ジャケット写真がかなりダサイ感じでも、これは90年の名盤なんです。ウィルソン・フィリップスのデビューアルバムです。ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンの娘2人と、ママス&パパスのジョン・フィリップスの娘が結成した「夢のサラブレッド・トリオ」ということでデビュー前から注目されていました。親の七光りという人もいましたが、これだけのコーラスワークとハーモニーを聴かせられては、それもただのやっかみでしかなかったと思います。

Wilson Phillips
01.Hold On
02.Release Me
03.Impulsive
04.Next to You (Someday I’ll Be)
05.You’re in Love
06.Over and Over
07.Reason to Believe
08.Ooh You’re Gold
09.Eyes Like Twins
10.Dream Is Still Alive

ベスト盤というのが出てますが、このアルバムで十分。(これにライブ音源とかカバー曲を加えた程度なので。)緑が溢れる山中でPV撮影された、01.Hold Onはまさにイメージどおりの爽快感溢れるナンバー。後半のハモリ部分は圧巻です。No.1ソングとなったのは、02.Release Meで静かなバラード曲でもラストまでの盛り上げ方、コーラスワークには天才的なものを感じるほどです。その他03.Impulsive05.You’re in Loveあたりがヒット曲ですが、他のトラックもそれに劣る曲はなく、異色でも幻想的なナンバーの06.Over and Overや、ウエストコースト風味なポップサウンドの08.Ooh You’re Goldなど、バラエティーにも富んだ内容でまさに名盤といえます。レンタルでは見た目がパッとしなくても、中身は素晴らしいので、ぜひお試しあれ。

※試聴はこちら
http://www.towerrecords.com/product.aspx?pfid=1202469

※追記:最近再結成したそうですがまだ聴いてません。
今はまってるアニメが地獄少女っていうんですが、なかなかおもしろいです。特に、閻魔あい(地獄少女)の決めセリフ、「イッペン、死ンデミル?」の言い回しが毎回微妙に異なるのがツボです。この声をあてているのが、人気声優の能登麻美子で、エンディングは彼女が歌っています。でも、ここで要チェックなのはオープニングの方で、ようやく試聴できるようになったのでご紹介します。
 

逆さまの蝶 / SNoW
1.逆さまの蝶
2.night light
3.Bleach (English version)

今年メジャーデビューしたSNoWというシンガーソングライター。今回のテーマソングとなった1.逆さまの蝶は、序盤はダークな感じでも、全体的には力強いメッセージで聴くものの心を捉えます。また歌詞の内容も文学的な表現を含みながらも、ストレートな歌詞が魅力的です。アニメの歌という偏見を持たずに聴いて欲しいと思います。私はこれから活躍するアーティストの一人だと思っています。

※地獄通信(地獄少女 Official Site)
http://www.jigokushoujo.com/

※地獄少女(東京テレビ)
http://www.mxtv.co.jp/jigoku/

※SNoW Official Site (Discographyで試聴可)
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/SNoW/

※YouTubeでOPが見れます。(↓この辺りを自己責任で。)
http://www.youtube.com/watch?v=KsroDFx2I_I
クリスマスを描いた物語はたくさんありますよね?私がすぐに思い付くのは、トム・ハンクスメグ・ライアンのラブストーリー、「めぐり逢えたら」(Sleepless In Seattle)や、意外かもしれないけど、「ダイ・ハード」もクリスマスの日でしたよね?他にもいろいろあるとは思うんですが、私が不覚にもマジ泣きしてしまったのが、アニメ「YAWARA!」のクリスマスの日の話の時なんです。コミックだとちょうどこの22巻の最後にあたります。コミックよりもアニメの方が、今までの話のフラッシュバックが挿入されているので、実に感動しました。

基本的には映画等で感動しても泣かないタイプで、今までで涙した映画は、「風の谷のナウシカ」「レオン」くらいですが、ここの「YAWARA!」の話は、何回見ても必ず泣けるんです。(恥)1話からきっちり見てる人なら、まず泣かされると思いますね。松田が柔を高校生の頃からずっと追いかけているのと同じように視聴者(読者)も同じく1話から追いかけているわけで、ここで松田の気持ちと見事にシンクロしてしまうんですね。「YAWARA!」という物語の中でも最終回以上の感動がありましたね。

さて、アニメ「YAWARA!」はオープニングとエンディングのそれぞれのテーマソングが、物語の節目で変わっていて、当時の有名アーティストが担当しています。TV版のみで次のとおり。

第1期
(OP) ミラクル・ガール / 永井真理子
(ED) スタンド・バイ・ミー / 姫乃樹リカ
第2期
(OP) 雨にキッスの花束を / 今井美樹
(ED) 笑顔を探して / 辛島美登里
第3期
(OP) 負けるな女の子! / 原由子
(ED) 少女時代 / 原由子
第4期
(OP) YOU AND I / 永井真理子
(ED) いつもそこに君がいた / Lazy Lou’s Boggie

今井美樹の雨にキッスの花束をは結婚式でも歌われるJ-POPSの名曲となりました。(作曲は「愛は勝つ」のKAN)サイレント・イヴのヒットで知られる辛島美登里は既に有名。原由子というのは、サザン桑田の奥さんです。エンディングの少女時代という曲は元々はアイドル時代の斉藤由貴に提供した曲のセルフカバーです。そして、おそらく知られざる名曲といえる、レイジー・ルーズ・ブギーいつもそこに君がいたは、アニメとのシンクロ率が最も高い歌詞の内容になっています。

残念ながら、アニメ「YAWARA!」はコミックの途中(25巻)までしか描かれずに最終回となりました。(後にOVAという形で補完されています。)現在はDVDレンタルできるようなので、年末年始の休暇中に借りて見て欲しいと思います。(1巻から!)

※プチトリビア
その一:浅香唯主演の実写版「YAWARA!」がある。
その二:柔の声を演じた皆口裕子は、ねるとん紅鯨団のナレーションをしていた。
その三:アニメの放映時はバルセロナ五輪の年で、アニメの終わりには必ず、開幕までの日数が表示された。

※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20040926.html
今年のクリスマスには、私はこのCDを聴きました。ホリー・コールのクリスマスアルバムで、聖夜の物語(Baby,It’s Cold Outside)です。彼女はカナダ出身のジャズシンガーで、映画『バグダッド・カフェ』の主題歌(コーリング・ユー)のヒットから、より有名になりました。以後の音楽活動でもジャズをメインとしながらも、通常のジャズ盤よりもポピュラーなサウンドで、ジャズシンガーとしての幅を広げていった人です。今回のCDでは、盟友のアーロン・デイビスとの共同プロデュースで、大人で上品なナンバーもありますが、セクシーなサンタさんなどの(Santa Baby)ちょっと趣向をこらしたナンバーも楽しめます。

Baby,It’s Cold Outside / Holly Cole
01. Chiristmas Time Is Here
02. Baby,It’s Cold Outside
03. The Christmas Song
04. Santa Baby
05. I’ll Be Home For Christmas
06. ’Zat You Sant Claus
07. If We Make It Through December
08. Christmas Is
09. Wildwood Carol
10. Sleigh Ride
11. What Is This Lovely Fragrance?
12. Never No
13. What About Me
14. Miracle

スタンダードナンバーの02. Baby,It’s Cold Outsideは、エド・ロバートソンとの甘いデュエットになっています。とってもお気に入りなのが、先に挙げた04. Santa Babyで、雰囲気的にはマリリン・モンローのようなキュートでセクシーな感じになっていて、とっても素敵です。08. Christmas Isはスウィング系のバンドアレンジで、他曲のオーケストラの合間にさりげなく入れてあるのはイキな演出だと思います。

ちなみに去年のセールで新品を1,000円で買いました。今年はセールに行けなかったな・・・それがちょっと残念でしたが、あとはいつもどおりのクリスマスでした。

※試聴はこちら
http://www.tsutaya.co.jp/item/music/view_m.zhtml?pdid=20034368

※期間限定ブログからの記事に追加修正しました。

※関連過去記事(おなじデュエットでも・・・)
http://diarynote.jp/d/57127/20051218.html
な、なんだ!このかっこいいジャケ写はっ!どうやらBoAちゃんの来年に発売予定のNEWシングル、Everlastingのジャケ写だそうです。本当に今年のボアちゃんは大胆なイメージチェンジの年だったように思います。それも大成功で、フェミニンな魅力にますます磨きがかかって輝いています。さて、そんなボアちゃんからクリスマスアルバムが届いているのはご存知?え?見たことない?それもそのはず、着うたメインの音楽配信サイトミュゥモから配信限定で下記の6曲を配信中です。

Merry Christmas from BoA
01.メリクリ
02.White Christmas
03.赤鼻のトナカイ
04.The Christmas Song
05.First Snow
06.メリクリ 2005 Winter Mix

05.First Snowは密かに新曲トラック。それでも目玉はやっぱり、06.メリクリ 2005 Winter Mixですね。この曲については12/25までしか配信しないそうですよ。詳細は公式サイトのポップアップで今すぐチェック!

※BoA Official Web Site
http://www.avexnet.or.jp/boa/

※@Music ミュゥモ(PCで試聴できます。)
http://mu-mo.atmusic.jp/
日本ではいまだにR&Bの勢力が強く、またロックでもオルタナ色があるものばかり。どちらにしても日本の音楽について感じることは、欧米の音楽に多大に影響を受けているものの、ジャンル的にはすごく偏ったまま吸収しているように思います。特にR&R(Rock & Roll)は不思議なくらいキレイに欠損してる。(ロックはあってもロールしてるものが少ない!)と、そんな想いを込めて、今日はブリティッシュ・ロックの名盤でThunderのデビューアルバム、Back Street Symphonyをご紹介です。

Back Street Symphony / THUNDER
01.She’s So Fine
02.Dirty Love
03.Don’t Wait For Me
04.Higher Ground
05.Until My Dying Day
06.Back Street Symphony
07.Love Walked In
08.An Englishman On Holiday
09.Girl’s Going Out Of Her Head
10.Gimme Some Lovin’
11.Distant Thunder
12.Sturday Night’s Alright(For Fighting)
13.Broken In Two

リリースは90年ですが、なんと今年で15周年記念ということで、デジタル・リマスターに加えて2曲の未収録音源が追加されました。(今回も日本のみの企画)実は私は当時にこれを100回以上は聴いているのに、レンタルで終わってたのでアマゾンでつい先日購入しました。そんなわけで、いつもより熱いレビューかもしれませんが、一般的には受けるかどうか・・・(苦笑)その辺はおいといて早速。イントロのギターが印象的なデビュー曲の01.She’s So Fineロックされ、続くヒット曲の02.Dirty Loveですっかりロールさせられる構成は意図したものなら、憎たらしいくらいです。そこからブルージーなバラードやカントリーっぽいミドルナンバーと続きますが、それもまた06.Back Street Symphonyのギターリフでノリノリにさせられます。また、ブリティッシュロックここにあり!といわんばかりの08.An Englishman On Holiday、極めつけがロックのスタンダードナンバーの10.Gimme Some Lovin’は、やっぱりイントロからスイッチが入るようになってます。(笑)

さて、ここまでのレビューは90年にも書けたわけですが、やはり追加の2曲について触れないとダメですね。若き日のエルトン・ジョンの代表曲である、12.Sturday Night’s Alright(For Fighting)(邦題:土曜の夜は僕の生きがい)は、先の10.Gimme Some Lovin’の代わりに入ったかもしれないカバーソング候補の1曲だったそうです。スタジオ録音そのままとって出したような音でも音質は悪くないです。13.Broken In Twoはオリジナルデモテープから起こしたもの。セッションらしく、のびのびとした演奏が聴けます。(ギターソロはかなりうなってます。)

というわけで、R&Rならとりあえずこれは押えておきましょう。今でも名盤です。

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2000474232
なぜもっと早くベスト盤が出なかったのか不思議だったTLCのベスト盤。実は出てるのに気がつかず、先日レンタル屋で発見し(ということは1年以上前にリリースしてた?)思わず借りてしまいました。彼女たちが一番売れていた時期は、2ndのCrazy Sexy Coolから、3rdのFanmailあたり。現在のデスチャくらいのブームで、日本ではちょうどSPEEDが大活躍していた頃です。ちなみにSPEEDのTLC大好きぶりは有名だったし、SPEEDのデビュー時(Body&Soul)のストリートファッションというのも、TLCのデビュー時に似ています。(この辺は伊秩氏の戦略かも?)少し話しがそれましたが、TLCについて。TLCというのは、T-BozLeft EyeChilliの3人の頭文字から命名されたR&Bチームです。全くの新人だった彼女たちを有名プロデューサーのLA.ReadとBabyfaceが発掘しプロデュース(LA’face)します。そして、一気にR&Bの頂点まで登り詰めさらなる飛躍をしようとしていた矢先に、誰も想像し得なかった「あの事件」が起こってしまいます。

Now & Forever : The Hits / TLC
01. Ain’t 2 Proud 2 Beg
02. What About Your Friends
03. Hat 2 Da Back
04. Get It Up
05. Baby Baby Baby
06. Creep
07. Red Light Special
08. Waterfalls
09. Diggin On You
10. Kick Your Game
11. Silly Ho
12. No Scrubs (rap version)
13. Unpretty
14. Come Get Some (featuring Lil Jon/Sean Paul Of Youngbloodz)
15. Girl Talk
16. Damaged
17. Whoop De Woo (previously unreleased)
18. In Your Arms Tonight
19. Turntable

TLCのサウンドに欠かせない存在であった、ラッパーのレフト・アイの事故死(2002年)という現実は、残念ながら事実上TLCの終焉に結びつきました。 よって、このベスト盤に含まれる数曲に彼女の姿はありませんが、残されたメンバーの特別な想いで作成された曲には、常にレフト・アイへのオマージュが込めてあります。そんな彼女たちの軌跡を代表曲とともに振り返ると、鮮烈デビューを飾った01. Ain’t 2 Proud 2 Beg、最初のNo.1ヒットとなった05. Baby Baby BabyのセクシーなグルーブはR&Bの歴史に残る名曲。ここに収録の12. No Scrubsは、レフト・アイのラップバージョンで、アルバム収録分とは異なるものになっています。15. Girl Talkでも、既に亡くなった彼女のことをラップでサラリと触れています。

こうしてベスト盤という形で改めて聴くと、彼女たち3人の功績はあまりにも偉大だったと思うし、彼女たちが登場してなかったら、現在のR&Bも違ったものになっていたのではないかと思いますね。少なくともR&Bを語るのに欠かせない存在であることは間違いないと思います。

※試聴はDiscographyから(1,890円で再販中!)
http://www.blackcandyonline.com/_artist/info.php?id=1378
うーん。去年の今頃だったら普通にオススメできたのになぁ・・・(苦笑)つい先日、正式に離婚を発表したジェシカ・シンプソンが昨年発表したクリスマスアルバムです。内容は非常にファミリーな雰囲気で、スタンタードをメインになかなかいい感じなんですが、わずか1年でこういうことになるとは・・・美人でも悩みが多いこともあるんですねぇ。


ReJoyce / Jessica Simpson
01.Let It Snow,Let It Snow,Let It Snow
02.The Christmas Song(Chestnuts Roasting...)
03.Baby,It’s Cold Outside (with Nick Lachey)
04.O Holy Night
05.The Little Drummer Boy (with Ashlee Simpson)
06.I Saw Mommy Kissing Santa Claus
07.What Child Is This
08.What Christmas Means To Me
09.Breath Of Heaven (Mary’s Song)
10.It’s Christmas Time Again
11.Hark! The Herald Angels Sing (with Tye Tribbett/GA)

夫のニック・ラシェイ(元98Degrees)とのデュエットで、とってもファミリーな感じになっている「Baby, It’s Cold Outside」も今となってはうすら寒い感じに。(爆)それでも、今話題沸騰中のアイドルで妹のアシュリー・シンプソンとのデュエットの05.The Little Drummer Boyはレアなトラックだと言えます。このような宗教音楽(基本は合唱曲)をロックな2人が歌うのは不自然なようですが、実はシンプソン家は牧師一家なので当人たちにとってはフツウのこと。(もしかしたら幼少の頃にもこういう場面があったのかも?)

プライベートではイマイチな年になったジェシカでしたが、女優業では主演映画が興行収入1位となるなどお仕事面では大活躍中です。現在は来年リリース予定の4枚目のアルバムを作成中とのこと。この全米注目の美人姉妹から、今後も目が離せない?

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1786634
先日少しだけふれましたが、ついに植村花菜の1stアルバムが来年の1/4(彼女の誕生日だそうです!)にリリース決定しました。タイトルは「いつも笑っていられるように」です。正直だいぶ待たされた感じがしてたんですが、その分嬉しさも倍増で今から楽しみです。
 
 
 

キセキ / 植村花菜
01.キセキ
02.恋の魔法
03.キセキ (instrumental)
04.恋の魔法 (instrumental)

これは最新シングルですが、どちらもアルバムに収録予定なのでレンタルしませんでした。で、アルバムはぜひ買いたいなぁ〜と思ってます。音楽も好きなんですが、ぶっちゃけルックスも好みのタイプで・・・(照)公式HPにいい感じの写真がたくさん載っているので、そういう写真集っぽいのが初回限定とかだと付いていることが多いから、そういう部分でも期待してるんです。(ちょっちヨコシマなファン?)え?植村花菜を知らない?それではいい年が越せませんよ。今すぐチェック!

※植村花菜 Official Site (音はdiscography 写真はgalleryで)
http://www.uemurakana.com/
平原綾香柴田淳など、有能な女性アーティストを次々と輩出しているドリーミュージックから、今後注目の女性歌手ということで、川江美奈子の最新シングルをチェック。タイトルとジャケ写のとおりの、この冬に聴きたい、ハートウォーミングなバラードソングです。



 
ぬくもり / 川江美奈子
01.ぬくもり
02.いついつまでも
03.ぬくもり(VOCAL-LESS version)
04.いついつまでも(VOCAL-LESS version)

彼女はまだ1stアルバムしかリリースしていませんが、音楽のキャリアは長く、これまでも様々なアーティストに楽曲を提供してきた人です。最近では、中島美嘉のヒット曲の「桜色舞うころ」が彼女の作曲で、アレンジが武部聡志でした。今回の作品もこれまで同様に武部氏とのコンビで、質の高いサウンドになっています。週末にシングルCDをまとめ借りする方は、この1枚もぜひ手にとって欲しいと思います。

※川江美奈子 Official Web Site(Discographyで試聴可)
http://www.minakokawae.com/
80年後期のダンスミュージックシーンを語るのに欠かせないアーティストのひとり、ジョディー・ワトリーのベストアルバム。強力なプロデューサーを味方にポピュラーな人気を博したキャリン・ホワイトとは異なり、独自の音楽路線とファッションで多くのファンを魅了したカリスマディーバです。元ダンサーというキャリアを存分に生かしたステージパフォーマンスは、他のアーティストとは明らかに一線を画していました。細く小柄な彼女がステージに立つと強烈な輝きを放つ瞬間をもう一度思い出させてくれるアルバムです。

Greatest Hits / Jody Watley
01.looking For A New Love
02.I Want You
03.Some Kind Of Lover (Dance Mix)
04.Friends
05.Still A Thrill
06.Everything
07.Don’t You Want Me (Dance Mix)
08.Your Love Keeps Working On Me
09.Most Of All
10.I’m The One You Need
11.Ecstasy (Extended Dance Mix)
12.When A Man Loves A Woman (P.M. Dawn Remix)
13.Real Love

前述のように彼女が一番輝いていたMCA時代のアルバム(特にLarger than Life)から選曲されているだけでなく、リミックス等のニューバーションで収録されているので、今聴いても古く感じないように配慮されています。同アルバムからのヒット曲04.Friends06.Everything13.Real Loveは全てアルバム発表後の別バージョン。当時のカリスマぶりを呼び起こす代表的な3曲です。後期に入ってからの08.Your Love Keeps Working On Me11.Ecstasy (Extended Dance Mix)あたりになるとサウンド的には最近のものと変わらないものの、ポピュラーになりすぎてジョディー本来の魅力は半減しています。

このベスト盤も日本の独自編集なので、アルバムから抜き出しただけでなく、当時日本のディスコ等でよく使われたダンスチューンのものを使ってるので非常にリスナーに親切な内容でオススメです。あと、機会があれば06.EverythingのPVに、当時の彼女のカリスマぶり(ステージパフォーマンスを含む)が回想シーンのように収録されていますので、一度見てみて欲しいです。(一見の価値あり!)

※試聴はアマゾンでできます。(ジャケ写をクリック)

※関連過去記事(キャリン・ホワイト)
http://diarynote.jp/d/57127/20041218.html

※プチ・トリビア
大ヒット映画「NANA」でお馴染みのREIRA starring YUNA ITO / ENDLESS STORYはジョディーがMCAから移籍後のアルバム、Flower(98年発表)に収録のIf I’m Not In Loveのカバー曲です。(本家はヒットしてないので、忘れた頃に想定外の印税が発生中?)
最近のJ-ROCKシーンは盛り上がっていますが、ヴィジュアル系でないロックバンドとしての先駆け的な存在だった、MOON CHILDのベスト盤を取り上げます。ヒット曲と未収録曲から構成されています。後発の商品にはライブDVDが付いていてとってもお得。(後発でという所がさすがエイベックス!)99年に惜しまれながらも解散してから、バンドのキーマンであった佐々木収は、現在はSCRIPTというロックユニットで活動しています。ちなみに、GacktやHYDEの出演した同名映画とは全く無関係です。

Treasures of MOON CHILD 〜THE BEST OF MOON CHILD〜
01.GOLD
02.STAR TOURS
03.グロリア
04.フリスビー
05.requiem for the man of nomad(RED BOOK version)
06.Hallelujah in the snow
07.アネモネ
08.ESCAPE
09.微熱(ALBUM version)
10.Blue Suede Shooting Star
11.Over the rainbow
12.Brandnew Gear

こうして改めて聴いてみると、日本のロックとしての質の高さが再確認されますね。08.ESCAPEが人気ドラマの主題歌に抜擢されたことでブレイクします。とはいえ、この曲だけではこのバンドの実力を知ることはできません。続く、07.アネモネのヒットで、これはホンモノだと認識した人が多いと思います。(私もその一人ですが。)真冬の星空を歌った美しいメロディーの02.STAR TOURS、切ない別れをやさしく歌った11.Over the rainbowあたりは特に名曲です。この暖かいロックサウンドはこの時期にもピッタリです。とりあえずレンタルでどうぞ。

※試聴はこちら(TSUTAYA)
http://www.tsutaya.co.jp/item/music/view_m.zhtml?pdid=20008505
これが最新のウォークマンだって。(メモリータイプ)すんごいなぁ〜。ここまで来ると失くしそう。(苦笑)私が学生の頃はCDウォークマンで、本体とは別にCDをホルダーに10枚近く入れて持ち歩いていたんだけど、まさかこれだけで音楽を外で楽しめるようになるなんて想像もできなかったな。さて、今回も私の512MBを公開します!今回はすっかり冬モードに衣替えしていますよ。一言コメントと一緒にご紹介です。  
 

※洋楽
□Song About Jane / Maroon 5
まだ消去されたことがないです。カイロより携帯してる。(笑)
http://diarynote.jp/d/57127/20050826.html
□Hotel Paper(Japan) / Michelle Branch
私はアヴリルよりもミシェル派です!
http://diarynote.jp/d/57127/20050702.html
□The Greatest Hits 〜Unbreakable〜 Vol.1 / Westlife
ボーイズコーラスは気持ちがいいな。後半の新曲は冬仕様です。
http://diarynote.jp/d/57127/20051014.html
□GREATEST HITS / SIMPLY RED
新譜が出てるそうで、すごい欲しいんだけどこれでガマン中。
http://diarynote.jp/d/57127/20050520.html

※邦楽
□mihimarhythm / mihimaru GT
ニューアルバム前におさらい中。ここも「ミヒマル」での検索率高いです。
http://diarynote.jp/d/57127/20040927.html
□ひとり / 柴田淳
冬はしばじゅんだね〜。特にこのアルバムがお気に入り。(リンクはシングル集)
http://diarynote.jp/d/57127/20050925.html
□フジファブリック
このダサメロがクセになる?ロックでも案外、暖かい音です。
http://diarynote.jp/d/57127/20050317.html
□そうかな / 小田和正
雪の振る日に「まっ白」を聴きたいので、常に携帯して待機中。
□FUSE OF LOVE / 倉木麻衣
麻衣ちゃんとはいつも一緒。(照)
http://diarynote.jp/d/57127/20050924.html

邦楽の方が多くなりました。特にしばじゅんと小田和正はかなりローテーションしてます。12月は好きなアーティストのリリースラッシュなので節約生活中です。とりあえず、一青窈のニューアルバムが一番楽しみ。そして来年早々にはついに植村花菜の1stアルバムが出ますので、こちらも要チェックです。
ダリル・ホール&ジョン・オーツのベスト盤というのはたくさんあって、いったいどれが本当のベスト?って状態になっていますが、私はこのCDがベスト・オブ・ベストだと思います。これは来日記念に特別に選曲されたもので、いわば日本のファンのためのスペシャルベストなんです。主なヒット曲と貴重なライブトラックがあるので、これ一枚で彼らの魅力を十分に味わえることができると思います。

the best of times / Daryl Hall & John Oates
01.Sara Smile
02.Rich Girl
03.Wait For Me [Live Version]
04.You’ve Lost That Lovin’ Feeling
05.Everytime You Go Away
06.Kiss On My List
07.Private Eyes
08.I Can’t Go For That (No Can Do)
09.Maneater
10.One On One
11.Say It Isn’t So
12.Out Of Touch
13.Method Of Modern Love
14.Everyting Your Heart Desires
15.So Close [Live Version]
16.Hall & Oates Voice Message
17.What’s Going On [Live Version]
18.Me And Mrs. Jones [Live Version]

80年〜90年代のヒット曲から構成されています。03.Wait For Meはストリングスアレンジを含むアンプラグドで、よりエモーショナルになっています。07.Private Eyesは、数年前にCM(デジカメだっけ?)でリバイバルヒットとなった代表曲。15.So Closeが90年にハードロックで大成功していたジョン・ボンジョビが提供し話題となった名曲。以降はライブ構成で、最後が70年代のフィリー・ソウルの名曲18.Me And Mrs. Jonesの極上カバーという贅沢な内容です。

やっぱりホール&オーツの魅力は、ライブ曲でより輝きを増すように思いますね。16.Hall & Oates Voice Messageにあるように、日本限定盤なのでぜひ押えておきたいCDです。

※試聴はこちら
http://www.tsutaya.co.jp/item/music/view_m.zhtml?pdid=20000474
ついに念願の携帯乗り換えが出来ました!今までありがとうツーカーくん。そして、よろしくねAUくん。それにしても最新の携帯ってすんごいですね。こんなことまで出来るの?と驚いています。こんな楽しいアイテムは私の若い頃にはなかったよ。(っていうかポケベルやったし。)それに携帯が出始めた頃から比べても、こんなにいろんなことが出来るようになるなんて、想像も出来なかったよ。ほんと、長生きはするもんじゃ〜

んで、初めて着うたフルっていうのをダウンロードして聴いたんです。曲はmihimaru GTSo Merry Christmasです。思ったより音がいいんですね。実は携帯で音楽なんて・・・とバカにしてたんですが、十分アリですね。まぁ、1曲315円というのはちょっち高いような気もしますが。(このミヒマルだってCDで持ってるし。)

ezwebもこんなにキレイになってるの知らなかった。数年前にツーカーでやってたけど、飽きちゃってやってなかったし。こりゃパケ代がかかりそう・・・

とにかく大満足でした!

※仲間由紀恵withダウンローズ Official Blog
http://blog.duogate.jp/downloads/
またあの歌声が帰ってきました。元ちとせの約2年ぶりのニューシングル、語り継ぐことです。この壮大でメロディアスなバラードに温もりを与えたのは、アレンジャーとして参加したスキマスイッチの常田真太郎(アフロの人ね。)です。今回久しぶりに聴いてみても、やっぱり圧倒的な存在感だなぁと思いましたね。


01.語り継ぐこと(MBS/TBS系アニメ「BLOOD+」(エンディングテーマ)
02.月を盗む(ゲーム「GENJI」主題歌 )
03.Happiness is a warm gun(ビートルズのカバー)

さて、いつもならここでレビューするのですが、今回は元ちとせ本人に語ってもらいましょう!実は12/14までの期間限定で、下記のサイトでインターネットTVが放映されています。デビュー時の頃の話から、休業中の話、そして今回の「語り継ぐこと」については、スキマの常田君も交えて語っています。(約45分)彼女はあまり歌番組にも出ないので、そういう意味でも貴重な映像も満載なので今すぐチェックです。

※元ちとせ『語り継ぐこと』スペシャル(12/14まで再配信中)
http://www.hajimechitose.com/

※元ちとせ Official Web Site
http://www.office-augusta.com/hajime/
ボアちゃんの最新シングル、抱きしめるです。Do The Motionあたりから、すっかりフェミニンな魅力を持つようになってきましたね。昔はいつもパンツルックだったのに、最近はスカートで髪型なんかも大人っぽくなって、時々ドキッとするような視線で歌ってくれるから困ってしまいます。(苦笑)
 
 

抱きしめる / BoA
01.抱きしめる
02.Before you said goodbye to me
03.抱きしめる (TV MIX)
04.Before you said goodbye to me (TV MIX)

ジャケ写を見るとバラード曲なのかなって思ったら大間違いで、バリバリのアッパーチューンなダンスナンバーでした。やっぱり、彼女はアップテンポの曲がよく似合いますね。途中にはちょっとした「セリフ」みたいなのがあって、これがまたツボにはまってます。(笑)カップリングの02.Before you said goodbye to meは今までにない雰囲気で、昔のソウルサウンドをポップなアレンジにしてあって、こちらも要チェックです。ますます魅力的になるボアちゃんには、まだまだ目が離せません。

※BoA Official Web Site
http://www.avexnet.or.jp/boa/
またまたGIZAから、かわいい女の子が出ました。岩田さゆりっていう子です。なんと写真集まで出ているそうです。おそらく2年後くらいたったらGIZAはハロプロみたくなってるかも?それとも麻衣ちゃんに続くアーティストになるのか?
 

 

Thank You For Everything / 岩田さゆり
01.Thank You For Everything
02.ホントの笑顔 ホントの気持ち
03.Thank You For Everything-TV version-
04.Thank You For Everything-Instrumental-

Thank You For EverythingがGIZAご用達?アニメの「名探偵コナン」のエンディングテーマです。見てなくても最近やたら街で耳にするので、すぐわかると思います。(ちなみにオープニングが倉木麻衣)なんか、Everythingがえびせんに空耳するのは私だけでしょうか?(だいたひかる風に)それにしてもこういうジャケ写には弱いね。麻衣ちゃんのニューアルバムと同じ感じ。さらにかわいい写真は下記の公式サイトでどうぞ。

※岩田さゆり 公式HP(えびせん〜オンエア中!)
http://www.sayuri-iwata.com/main.html

※関連過去記事(麻衣ちゃん)
http://diarynote.jp/d/57127/20050924.html
ソウル・ミュージックの起源はアメリカの黒人音楽。それは揺るぎない事実だけど、もしもそれが日本だったら、たぶんこんな音楽になっていたんじゃないかなって。そんな風に思ってしまうのが、椎名純平の1stアルバム。椎名林檎の兄ということは、単なる事実なだけで肩書きとしては不要。おそらく、彼はソウルを敬愛しているけど、敬愛するアーティストになりたいのではなく、自分の中にあるソウルを探求し続けているのではないかと思います。

椎名純平
01.EV
02.物語
03.世界
04.未来
05.逃げろ!
06.仮面
07.疑惑
08.珈琲屋
09.無情
10.白昼夢
11.朝
12.MUSIC MAKER

ディープでアダルトなサウンドに渋すぎるボーカル。力みはないのに太く重く力強い、そんな重力に近い引力で彼の世界に引き込まれてしまいます。また、ソウル・ミュージックを基調とするものの歌詞に英語がないのが特徴で、しっかりと聞き取れる日本語が「重み」を生み出しているのだと思います。

独特のグルーブ感がスリリングな03.世界、突き抜けるようなサビが印象的な04.未来、ビターでかつメロウな09.無情がシングル曲で利きどころ。09.無情は松尾"KC"潔の監修によるオムニバス「smooth」に収録されています。最後の12.MUSIC MAKERは、トラックメイカーでラッパーでもあるDEV LARGEとのコラボで、ディスコ風味でノリのいいサウンドになってます。

とにかくデビューアルバムとはとうてい思えない完成度です。ソウル好きな人には必聴の名盤だと思います。

※椎名純平 公式HP(Sony Music Ent.:試聴可)
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Arch/AI/JunpeiShiina/

※関連過去記事(偽 松尾KC?)
http://diarynote.jp/d/57127/20050314.html
今日はディーライトに負けないくらい多国籍なヒップホップ4人組のDELiGHTED MINT(DM)のベスト盤です。最初に言っておかなければならないのは、左のジャケ写のものは2枚目のベスト盤なのですが、先に出ているBEST 1の方がはるかに内容がいいので、ここではそちらを取り上げます。よって以下のトラック情報とレビューは、先発ベスト盤の分になってますので注意してください。(ジャケ写は最後の試聴サイトをクリックして確認してください。)

BEST 1 / DELiGHTED MINT
01.Along The Bayside(Giant Swing Mix)
02.テキトーな奴ら-Why can’t we be friends?
03.Bullpa
04.Higher Elevation(ALBUM MIX)
05.SKY(BLACK GITANE MIX)
06.EYES ON YOU
07.CYCLE OF SPIRITS
08.雲の糸
09.Theme
10.Along The Bayside
11.ASK
12.CYCLE OF SPIRITS(K&M 000822 TWIN MIX)
13.Creators-Last Lyricists
14.TO YOU(LOVE FROM THE SUN MIX)
15.LOVE AGAIN

イタリア×カメルーン×日本人というMC3人に、HANAという女性ボーカルを迎えて結成され99年にインディーズシーンに登場し話題となりました。この頃の2枚の12インチ盤は後にあのRIP CURL RECORDINGSによってCD化されるなどして、日本の新世代HIP-HOPとして注目され満を持してメジャーデビューしました。そこからも挑戦的なサウンドを展開するも結果的に迷走するようになり、ついに女性ボーカルが脱退。『ちびまる子ちゃん』エンディング・テーマとなった休日の歌(Viva La Vida)は一般的に彼らの名前が知られるようになったものの、既に違うDMになってしまっています。

そんなわけで、彼らのベスト盤はBEST 1の方でないとダメです。(断言)彼らを語る上で欠かせない名曲10.Along The Baysideもわずか45秒の09.Themeによって幕があがるのは、RIP CURLのものと同じ構成でやはりクール。それでも一般的に有名なのは、02.テキトーな奴ら-Why can’t we be friends?で、ここで彼らのことを知った人が多いはず。14.TO YOU(LOVE FROM THE SUN MIX)はミックスバージョンですが、やはりこのあたりが彼らの魅力だったと思います。クールなヒップホップが好きな人は必聴です。

※試聴はこちら(ジャケ写もこちら)
http://www.tsutaya.co.jp/item/music/view_m.zhtml?pdid=20029439

※ひとりごと
m-floと比較されることが多かった彼らはもっと評価されるべきだったと思うな。デビューアルバムとなったAlong The Baysideでのサウンドはあまりにも斬新だった。それでも、認知度は「ちびまる子ED」止まりというのは不思議というか、残念というか・・・

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