レコード会社移籍後初となる柴田淳のニューアルバムを今年度の最初にピックアップです。このブログでは何回も彼女のことを取り上げてきていますが、この作品をもって、今年のブレイク予想アーティストとして認定しておきます。だいだい、移籍後のアルバムっていうのは、大アタリか大ハズレという場合が多いのですが、彼女の場合は前者の方。ドリーミュージック時代の彼女とは明らかに違う彼女がここには溢れんばかりに満開です。

月夜の雨 / 柴田淳
01.プロローグ
02.青の時間
03.HIROMI
04.涙ごはん
05.月夜畑 〜vocal solo〜
06.花吹雪
07.真夜中のチョコレート
08.つまおうじ☆彡 (拝啓王子様☆第三章)
09.人魚の声
10.雨夜の月 〜piano solo〜
11.紅蓮の月
12.君が思えば…
13.私の物語

天性の歌唱力と表現力はそのままに、今までにはなかった新しいサウンドで今までの継承路線のようなものから、一歩踏み出した感じです。それを強く感じるのが、先行シングルにもなった03.HIROMI。こういうポップなのにちゃんとしばじゅんの音楽になっている所が大きな飛躍といえると思います。同じく04.涙ごはんなどは、歌詞も含めて、今までになかった感覚で魅了してくれます。

それでも圧倒的な表現力を再認識させてくれる、06.花吹雪は、この時期にピッタリのやさしい別れの歌となっています。11.紅蓮の月は一転してしばじゅんお得意の悲しみを抑えた表現のややアンニュイな感じのする曲です。(これはドロドロ系の昼ドラのテーマ曲だったんだよね。)

私の個人的なお気に入りトラックは、まず07.真夜中のチョコレートです。これは、少しボッサなアレンジのやさしいサウンドに、しばじゅんの切ない声が絶妙に重なりながら、だいぶアダルトな雰囲気の夜をイメージさせてくれます。少し歌謡曲っぽい感じがする部分も含めてお気に入りです。08.つまおうじ☆彡 (拝啓王子様☆第三章)は、「移籍してまでもやるんかい!」ってツッコミ入れたくもなりますが、今回のはすごくいい!歌詞が特に。彼女のユニークなHPの日記の中から出てきたような歌詞です。最後はやっぱり、13.私の物語。美しいピアノのイントロから弾き語りだけで引き込んで、サビの部分では今までの彼女では見たこともないようなくらい強く、たくましいくらいのボーカルを聴かせてくれています。突き抜けるボーカルは、いままで抑え気味のボーカルを得意としていた彼女に、いい意味で見事に裏切られた感じです。

どうやら5年目にして、しばじゅんは新しい「しばじゅん」にグレードアップしたようです。もう後はタイアップとかそういう商業的なきっかけ待ちでしょうね。ただ、彼女がそういう大ブレイクとかを望むかどうかという部分はあるでしょうけど。ブレイクすることはいいことだと思いますが、彼女だけには出来るだけ長く音楽活動をしてたくさんのアルバムを残すアーティストでいて欲しいと思います。

※柴田淳 オフィシャルサイト
http://www.shibatajun.com/

※試聴はこちら
http://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/A020326/VICL-62251.html

※関連過去記事(しばりんく)
http://diarynote.jp/d/57127/20070101.html
http://diarynote.jp/d/57127/20050925.html
http://diarynote.jp/d/57127/20050503.html
昔、まだ邦楽が今ほど洋楽のエッセンスに皆無だった時代に、唯一大好きだったバンドがありました。まぁ、解散したわけでもないそうですが、事実上アルバムも出ませんし、ボーカルの佐藤竹善ばかりが、ソロで活躍しているわけです。でも、このバンド時代の音楽は最高に素晴らしいと思います。家にもアルバムはコンプリートしているくらいです。(ってファンハウス時代だけですが。)そんな中、このアルバムのジャケ写を発見したので、ご紹介します。Sing Like Talking(以下SLT)の8枚目のアルバムで、Discoveryです。

Discovery / Sing Like Talking
01.素晴しい夢の中で
02.Keeps Me Runnin’
03.みつめる愛で
04.そんな時は
05.Burnin’ Love
06.心の扉
07.トゥデイ
08.夏の彼方
09.瞬く星に
10.パーフェクト・ラヴ

95年の作品なので、もう10年以上前のCDということになりますが、ぜんぜんそういう感じがしないです。J-POPSという言葉で形容するのも、もったいないくらいの完成度で、洗練されたサウンド創りは、前作から出会ったキャット・グレイによる所が多いと思います。前作からいわゆるJ-POPSを超越したといえるとでしょう。

デビュー当時からシティーポップ路線でしたが、ここからさらに大きく飛躍し、幅広くスケールの大きな音楽になっています。ただ、わりと1回聴いただけでは良さがわかりにくいということは多分にあると思いますので、ガムのように何回もかみ締めて味わって欲しいCDですね。

イントロから美しく清涼感のある、03.みつめる愛では、このアルバムの代表曲といえるでしょう。また、どこか哀愁のあるやさしいボーカルが印象的な06.心の扉もファンには根強い人気のある楽曲です。この曲のサビはSLTにしか出せない味があると思います。

私のオススメは、アップテンポでは、02.Keeps Me Runnin’です。少しロックテイストの中にもしっかりとSLTサウンドになっています。ベテランらしい転調と楽曲構成が魅力ですね。彼らの得意分野でもある物憂げな雰囲気のアダルトなミドルナンバーの08.夏の彼方もやさしくて、少し悲しいナンバー。こういう音楽に佐藤竹善のボーカルはあまりにもピッタリで、最近のソロの作品には見られなくなった楽曲だと思います。

ソロが良くないとは言いませんが、SLTの音楽(特に後期ファンハウス)の音楽の方がはるかにレベルが高い作品だと思います。問題は、レンタルであるかどうか・・・(苦笑)ベスト盤があるくらいなのがほとんどなのが残念ですね。ファンハウスが無くなったから仕方ないけどね。でもこれだけは言っておきます。SLTの音楽はアルバム単位で聴くことを強くオススメします。

※試聴はこちら
http://www.tsutaya.co.jp/item/music/view_m.zhtml?pdid=20124501

※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20050715.html
さてさて、仕事の方も少し落ち着いてきて、更新できる余裕も少し出てきた感じなので、またまた良質な名盤CDを紹介していきます。今回は90年代に活躍したUKを代表する女性ボーカリストのリサ・スタンスフィールドの大ヒットしたデビューアルバムです。これは本当に最強の名盤で、いわゆるユーロビートの音楽がいかに安っぽい音楽だったかを証明するような形で登場したのが彼女で、女性UKソウルのパイオニア的な存在となったアーティストの一人だと思いますね。(もう一人UKソウルで言えばキャロン・ウィーラーかな。)でも彼女の音楽はソウルというジャンルに縛られない、ポップスよりの聴きやすくて、オシャレで、ジャケ写のようにスタイリッシュなのが特徴です。ほんとこれ何度も聴いたなぁ〜。大学生ぐらいだっけ?アダルトな雰囲気に酔ったっけ・・・

Affection / Lisa Stansfield
01.All Around the World
02.Mighty Love
03.This Is the Right Time
04.You Can’t Deny It
05.What Did I Do to You?
06.Affection
07.Live Together
08.Sincerity
09.Love in Me
10.Poison
11.When Are You Coming Back?
12.Wake Up Baby
13.The Way You Want It

90年の作品なのにぜんぜんオシャレなのには改めて驚きです。それになんといっても、彼女のボーカルテクニック。うまいとかそういう言葉さえチープなくらい、クールでスムースでリズミカル。このボーカルとUKのスタイリッシュなサウンドに当時は酔いしれたもんです。それでは曲ごとに見ていきましょう。

まずヒット曲は、全英No.1の01.All Around the World、そしてハウスの手法を織り交ぜた、03.This Is the Right Timeがすごく有名。私のお気に入りは、08.Sincerityなんですが、この邦題が「愛、心から」(演歌やないんやから・・・命名した人のセンスを疑うよ。)あとは、一番ハウス色の強い09.Love in Meは、アルバムの中では異彩を放っているもののとってもクールで、サビの部分のリサのボーカルの伸びが鮮烈な印象でしたね。

全体的に捨て曲なしのまさに名盤中の名盤。これ古過ぎてレンタルにはないかもしれないけど、○ックオフとかに100円で売られていたりするんだな、これが。ジャケ写リンクのものは2001年のリイシュー(再販)でデジパックみたい。(曲順も違うし。)デジカメ写真の補正のようなことが施されている可能性ダーイ!やっぱり中古をあたるのがいいかも。CDは音質劣化しないしね。とにかく春先のオシャレな音楽はUKスタイルでどうぞ。

※試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1109879

※関連過去記事(新しいサウンドの方がいい人はこちら。)
http://diarynote.jp/d/57127/20050129
それにしても、まだ寒い日が多いですねぇ〜。今日はいい天気でしたけど。さて、今まで紹介してきた音楽とはちょっち異色な感じがするかもしてませんが、ちょっと脱線気味で思い切ってこの名盤を取り上げてみます。でもね〜、正直「聴きやすくない」のね。ノリのいいハードロックで、ブルージーなサウンドは古き良きアメリカの土の匂いがするサウンドで、私なんかかなり聴いた方なんですけど、だいだい人に薦めると嫌がられるんです。その最たる原因はボーカルのトム・キーファーの声が生理的に嫌(これは女の子に実際に言われた。)なんだそーです。(苦笑)確かにそれはわかる!でもさ、それがええ味だしてるんだけどなぁ〜。まさに「トンコツのスープにこだわる」ような味なんですけど・・・アルバムタイトルはピッタリなんですけど、みなさんの耳にピッタリしそうにはないかも?

Long Cold Winter / Cinderella
01.Bad Seamstress Blues / Fallin’ Apart at the Seams
02.Gypsy Road
03.Don’t Know What You Got (Till It’s Gone)
04.Last Mile
05.Second Wind
06.Long Cold Winter
07.If You Don’t Like It
08.Coming Home
09.Fire and Ice
10.Take Me Back

いわゆる80年代のハードロック・ポップメタルの全盛期にデビューした彼ら。一応、ボン・ジョビの才能を見出した人が彼らを発掘したということだそうですが、スキッド・ロウはそれが足かせとなったのに対して、彼らは最初からブルースが基本の土の匂いがするロックを確固とした方向性としたサウンドだったことから、さほど妙な偏見を持たれずに活動できた方です。でもサウンドはもちろんですが、やっぱりエアロスミススティーブン・タイラーが欠かせないように、このバンドにもやはりトム・キーファーのボーカルが欠かせないんです。彼があってのバンドといっても過言ではないでしょう。

まぁね、試聴で声を聴いたら「声が汚い!」ということで即却下という可能性が大ですが、そういわず、もうちょっと聴いてみると以外とクセになるんですね、これが。(笑)長い冬をこのロックン・ブルースで越えていきましょう!

※試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1056726

※関連過去記事(エアロスミス)
http://diarynote.jp/d/57127/20050915.html
このブログでは結構取り上げてますが、現在のGIZA Studioでは異彩を放っているキューティーガール、岸本早未のニューシングルです。彼女はだいぶ歌がうまくなってきてるし、音楽もダンスも自己表現もなかなか現在進行形って感じで、こんどのフルアルバムが出るころには今よりも話題になってそうな感じがしますね。 
 

See you Darling / 岸本早未
01. See you Darling
02. epilogue
03. Sweet Rider
04. See you Darling 〜Instrumental〜

わりと今までアーティストとしては迷走してきた感じがありましたが、ここへきて方向性みたいなものが確立しつつあるような感じがします。彼女は最初からファッションは全部自分で選ぶ、ファッションリーダー的な感じだったんだけど、肝心の音楽の方が文字どおり「迷Q」の中って時代もあり、まさに本人もいったいどこへ向かってるのかわからんような時期があったのですが、前回のシングルのGo! MY HEAVENあたりから変わってきたように思います。だいぶいろんなレッスンを積んだんじゃないかな?BoAちゃんがやや失速気味な今がチャンスかもしれませんね。とりあえず下記の公式サイトとPVをチェックしておきましょう。

※岸本早未 official Web Site
http://www.hayami-kishimoto.com/
今年もまたこの日がやってきたんですね〜。そう、バレンタインの日です。いつかここでも書いたかもしれませんが、昔まだ初々しい新入社員だった頃(もう10年以上前ですが・・・)バレンタインのお返しとしてホワイトデー前に男性の先輩たちからの命令で、女性職員の分(6人)のチョコを代わりに買って来いっていうことになって、(もちろん費用は自分も含めてみんなから集めるのですが。)百貨店に1人で6人分のチョコを買いにいったわけですが、そこでチョコについて詳しくなってしまって、ゴディバは本命とか、義理でもメリーはなかなかおいしいとか、リンツは板で地味だけど味はあなどれないとか。(苦笑)

そんなわけで、あの時も○ロゾフで全部買ったりせずに、6人6様でお返ししたんですが、これが女性職員に大うけして、バレンタインお返し担当(義理)という役職を与えられたのでした。(爆)それにしても、お水系の女性がゴディバで義理を揃えるのを見た時は引きましたが。まぁ、女の子は本命でもチョコに力を入れても男はかなりの確率でわかってないですよ。チョコはあくまできっかけ。あげるのはあなたのハートの方がメインでしょうね。(その方が男も嬉しいもんです。)

さて、今年もゴディバ級の極上なラブソングをご紹介してみたいと思います。ハスキー・ボイスが魅力の女性ボーカリストで、アニタ・ベイカーのアルバム、Giving You the Best That I Gotです。彼女の音楽はいわゆるクワイエット・ストームと呼ばれる大人のオシャレ音楽です。その中でもこれは名盤。自信を持ってオススメできますね。今のCDの世の中からすると曲数が少ないように思うかもしれませんが、多いからいいってこともないですよ。量ではなく質で勝負!それはチョコも一緒でしょ?(笑)

Giving You the Best That I Got / Anita Baker
01.Priceless
02.Lead Me Into Love
03.Giving You the Best That I Got
04.Good Love
05.Rules
06.Good Enough
07.Just Because
08.You Belong to Me

はっきりいって、全曲外れなし。彼女の収録曲の多いベスト盤も出ていますが、このアルバムこそベストです。少しジャジーな雰囲気のイントロから始まるミドルスローの02.Lead Me Into Loveなんかは、彼女でしか出せない魅力が堪能できます。06.Good Enoughはスウィング系のリズムで、ライトでスムースなナンバー。明るい午後の陽気に似合うのは、03.Giving You the Best That I Got、アルバム中で最高のラブバラードといえる07.Just Becauseなどもはずせません。

88年の作品ですから、少々音質が良くないかもしれませんが、楽曲の質がそれを上回るので大丈夫です。恋人同士も片思いの人もやさしい気持ちになれること間違いなし!まずは下記から試聴をどうぞ。

※試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1095539
やっぱ年末のCDショップはどんなに忙しくても行くべきですね。だって、500円均一処分のワゴンにこんなCDが5枚くらい入ってるんだもの。輸入盤ってみんな知らない人が多いから、こういう現象が毎年おこるんだよね。このおかげで、今のところCD購入だけは格差社会の影響は受けてないです。(苦笑)それはさておき、彼女の名前はルーシー・ウッドワード。26歳でわりと遅咲きのシンガー・ソングライターですが、シェリル・クロウやミシェル・ブランチを手掛けたプロデューサー(ジョン・シャンクス)に認められて、新星の女性ロックボーカリストとして、鮮烈なデビューを飾りました。ルックスもいいし、今後が楽しみなアーティストだと思います。

While You Can / Lucy Woodward
01.Dumb Girls
02.Blindsided
03.Trust Me (You Don’t Wanna See This)
04.Is This Hollywood
05.Trouble With Me
06.What’s Good For Me
07.Standing
08.The Breakdown
09.Always Something
10.Gettin’ It On
11.Done

彼女のサウンドの特徴は、シェリル・クロウやミシェル・ブランチに確かに似ていますが、異なる部分もあるのがポイントです。彼女自身が若い頃にダンスクラブに通うなど、ダンスミュージックに強い関心があり、ロックの中にそういうダンスミュージックの要素を取り入れて、よりノリのいい音楽に仕上がっています。全米でスマッシュ・ヒットとなった01.Dumb Girlsなどは、聴き様によってはR&Bなノリを含んでいますし、他にも03.Trust Me (You Don’t Wanna See This)や、06.What’s Good For Meなどで、そういうロックとは違った雰囲気を出しています。一方で、ちゃんとロックンロールなノリでも楽しませてくれます。

少なくとも500円以上の価値は保証します。個人的には、アブリルファンの人には少し肌が合わないかも?ミシェル派の人は聴いておきましょう。(ちなみに私はミシェル派。)

※試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=5694663
みなさんお久しぶりです。ようやく生活環境も落ち着いてきたので、またボチボチですがブログを再開していきたいと思いますので、数少ない読者の方々よろしくお願いします。ところで、このブログって「(かわいい)女の子が多いよね?」なんて感じていた方!そのとおりです。(苦笑)そんなわけで、今日はUKからイケメン(死語っぽいですが。)の10年間のソロ活動をまとめた、ローナン・キーティングのベスト盤をご紹介です。彼がイケメンなのは顔だけじゃなくて、むしろその少ししわがれたなんです。これで多くの女性はノックアウトされるんでしょうね。(笑)

10 Years of Hits / Ronan Keating
01.When You Say Nothing at All
02.Life Is a Roller Coaster
03Way You Make Me Feel
04.Lovin’ Each Day
05.If Tomorrow Never Comes
06.I Love It When We Do
07.We’ve Got Tonight (Duet With Lulu)
08.Long Goodbye
09.Lost for Words
10.She Believes (In Me)
11.Last Thing on My Mind
12.Father and Son
13.Words
14.To Be Loved
15.I Hope You Dance
16.Somebody Else

昨年はこれのリイシュー盤が出ていて、1800円くらいで買ったんです。我ながらいい買い物したと思ってます。そんなプチ自慢はさておき、簡単に彼のことについて触れておきましょう。日本ではあまり知られてないと思うんですが、彼は元はいわゆるUKボーイスとして結成されたBoyzoneというグループのメンバーだったんですが、ずば抜けた才能と天性の声で早々にソロ活動をし、ジュリア・ロバーツ主演の映画「ノッティング・ヒルの恋人」(この頃のジュリアはきてたよねぇ〜)での挿入歌として使用された01.When You Say Nothing at Allが大ヒット。その才能を多くの人に認められ、その後は順調にソロ活動をして、今日に至っています。

このCDでは元々渋い系の声だったんですが、それがますます大人の男性のボーカリストに成長していく過程がわかるので、とてもオススメです。(後半とかもう本当にカッコイイ。)歌よし曲よしで、多くの女性にぜひ聴いてみて欲しいですね。彼の魅力にメロメロになること間違いなしでしょう。

※メロメロな試聴は下記の本家HPでどうぞ。
Ronan Keating Official Web Site (UK)
http://www.ronankeating.com/site.php

※Ronan Keating アーティストページ(UNIVERSAL)
http://www.universal-music.co.jp/u-pop/artist/ronan/

※追記:HMVならお得にリイシュー盤が手に入ります。
いやぁ、今日もスパ銭ですよ。もう毎週ですよ。やっぱ疲労回復には一番やね〜。もう36やからね〜。完全におっさんですよ。露天風呂にサウナに幸せ感じるようになりました。こうやって40代に向かっていくんやね。(悲)しかし!音楽のセンスだけは若いままで痛いいたい!てなわけで、今その移動中に車で聴いているのがこれ。鳴り物入りでデビューした上木彩矢のメジャーデビューアルバム、Secret Codeです。まぁ、今回はちょっち感想モードで思ったことを書いてみようと思います。

Secret Code / 上木彩矢
01.Communication Break
02.ピエロ
03.もう君だけを離したりはしない
04.Secret Code
05.Bounce,Bounce,Bounce
06.プライド オブ プレイス
07.夏のある日
08.I Sing This Song For You
09.傷だらけでも抱きしめて
10.Believe in YOU
11.Can’t stop fallin’in LOVE
12.Changing The World
13.フレンズ

意外とみんな厳しい風評のようですが、1stアルバムでこれだけ歌えてるのは、なかなか期待できる逸材だと私は思います。それに他のGIZAのアーティストの1stなんて酷いのがたくさんありますから。(苦笑)全体の印象としては、相川七瀬の代わりか?とか思ったけど、彼女はロック歌手に特有の悪っぽい感じがあまりなくて、むしろ丁寧に歌ってると思います。基本に忠実というか、実は性格はソフトでピュアなんかなって思ってしまうくらい、正直な歌い方ですね。ロックに関していえばそれがいいか悪いかということはあると思いますが、1stとしては十分すぎる内容ではないかと私は思います。

ただちょっと気に入らないのは、B’zのカバーとしてリリースされた02.ピエロ。曲良し歌良しなのに、これ、もしかして実は弾いてないんじゃない?ギターですよ。ギター。ドラムも打ち込みで、ほとんどPCで作ったのでは?これではせっかくのボーカルも台無し。松本が弾かずともそれなりのギタリストにちゃんと音入れして欲しいです。03.もう君だけを離したりはしないも同じ作り方。打ち込みの方がみんなはいいのかな?それってロックといえるのか?オジサンにはイマイチわからん感覚です。06.プライド オブ プレイスみたいな作風なら理解できるんだけど。(こういう感じの方が彼女はいいのかも?)

でも彼女はこれからますますうまくなるような気がします。また、ライブでは違うんでしょうし、応援していきたいですね。ただ、最近のGIZAで一番うまいと思ったのは愛内里菜の新曲です。彼女はロックの方がうまい!さすがベテランだね。

※上木彩矢 Official Web Site
http://www.kamikiaya.jp/

※関連過去記事(愛内里菜)
http://diarynote.jp/d/57127/20061209.html
やっぱり自分はハードロックが好きだということをヴァン・ヘイレンというバンドはいつも再認識させてくれる。彼らのUSロックは他のものとはなんか違う。演奏方法、ロックボーカルのセンス、そしてロックの醍醐味といえるノリの良さ。どれをとっても完璧。生まれ変わったら、彼らのようなロックバンドをやりたいと思うほど。今日は、もろに個人的趣味によりますが、これはロックの名盤とされていますので、ハードロックに抵抗のない人にぜひ一度聴いてみて欲しいと思います。

5150 / Van Halen
01.Good Enough
02.Why Can’t This Be Love?
03.Get Up
04.Dreams
05.Summer Nights
06.Best of Both Worlds
07.Love Walks In
08.5150
09.Inside

ボーカルがサミー・ヘイガーとなって初めてのアルバム。好みの問題ですが、私はサミーの方が楽曲との相性があっているように思います。大ヒットとなった、02.Why Can’t This Be Love?は、新生ヴァン・ヘイレンを強烈に印象づけました。同じく、晴天の空の下で聴きたくなるような希望に満ちた力強くノリのいいナンバー、04.Dreamsもヒット。これは今でもTV番組のそういうシーンでサビの部分が使用されたりしています。

私のお気に入りなんですが、イントロからギターが鳥肌ものの05.Summer Nightsなんかはエレキギターが好きな人にはたまらんです。(なんでそんなギタープレイができるんだ?)そしてシンセをうまく使った切なく、そして力強いサビと美しいコーラスの07.Love Walks Inあたりが、後の彼らのサウンドを予言するかのような1曲になっていると思います。

少なくともこれが86年の作品だとは思えないでしょう。やっぱサミー時代のアルバムはどれもいいですね。というわけで、過去記事の方もぜひ参照してみてください。

※試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1100078

※関連過去記事
・OU812
http://diarynote.jp/d/57127/20060416.html
・F@U#C%K
http://diarynote.jp/d/57127/20050305.html
・オススメのハードロックリンク集
http://diarynote.jp/d/57127/20060630.html
さて新年1発目はブレイクの期待も込めつつ、柴田淳のニューシングル、HIROMIです。私が彼女は変わった!と思ったのは、明らかに今までのしばじゅんにないサウンドになっているからです。それでいて違和感はなく、むしろ彼女らしいと思います。彼女はたぶんアーティストとして、今年が最も飛躍の年になるのではないかと思います。
 

HIROMI / 柴田淳
01.HIROMI
02.あと少しだけ・・・

はっきりいって、今までのしばじゅんは「暗い歌が多い」とか、ひどい場合は「男に媚びている」とか(でも、これは彼女をよく知らない女性から見たらそう見えただろーなとは思うけど。)そういうイメージが定着しつつあったのを払拭することができそうな感じがします。でも、変わったのは見た目(髪型)だけでないということを判らせるには、次のアルバムまでかかりそうかな?なんて個人的には予想しています。

彼女には当初から確かな才能がありましたが、他にも才能のある人(アレンジャーなど)がいて、そういう人たちに任せることができるようになったことは、彼女にとって大きなプラス材料になると思います。今年のしばじゅんは絶対に要注意です。

※柴田淳 Official Web Site(この人の日記はおもしろすぎ。)
http://www.shibatajun.com/

※柴田淳 アーティストページ(BARKS):「HIROMI」試聴可
http://www.barks.jp/artist/?id=52008284
クリスマスが来週末にまで迫ってきました。プレゼントをもらう方からあげる方になりましたが、それはそれでまた楽しいもんですね。おもちゃ売り場に行くと自分まで子供になったような気分になります。(今、いろんな車のミニカーがあるんだねー)クリスマス気分はこれから盛り上がるんでしょうけど、クリスマス音楽の紹介は今日でおしまいにしたいと思います。やっぱりポピュラーなもので男性ボーカルのオススメとして、マイケル・ボルトンのクリスマスアルバムにしました。彼についてはこのブログで何度か取り上げていますので、後の関連過去記事の方も参照してください。

This Is the Time: The Christmas Album / Michael Bolton
01.Silent Night
02.Santa Claus Is Coming to Town
03.Have Yourself a Merry Little Christmas
04.Joy to the World
05.Ava Maria
06.Christmas Song
07.O Holy Night
08.White Christmas
09.This Is the Time
10.Love Is the Power

選曲はこちらもクリスマスのスタンダードがメイン。今回のハスキーヴォイスはいつもより優しい雰囲気が感じられるように思うのですがどうでしょうか?例えば、03.Have Yourself a Merry Little Christmasや、06.Christmas Songなんかは、曲に合わせてやや感情を控えめに、しなやかな歌い方をしているような気がします。

まぁ、クリスマスでも延々とクリスマスソングというのもどうかと思いますので、そんな時は彼のアルバムも方もぜひ聴いてみて欲しいと思います。それではいい音楽といいクリスマスを!

※試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1089718

※関連過去記事(これ名盤です。)
http://diarynote.jp/d/57127/20061103.html
今日もクリスマスアルバムでいきます。私の一番好きな女性アーティスト、グロリア・エステファンのクリスマスアルバムを自信を持ってオススメ!ホィットニーやマライア、セリーヌなども歌のうまい歌手ですが、彼女の場合はまるで清らかな水が流れるかのように歌う人です。彼女のバラードには独特の「滑らかさ」があります。そんな彼女のクリスマスアルバムですから、優しい温もりに包まれること間違いなしです。

Christmas Through Your Eyes / Gloria Estefan
01. Overture: Silver Bells
02. Christmas Song
03. Have Yourself a Merry Little Christmas
04. Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!
05. This Christmas
06. I’ll Be Home for Christmas
07. White Christmas
08. Silent Night
09. Christmas Through Your Eyes
10. Arbolito de Navidad
11. Christmas Auld Lang Syne

クリスマスのスタンダードナンバーのばかりなので、選曲は定番かもしれませんが、そこはあくまでポピュラー向けということで。ただし、09. Christmas Through Your Eyesのみオリジナルです。最後の方の曲はスペイン語で歌われていますが、これは彼女の母国(キューバ)への想いからです。このあたりの話は下記の関連過去記事を参照してみてください。

最後に私の特にお気に入りのトラックは次のとおり。02. Christmas Song(流れるように歌うというのがこれ!)05. This Christmas(こちらもスムースでメロウなナンバー。後半は子供たちとのコーラスでやさしい雰囲気!)美しく浮遊するバラード、07. White Christmasあたり。でも全部かな?本当に彼女ほどやさしく歌う人を私はまだ知らないですね。

最高にやさしい気持ちになれるクリスマスアルバムだと思います。ぜひお試しあれ!

※試聴はこちら
http://www.sonymusicshop.jp/detail.asp?goods=MHCP000000511

※関連過去記事(グロリア・エステファン)
http://diarynote.jp/d/57127/20060830.html
早いもので、あと10日ばかりでクリスマスですね。昨年までは期間限定ブログを立ち上げて、クリスマスのCD特集などをしていたんですが、今年は都合によりそこまで出来ないので、ここで早い目に少しづつですが紹介していこうと思います。で、やはりここは音楽旅人らしく、ハワイアンで有名な女性3人組、ナレオのクリスマスアルバムをセレクトしてみました。
 

Holy Night In Hawaii(Christmas Gift) / Na Leo
01. Have Yourself A Merry Little Christmas
02. Kana Kaloka
03. Christmas In Your Eyes
04. Jingle Bell Rock
05. The Song Of Christmas
06. The Happiest Time Of The Year
07. I’ll Be Home For Christmas
08. Christmas Time Blues
09. Santa Island
10. What Love
11. O Holy Night
12. Yes
13. Christmas Day
14. First Christmas
15. The Twelve Days Of Christmas
16. Unto Us Tonight
17. Rockin’ Around The Christmas Tree
18. What Would Christmas Be?
19. Ave Maria
20. A Christmas Wish

「えぇ〜 冬なのにハワイアン?」って思ってしまったアナタ!その辺は彼女たちもちゃんと心得ております。だってこれは彼女たちからのギフトなわけですから。普段よりもかなりメロウなサウンドになっていますから、その辺の寄せ集めオムニバスなんかよりずっとムーディーな夜になりますよ。個人的には数回目のクリスマスを迎えるカップルとかオススメじゃないかなぁ。メロウナンバーだけ選曲してプレイするとハワイくらい熱くなっちゃうかも?

さて話は変わりますが、これは現地では2枚組で発売されてバカ売れしたものをビクターが1枚にコンパイルしたものなんです。だから、私たちがよく知るアメリカンスタンダードも多く含まれているので、とっても聴きやすくなっています。例えばフランク・シナトラの01. Have Yourself A Merry Little Christmas、ビング・クロスビーの07. I’ll Be Home For Christmas、聖歌としても、11. O Holy Nightに、19. Ave Mariaとあまりにも贅沢な内容です。

普通のクリスマスアルバムでも、びみょ〜にアロハオエな雰囲気で、ほんのりあったか〜いクリスマスを演出してみてはいかが?

※アロハオエな試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1448311
そろそろ街もクリスマスモードになってきましたね。みんなが楽しく見える季節ですが、実際は「それぞれいろんな悩みや不安を抱えながら、みんな生きてるんじゃないかなぁ〜」なんて思うんですよね、最近。例えば、最近自分の悲しみを誰かの前で赤裸々に語ったり、ましてマジ涙を見せたりって出来てますか?友達はたくさんいても、いつもそういう悲しみが押し寄せる時って独りになった時が多いと思うんですよね。そういう時は正直ツライ。なぜなら、相手がいないともう一人の自分に語り始めるでしょ?もう一人の自分は剥き出しなので、簡単に傷つき病んでゆく・・・スネオヘアーのアルバム、カナシミを聴いているとそんなことを考えてしまいます。

カナシミ / スネオヘアー
01.no trick
02.ワルツ
03.悲しみロックフェスティバル(album version)
04.フューチャー
05.空も忙しい
06.ランドマーク
07.peaky
08.moon face
09.Merry Christmas to me
10.happy end(feat.azumi)
11.クーペ
12.NO.1

ノリのいいサウンドが多いので、どこにカナシミが?という人が多いと思うんですが、私にはそんなノリがどこか悲しく感じるんですよね。特にハチクロでもお馴染みの02.ワルツなんか、ぜんぜんマイナー調でないのに、サウンド面で、不思議な感覚に取り込まれ、例えようのない感情が心に響いてきます。でも一番悲しいのはやはり、03.悲しみロックフェスティバル。これは歌詞がすごく良くて、「名前を聞けば君はカナシミって答える」って部分には胸を貫かれたような感覚がしました。

他にもサウンドのテンポはむしろアップテンポなのに、十分なくらいカナシミが詰まっているように思います。でも後半に行くほど少し楽になって、ワイヨリカのazumiと共に歌う10.happy endなんかは、ちょっとほっとします。(苦笑)最後の12.NO.1は、あのCMで話題になったヤツのセルフカバーで、贅沢なオマケという感じでしょうか?

全体的に素晴らしい作品で名盤だと思います。スネオヘアーは好みの差がわりとあるようですが、こういう表現の出来るアーティストは少ない(しかもロックで)と思います。そして、冒頭に書いたように悲しみはそんなに単純で誰にでも判りやすいものの方が少ないと思いますね。そんな感じがこのアルバム(カナシミ)なんだと思います。

※試聴はこちら
http://www.sonymusicshop.jp/detail.asp?goods=ESCL000002744

※スネオヘアー Official Web Site
http://www.suneohair.com/
人気アニメ「地獄少女」のOPで、シンクロ率の高い独特の世界観を持った音楽を聴かせてくれた新人アーティストのSNoWが再び、アニメの続編となる「地獄少女(二籠:ふたこもり)」のOPで、またやってくれました。(NightmaRe:ナイトメア)アニメの音楽って、まだコマーシャル的に利用される場合が多いのですが、彼女の場合は、アニメの世界観にピッタリでも、そのためだけに書き下ろしたという感じでもないようです。
NightmaRe / SNoW
01.NightmaRe
02.Yes
03.NightmaRe(Instrumental)

01.NightmaReは、空虚で少し冷たい雰囲気から始まるのですが、サビの部分でなにか心に火を灯すようなメロディアスな曲の構成が絶妙だと思います。アニメを一度も見たことのない人は、彼女のことも全く知らないんだろうと思いますので、ここで紹介しておきます。私はこの人はアニメソングだけで終わらない人物だと思っています。今すぐ下記サイトでチェック!

※SNoW Official Web Site
http://www.nowsnow.com/

※試聴はこちら(前OP「逆さまの蝶」も聴こう!)
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Arch/AI/SNoW/

※地獄少女 二籠 OP(YouTube:From leolsk)
http://www.youtube.com/watch?v=eTjo3Bc6W7k
今日はお天気はいいものの寒い!まさにウインターシーズン到来という感じ。12月はクリスマスあり、大晦日ありとイベント盛りだくさんで、仕事にも恋愛に忙しい季節かもしれませんね。そんな恋愛真っ只中の方にオススメのCDを邦楽から。今では新ウィンターソングの女王と呼ばれるようになった、古内東子の昨年のアルバムで、カシミア・ミュージックです。彼女はデビュー当初から様々な恋愛模様を小さな物語(歌詞)し、甘く切ないメロディーにのせて歌うことで、特に多くの女性からの支持を得るようになりました。もちろん90年代のJ-POPSの隆盛時にも恋愛をテーマに歌うアーティストも多くいましたが、彼女の場合は独特の世界観(恋愛観?)があり、異彩を放つ存在だったと思います。

CASHMERE MUSIC / 古内東子
01.KISEKI
02.10%
03.心もつれて
04.Beautiful Days
05.ドアを叩くように
06.コートを買って
07.ガーベラ
08.good friend
09.pale moon
10.いつもどおり
11.happy

自分を育ててくれた古巣のSonyからの移籍をきっかけに音楽も変貌するのでは?という不安があったのですが、01.KISEKIの冒頭を聴くだけで、今回も見事に彼女の世界へと連れ去られてしまいます。注目曲はやはり、04.Beautiful Daysでしょう。昨年のパンテーンのCMソングで使われ、多くの女性の間で話題となった美しいバラードです。ただ、弾き語りだったCMヴァージョンとは別のアレンジで収録されています。

また今回は実験的な試みの、06.コートを買ってでは、エレクトロニックなサウンドのアップチューンで、これまでの彼女のキャリアにはなかったニューテクノの要素を取りいれた新しい挑戦をしています。(私のような旧知のファンにはちょっと驚きましたが、なかなかカッコイイと思います。)

でも、やっぱり気になるのはスローナンバー。特に、02.10%なんかは、歌詞の主人公が「僕」になっていて、あの名曲「逢いたいから」を彷彿とさせる切なく揺れる男心が描かれています。(なんで男心がわかるんだ?)同じくイントロがとっても美しい、10.いつもどおりなど、これぞ古内サウンドという名曲。今年の冬も彼女のシルキーボイスで暖かい気持ちになって欲しいと思います。

※古内庵 (Official Web Site)
http://www.tokofuruuchi.com/

※試聴はこちら
http://music.ponycanyon.co.jp/pickup/pcca02195/index.html
もう12月になりました。気候も真冬へと移ってきています。それでも今年は暖冬っぽいですよね?おかげで京都ではいつもより紅葉が遅くて、今でもいい感じです。(今見ごろですね。ここ一週間くらいかも?)さて、このブログでも洋服を合わせるように音楽を合わせるという感じで、秋物CDを紹介してきましたが、今日はとっておきの冬物で、Fayrayの洋楽カバー集、COVERSをご紹介です。アコースティックなサウンドに彼女の温もりのある声が心を暖めてくれます。

COVERS / Fayray
01.Heaven / The Psychedelic Furs
02.Dreams / Fleetwood Mac
03.Angel / Jimi Hendrix
04.The First Time Ever I Saw Your Face / Roberta Flack
05.I Wanna Be Free / The Monkees
06.Tiny Dancer / Elton John
07.This Is Love / PJ Harvey
08.Moonchild / King Crimson
09.I Believe In You / Neil Young
10.The Wind / Cat Stevens
*My Foolish Heart(Secret Track)

最近いろんなアーティストが洋楽のカバー集を出してますが、彼女の選曲はあまりにも渋い(っていうかマニアックかも?)基本的に70年もの中心で、そんな頃の雰囲気を意識したようなアレンジにも思えます。それでも聴いたら、知ってると思うものが多々ありますので大丈夫です。01.Heaven / The Psychedelic Fursとか、03.Angel / Jimi Hendrixとかがそうで、隠れた名曲といってもいいかもしれません。それでも原曲者を見てみると、ジミヘン・ロバータフラック・エルトン・ジョンにニール・ヤングという超有名どころ。つまり、彼女の選曲ポイントはマニアックではなく「隠れた名曲」にあるのかも知れません。

さて個人的にはもう全部が素晴らしくて、非の付け所がない感じなんですが、たくさんのアーティストがカバーしている、ロバータ・フラックの04.The First Time Ever I Saw Your FaceでFayray流の魅力が出てますし、エルトン・ジョンの06.Tiny Dancerは最近ではベン・フォールズがカバーしてましたが、女性によるカバーというのは珍しいような気がします。アレンジは大胆ですが、Fayrayの曲のようになってるのが凄い所。

そんな中、なんでこれが入ってるの?と明らかに場違いな感じになってるのが、キング・クリムゾンの08.Moonchild。キング・クリムゾンはプログレロックの先駆者としては有名ですが、これはあの例のジャケ写のヤツですよ。(知りたい人は「クリムゾン・キングの宮殿」で検索してみよう。)確かに名盤とされてますが、Fayrayになにか特別な想いでもあったのでしょうか?(苦笑)

それでも全曲素晴らしい完成度なので冬物CDとしてオススメです。

※Fayray.net(公式HP)>只今「いもたこなんきん」中!
http://www.fayray.net/

※試聴はこちら
http://www.randc.jp/fayray/discography.html
先日の記事のお題が80’sだったんですが、私がその80’sに大好きだったアイドル、デビー・ギブソンの大ヒットアルバムで、エレクトリック・ユースをご紹介。最近のは正統派(ビバヒル系?)路線がダメで、むしろ「そういうのがウザイのよ!」的な感じで、ロックで自分を主張するというパターンが多いみたいに思います。確かに、自己主張は大事かもしれないけど、音楽までワルっぽい感じにしなくてもいいのでは?だいたい最近のUSの女の子たちって、かなりかわいいのに曲がかわいくないのだ!結局、これが言いたかっただけなんですけど。(ヒラリー・ダフとかリンゼイ・ローハンとか素顔はめちゃかわいいのにねぇ〜)

Electric Youth / Debbie Gibson
01.Who Loves Ya Baby?
02.Lost in Your Eyes
03.Love in Disguise
04.Helplessly in Love
05.Silence Speaks (A Thousand Words)
06.Should’ve Been the One
07.Electric Youth
08.No More Rhyme
09.Over the Wall
10.We Could Be Together
11.Shades of the Past
12.We Could Be Together [Campfire Mix][*]
13.No More Rhyme [Acoustic Mix][*]

ゆーても、アイドルでアーティストじゃないんでしょ?なんて思ったアナタ!彼女はアイドル路線ではありましたが、当時にはいなかったセルフプロデュース(作曲・アレンジ・コンポーズまで全部ね。)という音楽天才少女だったんです。彼女は特に声がかわいいんです。(Miのmaikaちゃんといい勝負。)それにピッタリの音楽を自分でプロデュースするわけですから、全米が虜なったのも当然といえば当然かも?

さて、曲の解説です。もう数週間連続No.1というのが目白押し。日本では02.Lost in Your Eyesのバラードばかりが有名ですが、08.No More RhymeもNo.1ソングです。あとは、これぞ80’sのポップスといえる06.Should’ve Been the Oneや、パーティーソング的な10.We Could Be Togetherなどの青春真っ只中のガールポップでヒットもしました。意外ですが、タイトル曲の07.Electric Youthが意表をつく迷曲だったりします。

ベスト盤だと、他の曲がたくさん省かれるんでしょうけど、それにはもったいない曲がたくさんあります。03.Love in Disguiseはサビが耳に残るキャッチーなポップスだし、イントロがスキャットでめちゃかわいい、11.Shades of the Pastは、何度も変調するなかなか凝った曲で、これを自分で作れる彼女は音楽的に確かな才能があると思える1曲です。

また長くなりましたが、彼女の場合は声も曲も全部かわいいので大好きでしたね〜。80’sの持つ素晴らしい音楽性を取り入れながらの手作りポップスにも他にはない温かみがあったし。ちなみに、08.No More Rhymeは今聴いてもイイ!古いCDがあるレンタル屋さんにあります。ぜひ一度聴いてみてください。(予想外にカワイイぞ!)

※カワイイ試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1097081

※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20050223.html
邦楽で、ティーンが中心のガールズバンドというと思い出すのが、「あいのり」の主題歌で大ブレイクしたMiの3人。そんな若い世代の彼女たちが、なんと、その時代を知らないくらい昔の名曲を、大胆にカバーするという企画アルバムで、80’s× Miというのが出たので、80’sが青春だったコヤジはほんのり期待して聴いてみたわけなんですが・・・。いい曲半分、残念でした半分で、感想文モードで書いてみたいと思います。

80’s × Mi
01.翼の折れたエンジェル
02.ふられ気分でROCK’N’NROLL
03.CHA-CHA-CHA
04.フレンズ
05.Return to Myself
06.ボヘミアン
07.CITY CONNECTION
08.C-Girl
09.SHOW ME
10.赤道小町・ドキッ
11.HOLD ON ME
12.Give Me Up(Album Version)

カバーアルバムで最も大事なのは選曲だと思います。で、今回の最大のミスは80’sに固執したこと。実は彼女たちは、音楽配信のみで他にもいろんなカバーをやってるんですが、どうやら90’sの作品は省かれているようなんです。んで、そっちの方がいい感じなのがわりとあって、例えばHysteric Blue春-Springとか、GAOサヨナラあたり。でもそれも当然で、邦楽が歌謡曲から完全に脱却し、いわゆる現在のJ-POPSが確立されたのは90年代ですから。

とうわけで、今回の選曲はあくまで80’sなので、歌謡曲を今風にアレンジするというかなり難しい挑戦になっているのですが、冒頭にいったように、少々残念な結果になっているように思います。

まずアレンジが成功してるトラックには色をつけました。中でもよかったのは、レベッカの04.フレンズ。これはあの大黒摩季が原曲に近いカバーで失敗してるように、アレンジを大胆に変えてバラードにしたのは正解。しかし!全編がマイナー調だったからであって、小比類巻かほるの11.HOLD ON MEも同じようにやってしまったのは大失敗。これは大ヒットドラマ「結婚物語」の主題歌で、当時たくさんの人が勇気づけられた曲で、サビで力強く突き抜けるのが必須。(マッタリはダメ)

今回のベストトラックは07.CITY CONNECTIONかな?ボーカルのMaikaちゃんは、こういう風にロックをポップに歌う才能があると思います。アレンジとボーカルが最高にマッチしたトラックですね。(C-Girl、赤道小町も同じ理由でGOOD!)

最後に私は自分のブログであまり悪いことを書かない主義なんですけど、今回の彼女たちをプロデュースした人にはだいぶ疑念を持ちますね。「男女7人〜」で2曲かぶってるとかよりも、(個人的にドラマ好き?)基本的に槙原敬之、平原綾香などのように、自分の歌として消化してから吐き出すという作業を経ないと、カバーする側だけでなく、された側に対しても音楽的な意義がないはず。当時を知るはずのない彼女たちにもっと当時の時代やその中で生まれた曲がヒットした背景とかを教えてあげるべきだと思う。あと、DTM(パソコン音楽)使いすぎ!血の通ってない音を多用するなら、少なくともバンドとは呼べないし、カラオケの延長でしかない。結局、健気に歌っているMaikaちゃんだけが印象に残った1枚でした。

感想文にしては長かったな。(苦笑)
次のアルバムが勝負どころかな?がんばれMi。p(^^)q

※Mi Official Web Site
http://www.mi-girls.com/top.html

※音楽配信サイト「OnGen」(Miの配信ページ)
http://www.ongen.net/search_detail_artist/artist_id/at0000002247/

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