その01.Sussudioでしたね。今では珍しくもないですが、こういうエレクトリックなドラムサウンドが当時はナウイかったわけです。(当時風に表現してみました。)また、開放感あふれる04.I Don’t Wanna Knowとか晴れた空の下で聴くと気持ちいいです。あとは、この中ではめちゃ地味な曲ですが、元ポリスのスティングとのデュエットとなっている、03.Long Long Way to Goはそういう意味で貴重なトラックですね。
彼の「Hits」というベスト盤も最高にいいんですが、これはまた別の機会に取り上げる予定です。私なら「Hits」の次にはこのCDを薦めると思います。とりあえず、試聴してみてください。
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/3425
※プチ・トリビア
フィルがあるレストランでジャケット着用してなかったため、入店を断られたことを根に持って、このタイトル「Jacket Required」(スーツ着用)の前に「No」をつけたそうな。英国紳士(ジェントルマン)はプライド高いんだね。
No Jacket Required / Phil Collins
01.Sussudio
02.Only You Know and I Know
03.Long Long Way to Go
04.I Don’t Wanna Know
05.One More Night
06.Don’t Lose My Number
07.Who Said I Would
08.Doesn’t Anybody Stay Together Anymore
09.Inside Out
10.Take Me Home
11.We Said Hello, Goodbye (Don’t Look Back)
85年に発表されたこの作品は翌年の「グラミー賞最優秀アルバム賞」を受賞。過去最高セールスを記録。そりゃもう全米No.1ソングてんこ盛りなので当然でしょう。日本でもめちゃめちゃオンエアされていました。特に「ユア・ビューティフル」(ジェームス・ブラント)どころではなかったのが、ハートウォーミングなバラードの05.One More Nightで、○週連続No.1という名曲です。ジェネシス時代を彷彿させる軽快なポップチューンの06.Don’t Lose My Numberも同じく数週間に渡ってNo.1でした。ただ何故かこの曲だけ彼のベスト盤には収録されてないんですよね。あんだけかかってたのに。10.Take Me Homeはちゃんと収録されていますし、01.Sussudio(ススーディオ)も入ってるのにね。
個人的に好きなのは、その01.Sussudioでしたね。今では珍しくもないですが、こういうエレクトリックなドラムサウンドが当時はナウイかったわけです。(当時風に表現してみました。)また、開放感あふれる04.I Don’t Wanna Knowとか晴れた空の下で聴くと気持ちいいです。あとは、この中ではめちゃ地味な曲ですが、元ポリスのスティングとのデュエットとなっている、03.Long Long Way to Goはそういう意味で貴重なトラックですね。
彼の「Hits」というベスト盤も最高にいいんですが、これはまた別の機会に取り上げる予定です。私なら「Hits」の次にはこのCDを薦めると思います。とりあえず、試聴してみてください。
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/3425
※プチ・トリビア
フィルがあるレストランでジャケット着用してなかったため、入店を断られたことを根に持って、このタイトル「Jacket Required」(スーツ着用)の前に「No」をつけたそうな。英国紳士(ジェントルマン)はプライド高いんだね。
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最高のロックボーカルをひき立てる本物のロックギター
2007年10月18日 CDレビュー
久しぶりにちゃんとしたCDレビューを。最近のロックは進化しすぎたのか、どうもロックンロールな感じが少なくないですか?そういうのってダサイんですかね?まぁ、バンド全員が長髪で髪振り乱して〜っていうビジュアル(ファッション)面で言えばそういえなくもないかもしれないけど、私はやっぱロックといえば後はロールでしょ!というわけで、ハードだけどメロディアスなロックで魅了してくれる、このホワイトスネイクのアルバムで、スリップ・オブ・ザ・タングをご紹介です。今回もやっぱり、デビッド・カヴァーデルがいい感じで吼えてます。(笑)
前作のジョン・サイクスとの競演ともいえる最高傑作、サーペンス・アルバスの次にあたる今作に起用されたギタリストは、ロックギタリストのカリスマ、スティーブ・ヴァイ。80年後半はヴァン・ヘイレンを脱退したデビッド・リー・ロスと組んでいたのですが、ちょっとした事情で、この作品に助っ人としてプレイすることになったそうですが、助っ人にしてはいい仕事してます。
ボーカルは同じで、ギタリストが違うだけでこんなに変わるのかと思わせるのは、やはり、スティーブのギターによるところが大きいですね。長い活動の中で見たらサイクスの方があったかもしれませんが、このザクザクしたギター音はまさにハードロックのギターサウンドの原点ともいえます。それでいて、実は要所ですっごいプレイしてるんですよね。ボーカルを立てながら、一歩後ろですんごいことを、いとも簡単にやってるので意外と目立たない。彼はほんと只者じゃないわ。(またかいな!)
ノリノリのロックサウンドなのは、イントロからのせられてしまう02.Cheap An’Nasty。それと、今回もやっぱり吼えてます05.Kittens Got Clawsですね。これが80’sのハードロックですよ。疾走感に重量感が増量してクールです。また、秋の空を思わせるような爽やかなミドルバラードの07.Deeper the Loveは、間奏での短いギターソロが美しすぎて、後半への盛り上げにうまいことバトンを渡しています。楽曲の展開がさすがベテランですね。
後は、セルフカバーとなる03.Fool for Your Lovingも元々名曲ですから触れるに及ばずです。ロックギター好きな私だと、09.Sloe Poke Musicあたり気になりますね。後に孤高のギタリストとしての活躍が少し垣間見えるような感じですね。(そういう意味では少しホワイトスネイクっぽくない感じもしますが。)
商業的に成功したのは、結果的にはサイクス&カヴァーデルの前作でしたが、これもかなりいいですよ。どっちかといえば、こちらのアルバムの方が正統派な作品だといえると思います。ロックギターのお手本ともなる曲が多いし、今のグランジ系ばかり聴いてる人で、ギターサウンドが好きな人に一度聴いてみて欲しいですね。あと、「ハードロックはなんとなく雰囲気が怖い」とか思ってる人にもオススメです。(上記の他にも爽やかな曲ありますよ。)そういえば、ベスト盤もあるけど、前作と今作を足して2で割っただけで、ギタリストが違うので個別に聴く方がいいと思います。
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2000473424
Slip of the Tongue / Whitesnake
01.Slip of the Tongue
02.Cheap An’ Nasty
03.Fool for Your Loving
04.Now You’re Gone
05.Kittens Got Claws
06.Wings of the Storm
07.Deeper the Love
08.Judgment Day
09.Sloe Poke Music
10.Sailing Ships
前作のジョン・サイクスとの競演ともいえる最高傑作、サーペンス・アルバスの次にあたる今作に起用されたギタリストは、ロックギタリストのカリスマ、スティーブ・ヴァイ。80年後半はヴァン・ヘイレンを脱退したデビッド・リー・ロスと組んでいたのですが、ちょっとした事情で、この作品に助っ人としてプレイすることになったそうですが、助っ人にしてはいい仕事してます。
ボーカルは同じで、ギタリストが違うだけでこんなに変わるのかと思わせるのは、やはり、スティーブのギターによるところが大きいですね。長い活動の中で見たらサイクスの方があったかもしれませんが、このザクザクしたギター音はまさにハードロックのギターサウンドの原点ともいえます。それでいて、実は要所ですっごいプレイしてるんですよね。ボーカルを立てながら、一歩後ろですんごいことを、いとも簡単にやってるので意外と目立たない。彼はほんと只者じゃないわ。(またかいな!)
ノリノリのロックサウンドなのは、イントロからのせられてしまう02.Cheap An’Nasty。それと、今回もやっぱり吼えてます05.Kittens Got Clawsですね。これが80’sのハードロックですよ。疾走感に重量感が増量してクールです。また、秋の空を思わせるような爽やかなミドルバラードの07.Deeper the Loveは、間奏での短いギターソロが美しすぎて、後半への盛り上げにうまいことバトンを渡しています。楽曲の展開がさすがベテランですね。
後は、セルフカバーとなる03.Fool for Your Lovingも元々名曲ですから触れるに及ばずです。ロックギター好きな私だと、09.Sloe Poke Musicあたり気になりますね。後に孤高のギタリストとしての活躍が少し垣間見えるような感じですね。(そういう意味では少しホワイトスネイクっぽくない感じもしますが。)
商業的に成功したのは、結果的にはサイクス&カヴァーデルの前作でしたが、これもかなりいいですよ。どっちかといえば、こちらのアルバムの方が正統派な作品だといえると思います。ロックギターのお手本ともなる曲が多いし、今のグランジ系ばかり聴いてる人で、ギターサウンドが好きな人に一度聴いてみて欲しいですね。あと、「ハードロックはなんとなく雰囲気が怖い」とか思ってる人にもオススメです。(上記の他にも爽やかな曲ありますよ。)そういえば、ベスト盤もあるけど、前作と今作を足して2で割っただけで、ギタリストが違うので個別に聴く方がいいと思います。
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2000473424
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アニソンとは呼べない「交響詩篇エウレカセブン」
2007年9月16日 CDレビュー
借りたいCDがレンタル中だったりしたので、これをレンタルで借りてみました。大ヒットした新感覚アニメ、交響詩篇エウレカセブンのベスト盤とありますが、実際は4シーズンそれぞれのOPとEDをまとめたコレクションアルバムです。全てSony系の新人アーティストのタイアップとなっています。商売上手にしてやられた感じもしますが、これは内容がよいので一度聴いてみたかったんです。(半額だったから借りる気になったっていうのもあるかも?)
実際にTVでオンエアされたのは1〜8までで、最後の2曲はどうやらゲームの方に収録されたテーマ曲のようです。(電気グルーヴの曲が入ってるって気がつかなんだ。)個人的に印象的だったのは第2期で、03. 少年ハート / HOME MADE 家族のOPが音楽ともにかっこよかったです。このエウレカのおかげで「HOME MADE 家族」という名前を知りましたし。04. Fly Away / 伊沢麻未の方は先にデビュー当初から知ってました。でもこれはちゃんとシングル.Verが収録さていて、アルバム収録のものよりもはるかに疾走感があるのである意味お得です。
唯一新人でないのが、06. Tip Taps Tip / ハルカリですが、この曲がいいんです。私はアルバムで「ハルカリベーコン」しか聴いたことなかったので、誰が歌ってるのかな?って思ったらハルカリだったのでちょっと驚きました。(だってラップがないんだもの。)もしかしたらこういう路線は彼女たちに似合うかも?
逆に鳴り物入りで起用された大型新人が07. sakura / NIRGILISでしたね。アメージンググレースを使ってのマッシュアップというのも手法も斬新だったし、インパクトは一番強かったですね。(でもニルギルスは実はバンドとしてのキャリアは長いのだ。)08. Canvas / COOLONも放送終了してじわじわと有名になっていって、全てSonyの思惑以上の反響のよう。(まさに今風の音楽なんだろうなぁ。)
まぁ、シングルCDを10枚借りたのとほぼ同じ感じかな?(カップリングないけど。)ちなみに一緒に付いてるDVDはレンタルできませんので。アニメの方が重要な人は購入しましょう。
※試聴はこちら
http://www.sonymusicshop.jp/detail.asp?goods=SMCL000000117
※全OP動画(YouTube: by kataraandaang14)
http://www.youtube.com/watch?v=YIgzfK36aqU
※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20060114.html
交響詩篇エウレカセブン COMPLETE BEST
01. DAYS / FLOW
02. 秘密基地 / 高田梢枝
03. 少年ハート / HOME MADE 家族
04. Fly Away / 伊沢麻未
05. 太陽の真ん中へ / Bivattchee
06. Tip Taps Tip / ハルカリ
07. sakura / NIRGILIS
08. Canvas / COOLON
09. Realize / FLOW
10. 虹 / 電気グルーヴ
実際にTVでオンエアされたのは1〜8までで、最後の2曲はどうやらゲームの方に収録されたテーマ曲のようです。(電気グルーヴの曲が入ってるって気がつかなんだ。)個人的に印象的だったのは第2期で、03. 少年ハート / HOME MADE 家族のOPが音楽ともにかっこよかったです。このエウレカのおかげで「HOME MADE 家族」という名前を知りましたし。04. Fly Away / 伊沢麻未の方は先にデビュー当初から知ってました。でもこれはちゃんとシングル.Verが収録さていて、アルバム収録のものよりもはるかに疾走感があるのである意味お得です。
唯一新人でないのが、06. Tip Taps Tip / ハルカリですが、この曲がいいんです。私はアルバムで「ハルカリベーコン」しか聴いたことなかったので、誰が歌ってるのかな?って思ったらハルカリだったのでちょっと驚きました。(だってラップがないんだもの。)もしかしたらこういう路線は彼女たちに似合うかも?
逆に鳴り物入りで起用された大型新人が07. sakura / NIRGILISでしたね。アメージンググレースを使ってのマッシュアップというのも手法も斬新だったし、インパクトは一番強かったですね。(でもニルギルスは実はバンドとしてのキャリアは長いのだ。)08. Canvas / COOLONも放送終了してじわじわと有名になっていって、全てSonyの思惑以上の反響のよう。(まさに今風の音楽なんだろうなぁ。)
まぁ、シングルCDを10枚借りたのとほぼ同じ感じかな?(カップリングないけど。)ちなみに一緒に付いてるDVDはレンタルできませんので。アニメの方が重要な人は購入しましょう。
※試聴はこちら
http://www.sonymusicshop.jp/detail.asp?goods=SMCL000000117
※全OP動画(YouTube: by kataraandaang14)
http://www.youtube.com/watch?v=YIgzfK36aqU
※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20060114.html
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分離したままのロックの名盤(迷盤?)「アイソレーション」
2007年9月15日 CDレビュー
今日はまた古いアルバムを引っ張り出してみました。84年の作品ですよ。当然のごとく私の家にはちゃんと「LPレコード」で保管してあります。(安売りで買ったCDももちろん持ってますけどね。)80年代に活躍したロック界の老舗バンド、TOTO(一応今でも現役)のまさにバンド危機ともいえる転換期にリリースされたIsolationです。バンド危機というのは、このアルバムの製作中にバンドの黄金時代を築いたボーカリストのボビー・キンボールが突如脱退するという「事件」が発生。誰が歌うかわからんまま曲だけ書くなんてことが出来るはずもなく、オーディションという形で結局、新ボーカリストにはファーギー・フレデリクセンに決定。そんなドタバタの中で完成したのがこの作品で、内容はこのジャケ写が一番端的に説明しているようにも思えます。
そんな状況下でこのクオリティーはさすがです。さらに心機一転という楽曲がかえって新しい魅力を生み出すことになりました。高音が伸びるフレデリクセンのボーカルで、とってもシャープなサウンドのロックになっています。変則的なリズムでも余裕で歌いこなされている、02.Lionや、キンボールには合わないと思う、06.Endlessあたりは、新生TOTOを強く感じさせたナンバー。
しかし逆に美しいハイトーン・ボーカルを封じたかのごとき、03.Stranger in Townや04.Angel Don’t Cryあたりは若干違和感を感じました。(根拠のない推論ですが、このあたりの曲はキンボールでいく予定だったのでは?なんて勝手に思いました。)だから、ジャケ写にあるように、白と黒に分離(セパレイトではない所がミソ)されていますよという事を認めた上でリリースされたのかなと・・・
まぁ、どの曲が白でどの曲が黒かということを勝手に想像するのも意味が無いので、感じたまま聴いて欲しいですね。ちなみに私は06.Endlessから08.Mr. Friendlyまでめちゃめちゃリピートして聴いた記憶がありますね。(カセットテープでね。>苦笑)ちなみに、昨年には再びボーカルにキンボールを擁して現役でTOTOはがんばってます。(フレデリクセンはこの作品のみの登板でバンドを去りました。)結果オーライな名盤といえるかもしれません。
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/22011
※ちょっとしたトリビア
このボーカリスト探しの最終候補にハードロックバンド「Mr.Big」として大成功したエリック・マーティンの起用が検討されていたそうです。(ああ、「Mr.Big」で出会えてよかった。マジで。)
Isolation / Toto
01.Carmen
02.Lion
03.Stranger in Town
04.Angel Don’t Cry
05.How Does It Feel
06.Endless
07.Isolation
08.Mr. Friendly
09.Change of Heart
10.Holyanna
そんな状況下でこのクオリティーはさすがです。さらに心機一転という楽曲がかえって新しい魅力を生み出すことになりました。高音が伸びるフレデリクセンのボーカルで、とってもシャープなサウンドのロックになっています。変則的なリズムでも余裕で歌いこなされている、02.Lionや、キンボールには合わないと思う、06.Endlessあたりは、新生TOTOを強く感じさせたナンバー。
しかし逆に美しいハイトーン・ボーカルを封じたかのごとき、03.Stranger in Townや04.Angel Don’t Cryあたりは若干違和感を感じました。(根拠のない推論ですが、このあたりの曲はキンボールでいく予定だったのでは?なんて勝手に思いました。)だから、ジャケ写にあるように、白と黒に分離(セパレイトではない所がミソ)されていますよという事を認めた上でリリースされたのかなと・・・
まぁ、どの曲が白でどの曲が黒かということを勝手に想像するのも意味が無いので、感じたまま聴いて欲しいですね。ちなみに私は06.Endlessから08.Mr. Friendlyまでめちゃめちゃリピートして聴いた記憶がありますね。(カセットテープでね。>苦笑)ちなみに、昨年には再びボーカルにキンボールを擁して現役でTOTOはがんばってます。(フレデリクセンはこの作品のみの登板でバンドを去りました。)結果オーライな名盤といえるかもしれません。
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/22011
※ちょっとしたトリビア
このボーカリスト探しの最終候補にハードロックバンド「Mr.Big」として大成功したエリック・マーティンの起用が検討されていたそうです。(ああ、「Mr.Big」で出会えてよかった。マジで。)
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夏の終わりの夜には「アンプラグド」なR&B
2007年9月7日 CDレビュー
9月もわりと過ぎても、今年は妙にアツイ。そんで、夜なんか湿度が高いのか、香港とか行った時みたいな、あのジメジメ感がかなりあって寝苦しい毎日です。そんな夜に聴いてみたのがこのアリシア・キーズのMTVアンプラグドの様子をライブ録音したアルバムで、タイトル同じくアンプラグドなんですけど、これ名盤ですね。アリシアが只者ではないのはわかってますが、アレンジが最高にカッコイイ!クールなサウンドにカリスマ的なパフォーマンスが会場の熱気そのままに伝わって、おかげさまで76分間少しも寝られませんでした。(苦笑)
一応CD内ではトラックとして分かれてはいますが、パフォーマンスにあわせて連続で曲が進行していきます。イントロの立ち上がりから一気に02.Karma→03.Heartburnとアルバム順で来る演出は憎いくらい。ノリノリのR&Bにバイオリンでセッションだなんて聴いた事ないです。(すでに圧巻です。)
これでも既にキテルのに、04.A Woman’s Worthから心地よいミドルスローになり、当時アルバム未収録で今回新曲としてお披露目となった05.Unbreakableは後に大ヒットとなりました。中盤の07.If I Was Your Woman、08.If I Ain’t Got Youは聴かせ系のバラードで、演奏は最小限になってるので、彼女の天性のボーカルがじっくり味わえる所です。
全曲紹介できないので、変わり所で11.Wild Horsesは先に紹介したマルーン5のボーカル、アダム・レヴィーンとのデュエットで、アダム先行でアリシアをエスコートするような演出はステキです。(これって書いてなかったらアダムだとは思わないだろーな。)曲はローリング・ストーンズのカバーだそうです。(from 「Sticky Fingers」71年作品)最後はやはり全米連続No.1ソングとなった15.Fallin’で幕が下ります。(そしてまたバイオリンと登場!)曲順といい、パフォーマンスといい、全てにおいて完璧なCDだといえると思います。
以後の2曲は、言ってみればアンコール的なお遊びでラッパーを交えた本来のノリノリサウンドです。オマケ的な感じなので省略します。(とはいえ贅沢なオマケだと思うけど。)ただアリシアあまり歌ってないしね。たぶん、伝説の番組「Yo!MTV」っぽい演出なんでしょうね。この番組のことも、機会があれば記事にしたいネタですね。>「ブォーイ!」みたいな。(笑)
※アリシア・キーズ 公式ページ(日本)
http://www.blackcandyonline.com/_artist/info.php?id=1239
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1096217
Unplugged / Alicia Keys
01.Intro A Cappella
02.Karma
03.Heartburn
04.A Woman’s Worth
05.Unbreakable
06.How Come You Don’t Call Me
07.If I Was Your Woman
08.If I Ain’t Got You
09.Every Little Bit Hurts
10.Streets Of New York
11.Wild Horses (Feat. Adam Levine)
12.Diary
13.You Don’t Know My Name
14.Stolen Moments
15.Fallin’
16.Love It Or Leave It Alone (Feat. Mos Def & Common)
17.Welcome To Jamrock (Feat. Damian Marley,Mos Def, Common & Friends)
一応CD内ではトラックとして分かれてはいますが、パフォーマンスにあわせて連続で曲が進行していきます。イントロの立ち上がりから一気に02.Karma→03.Heartburnとアルバム順で来る演出は憎いくらい。ノリノリのR&Bにバイオリンでセッションだなんて聴いた事ないです。(すでに圧巻です。)
これでも既にキテルのに、04.A Woman’s Worthから心地よいミドルスローになり、当時アルバム未収録で今回新曲としてお披露目となった05.Unbreakableは後に大ヒットとなりました。中盤の07.If I Was Your Woman、08.If I Ain’t Got Youは聴かせ系のバラードで、演奏は最小限になってるので、彼女の天性のボーカルがじっくり味わえる所です。
全曲紹介できないので、変わり所で11.Wild Horsesは先に紹介したマルーン5のボーカル、アダム・レヴィーンとのデュエットで、アダム先行でアリシアをエスコートするような演出はステキです。(これって書いてなかったらアダムだとは思わないだろーな。)曲はローリング・ストーンズのカバーだそうです。(from 「Sticky Fingers」71年作品)最後はやはり全米連続No.1ソングとなった15.Fallin’で幕が下ります。(そしてまたバイオリンと登場!)曲順といい、パフォーマンスといい、全てにおいて完璧なCDだといえると思います。
以後の2曲は、言ってみればアンコール的なお遊びでラッパーを交えた本来のノリノリサウンドです。オマケ的な感じなので省略します。(とはいえ贅沢なオマケだと思うけど。)ただアリシアあまり歌ってないしね。たぶん、伝説の番組「Yo!MTV」っぽい演出なんでしょうね。この番組のことも、機会があれば記事にしたいネタですね。>「ブォーイ!」みたいな。(笑)
※アリシア・キーズ 公式ページ(日本)
http://www.blackcandyonline.com/_artist/info.php?id=1239
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1096217
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全世界注目の最新作は「ニュー・ファンク・ロック」
2007年9月5日 CDレビュー
4年目の幕開けとなるCDとして、今年は来日も果たした、MAROON 5の待望の新作、It Won’t Be Soon Before Longを選びました。ちゃんと買いましたよ。ネットで輸入盤がだいぶ安くなってたので、勢いで買ったんですが、ちゃんとボーナストラックまで付いてて得しました。それにしても、前作のロックな部分をだいぶ削いで、ポップというよりは、かなりファンキーなサウンドになっています。この辺はボーカルの技によるところが大きいと思います。なにか新世代のロックってこんな感じなのかなって。それが第一印象でしたね。
前作の方がポピュラーで聴きやすかったのは間違いないですが、今作はファンキーなノリのロックという感じ。アダムのボーカルはあまりにもファンキーでセクシーになってますが、普通ならロックになりえないのが、やっぱりロックっぽく聴こえるのは不思議。01.I Never See Your Face Againや、02.Makes Me Wonderなんかジャミロクワイを彷彿させるような打ち込みサウンドですが、ドラムサウンドがなんか違うんです。デフ・レパードをモンスターバンドに導き、シャナイア・トゥエインを世界一にしたR・マット・ランジの時に似た感覚を受けますね。「ポップなロック」というのは下手するとチープになりますが、2作目で簡単にクリアしてしまったのは驚きです。(リリース期間が空いたことも関係しているのかも?)
日本ではまた8月からTOYOTA"VITZ"のCMソングとして、05.Won’t Go Home Without Youを使用したCMを放送しています。(昨年は「Sunday Morning」でしたね。)個人的にはマルーン5はバラードでのヒットがありませんでしたが、11.Better That We Breakあたりは、後からシングルカットされてもいいくらいの名曲ですね。ちょっとU2を思いだすような・・・ボーナストラックの13.Infatuationなんかアレンジ変えたらR&Bになりそうなくらい。
総合的に感じたのは、すごくUKっぽい感じになりましたね。ファンキーでソウルフルなサウンドとボーカルです。前作の大成功に甘んじずにチャレンジ精神の溢れるアルバムだと思いました。レンタルなら一年待ちです。日本盤で買うならもうちょっち待つとライブ音源を含む新盤が今よりも低価格でドロップされる可能性もあるし、今は購入時期としては難しいところでしょうか。
※Maroon 5(マルーン5)公式HP(日本版)
http://www.universal-music.co.jp/u-pop/artist/maroon5/
※試聴はこちらで
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2001491576
※関連過去記事(Songs About Jane)
http://diarynote.jp/d/57127/20050826.html
It Won’t Be Soon Before Long / Maroon 5
01.I Never See Your Face Again
02.Makes Me Wonder
03.Little Of Your Time
04.Wake Up Call
05.Won’t Go Home Without You
06.Nothing Lasts Forever
07.Can’t Stop
08.Goodnight,Goodnight
09.Not Falling Apart
10.Kiwi
11.Better That We Break
12.Back At Your Door
13.Infatuation
前作の方がポピュラーで聴きやすかったのは間違いないですが、今作はファンキーなノリのロックという感じ。アダムのボーカルはあまりにもファンキーでセクシーになってますが、普通ならロックになりえないのが、やっぱりロックっぽく聴こえるのは不思議。01.I Never See Your Face Againや、02.Makes Me Wonderなんかジャミロクワイを彷彿させるような打ち込みサウンドですが、ドラムサウンドがなんか違うんです。デフ・レパードをモンスターバンドに導き、シャナイア・トゥエインを世界一にしたR・マット・ランジの時に似た感覚を受けますね。「ポップなロック」というのは下手するとチープになりますが、2作目で簡単にクリアしてしまったのは驚きです。(リリース期間が空いたことも関係しているのかも?)
日本ではまた8月からTOYOTA"VITZ"のCMソングとして、05.Won’t Go Home Without Youを使用したCMを放送しています。(昨年は「Sunday Morning」でしたね。)個人的にはマルーン5はバラードでのヒットがありませんでしたが、11.Better That We Breakあたりは、後からシングルカットされてもいいくらいの名曲ですね。ちょっとU2を思いだすような・・・ボーナストラックの13.Infatuationなんかアレンジ変えたらR&Bになりそうなくらい。
総合的に感じたのは、すごくUKっぽい感じになりましたね。ファンキーでソウルフルなサウンドとボーカルです。前作の大成功に甘んじずにチャレンジ精神の溢れるアルバムだと思いました。レンタルなら一年待ちです。日本盤で買うならもうちょっち待つとライブ音源を含む新盤が今よりも低価格でドロップされる可能性もあるし、今は購入時期としては難しいところでしょうか。
※Maroon 5(マルーン5)公式HP(日本版)
http://www.universal-music.co.jp/u-pop/artist/maroon5/
※試聴はこちらで
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2001491576
※関連過去記事(Songs About Jane)
http://diarynote.jp/d/57127/20050826.html
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R35(35歳以上限定)のジャパニーズ・レゲエ
2007年8月27日 CDレビュー
8月も終わりにさしかかって、一般的には夏が終わろうとしていますが、暑さだけでいうとぜんぜん真夏と変わらないし。ところで実は今月末でこのブログも3年になります。アルバムでも300枚前後はレビューしたことになるのかな?まぁ、その辺のコメントはその時に譲るとして、最近CDショップでやたら見かけるR35というCDコンピ。なぜか大人気だそうです。「大人だけのモテコンピ」とか書いてあったけど、選曲を見てもただの30代〜40代の懐メロなのでは?なんて思いました。これで本当にモテるんだろうか?(たぶん違うと思う。)そんな対抗意識を持ってオススメするのが、若い子たちに人気のジャパニーズ・レゲエ(ジャパレゲ)の第一人者、MOOMINが昨年のデビュー10周年を記念してリリースしたフルカバーアルバムのADAPTです。
ジャパレゲというのは若い子の聴くものという感じはあると思うし、若い子の中でも好きな子はすごく好きでも、まったく関心のない子もいるようです。というのは、レゲエってクラシカルになるほどポピュラーでなくなるんです。つまり聴きやすい音楽でなくなるという要素を含んだ音楽なので、現在のジャパレゲというのは、R&Bやクラブサウンドのエッセンスを加えることで、多くの若者の支持層を増やした音楽といえます。(近年の湘南乃風とかが良い例かな。)
そんなジャパレゲのオシャレ感覚はそのままで、曲が「R35」なのが、このアルバムだといえます。02.ビューティフル・ネームは今超リバイバル中の「モンキー・マジック」の原曲者ゴダイゴのもう一つの名曲です。これはアレンジが原曲の良さを生かした感じになっててオシャレです。04.悲しみにさよなら feat.RYO the SKYWALKERでは逆に思い切ったアレンジでも不思議とポジティヴな気持ちになるような元気のいいナンバーになっていて、こういう逆方向の発想でのアレンジには脱帽ですね。
あと、私が最も「R35」を強く感じるのは、03.リバーサイド ホテル(井上陽水)と11.サボテンの花(財津和夫)の2曲。なぜならこれは昔の大ヒットTVドラマの主題歌だったんですよね。前者は「ニューヨーク恋物語」で思い出すのはドラマよりも石橋貴明のモノマネかな。(笑)後者は「ひとつ屋根の下」で、あんちゃんとチイ兄ちゃんの中で揺れるノリピーみたいな。(なつかし〜)サウンドもちゃんと聴きやすいアレンジでレゲエしてます。
最後に私のお気に入りは、08.サヨナラと、10.夏をあきらめてですね。GAOの「サヨナラ」は90年には欠かせない名曲。見た目では想像できないですが、実は女の子だったという衝撃はその男性よりも強いボーカルスタイルにさらなる衝撃を与えてくれました。「夏をあきらめて」は研ナオコの曲ですが、実はサザンのカバー。そして、今回のアルバムではこれがベストトラックかな?これほどオシャレでサンバのアレンジにするなんてベテランならではの想像力だと思います。10年レゲエやってる人の貫禄みたなものを感じましたね。やっぱムーミンすごすぎ。
長くなりましたが、35歳でもこれで若者との会話も弾むかも?でも音楽好きには年齢関係なく友達になれるはずだけどね。少なくともあのコンピよりもいいと思うんだけどな。時期的にもピッタリ!ジャパレゲ入門編としてもオススメです。
※MOOMIN Official Web Site(Discographyで一部試聴可)
http://www.universal-music.co.jp/moomin/
ADAPT / MOOMIN
01.春夏秋冬(泉谷しげる)
02.ビューティフル・ネーム(ゴダイゴ)
03.リバーサイド ホテル(井上陽水)
04.悲しみにさよなら feat.RYO the SKYWALKER(安全地帯)
05.ALISON(エルビス・コステロ)
06.MODERN GIRL with YOYO-C(COURTNEY MELODY)
07.WAITING IN VAIN(BOB MARLEY)
08.サヨナラ(GAO)
09.WHY DID YOU LEAVE feat.CHUCK FENDER(THE HEPTONES)
10.夏をあきらめて(研ナオコ)
11.サボテンの花(財津和夫)
12.山賊の唄(作者不明)
ジャパレゲというのは若い子の聴くものという感じはあると思うし、若い子の中でも好きな子はすごく好きでも、まったく関心のない子もいるようです。というのは、レゲエってクラシカルになるほどポピュラーでなくなるんです。つまり聴きやすい音楽でなくなるという要素を含んだ音楽なので、現在のジャパレゲというのは、R&Bやクラブサウンドのエッセンスを加えることで、多くの若者の支持層を増やした音楽といえます。(近年の湘南乃風とかが良い例かな。)
そんなジャパレゲのオシャレ感覚はそのままで、曲が「R35」なのが、このアルバムだといえます。02.ビューティフル・ネームは今超リバイバル中の「モンキー・マジック」の原曲者ゴダイゴのもう一つの名曲です。これはアレンジが原曲の良さを生かした感じになっててオシャレです。04.悲しみにさよなら feat.RYO the SKYWALKERでは逆に思い切ったアレンジでも不思議とポジティヴな気持ちになるような元気のいいナンバーになっていて、こういう逆方向の発想でのアレンジには脱帽ですね。
あと、私が最も「R35」を強く感じるのは、03.リバーサイド ホテル(井上陽水)と11.サボテンの花(財津和夫)の2曲。なぜならこれは昔の大ヒットTVドラマの主題歌だったんですよね。前者は「ニューヨーク恋物語」で思い出すのはドラマよりも石橋貴明のモノマネかな。(笑)後者は「ひとつ屋根の下」で、あんちゃんとチイ兄ちゃんの中で揺れるノリピーみたいな。(なつかし〜)サウンドもちゃんと聴きやすいアレンジでレゲエしてます。
最後に私のお気に入りは、08.サヨナラと、10.夏をあきらめてですね。GAOの「サヨナラ」は90年には欠かせない名曲。見た目では想像できないですが、実は女の子だったという衝撃はその男性よりも強いボーカルスタイルにさらなる衝撃を与えてくれました。「夏をあきらめて」は研ナオコの曲ですが、実はサザンのカバー。そして、今回のアルバムではこれがベストトラックかな?これほどオシャレでサンバのアレンジにするなんてベテランならではの想像力だと思います。10年レゲエやってる人の貫禄みたなものを感じましたね。やっぱムーミンすごすぎ。
長くなりましたが、35歳でもこれで若者との会話も弾むかも?でも音楽好きには年齢関係なく友達になれるはずだけどね。少なくともあのコンピよりもいいと思うんだけどな。時期的にもピッタリ!ジャパレゲ入門編としてもオススメです。
※MOOMIN Official Web Site(Discographyで一部試聴可)
http://www.universal-music.co.jp/moomin/
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