サイケデリックでファンキーな3人組、Deee-Lite(ディーライト)のデビューアルバム。NYのサイケファッションが似合うNY育ちの歌姫キアーと、ロシア人のスーパーDJディミトリ、そして若かりし日のテイ・トウワという多国籍な個性がダンスミュージックという共通点でみごとに溶け合った名盤です。サウンド的にもなんでもありの寄せ鍋のようで、基本的なダシはファンクでも、そこには様々な音楽のエッセンスが盛り込まれています。

World Clique / Deee-Lite
01.Deee-Lite Theme [*]
02.Good Beat
03.Power of Love
04.Try Me On...I’m Very You
05.Smile On
06.What Is Love?
07.World Clique
08.E.S.P.
09.Groove Is in the Heart
10.Who Was That?
11.Deep Ending
12.Build the Bridge

Deee-Lite
the lady miss KIER KIRBY
super dj DIMITRY
jungle dj TOWA TOWA

ジャケットの写真で既に怪しい感じが出まくりですが、彼らの名前を一躍有名にした大ヒット曲の09.Groove Is in the HeartのPVもほぼこのままの服装で登場しています。とにかく、思いつく限りの「楽しい音」をミックスしたサウンドになってます。特にこのCDにおけるサウンド・テクスチャーの使い方は神業クラスで、DJの中でディーライトを知らない人はいないといっても過言ではないでしょう。とはいえ、そういう技術面での工夫なんかも感じさせないあたりが彼らのスゴイところです。

現在ではDJのカリスマ的な存在であるテイ・トウワは、このユニットでの成功後に日本でも活躍するようになり、90年半ばでの「ガキの使い〜」から誕生したダウンタウン扮するゲイシャ・ガールズなどは彼のプロデュースによるもので、一般的にはこれがきっかけで国内で有名になります。現在での活躍ぶりはここで触れるまでもないでしょう。

難しいこと抜きで楽しいと感じさせる音楽を緻密な計算と新しい感性で創造するということは、ある意味でアートよりもアートな活動かもしれませんね。そうした創造力への可能性を一番多く秘めているのはDJなのかもしれないと思ってしまいます。

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/11335

※テイ・トウワ 公式サイト
http://www.towatei.com/

※プチ・トリビア
ディミトリという大物DJはあと2人いる。(笑)
90年前後のUKアーティストの勢いは、すさまじいものがありました。特にアメリカのダンスミュージックシーンでは、80年代のブラックミュージックが陰りを見せ始めたことで、それに代わる新世代の音楽としてUKブラックと称され、シーンを席捲しました。今日はその中でも、当時最もよくプレイされたUKハウステクノトロニックで、Pump Up the Jamをピックアップです。

Pump Up the Jam / Technotronic
01.Pump up the Jam
02.Get Up (Before the Night Is Over)
03.Tough
04.Take It Slow
05.Come On
06.This Beat Is Technotronic
07.Move This
08.Come Back
09.Rockin’Over the Beat
10.Raw
11.Wave [*]
12.Bluestring [*]

頭に入ったら最後、呪文のように繰り返される01.Pump up the Jamはもう麻薬レベルですね。日本でもクラブなどでパワープレイした名曲。(迷曲?)このPVが家の古いビデオテープに記録されているのですが、この呪文(女性ボーカル)にあわせて、取り憑かれたように、ひたすら踊ってる黒人男性がやたら印象に残ってます。(笑)続く02.Get Up (Before the Night Is Over)も大ブレーク。このあたりは、いろんなミックスバージョンがあります。個人的には、ひたすらカモ〜ンを連呼する05.Come Onもかなり中毒気味になった記憶がありますが、今となってはいい思い出に。(笑)

やっぱり、テクノ・ハウス系という音楽は行き着くところはノリです。しかも理屈抜きで身体が動いてしまうようなリズムが大前提にあると思います。何回も繰り返される歌詞もリズムの一つになってるんでしょうね。ふと思うのが、日本の音楽シーンでこういうのがあるかな?と。とっさに思いつくのは、「タッタタラリラ〜」の踊るポンポコリンぐらいかな。(実は、あの2人は物凄いミュージシャンなのだが。)

※試聴はこちら(呪文注意)
http://www.hmv.co.jp/product/detail/11414

※関連過去記事(イタロハウス)
http://diarynote.jp/d/57127/20051001.html
90年にUKのクラブシーンに彗星のごとく現れた、キャシー・デニスのデビューアルバム。このアルバムからはNo.1を含むヒット曲が多数生まれました。声もルックスもとにかくキュートで、ダンサブルでキャッチーなサウンドとともに、アメリカでも一世風靡した女性アーティストです。
 
 

Move to This / Cathy Dennis
01.Just Another Dream
02.All Night Long (Touch Me)
03.C’mon & Get My Love
04.Too Many Walls
05.Tell Me
06.Everybody Move
07.Move to This
08.My Beating Heart
09.Got to Get Your Love
10.Taste My Love
11.Just Another Dream (12"mix)
12.Just Another Dream (Alternative Bass Dub Version)

ブレイクのきっかけとなったのは、当時の英国ハウス界で有名だったプロデューサーのダンシン・ダニー・Dのプロジェクト、D-MOBでボーカルに起用された、03.C’mon & Get My Loveのスマッシュヒット。MTVでもキュートなルックスも手伝って、一躍有名に。その後は、02.All Night Long (Touch Me)をさらにダンスチューンにアレンジしたリミックスバージョンとアルバムから人気が出た04.Too Many WallsがNo.1ソングとなります。もちろん、先行シングルだった01.Just Another Dreamや、タイトル曲の07.Move to Thisもヒット。アメリカで成功した秘訣は、彼女の音楽がクラブダンスを基調としながらも、マドンナのような誰もが親しめるポップスになっていたことだと思います。残念だったのは、これがマドンナのように続かなかったことです。それでも、このアルバムは90年代では欠かせない名盤なのでオススメです。

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/11332
久しぶりに出ました!くりパックです。なんと、今週号のヤングアニマル(YA)の巻頭グラビアに「しょこたん」こと中川翔子が出てます。「考えるヒトコマ」とかブログを見て知ってたんですが、グラビア見るのは初めてでした。彼女のブログは本になるなど、真鍋かをりに迫る勢いでブレイク中のアイドルです。毎日20程度の更新があるし、主に携帯からの更新なのでリアルタイムな内容でなかなかおもしろいです。

あとベルセルクですが、なんとなくヤバイ感じになってませんか?ストーリーの進み方が異常に遅いし。あと、ガッツの存在感も薄くなってきてるような気が・・・。一人で使徒を狩ってた頃の方がかっこよかった。(ベッドで安静にしてるガッツって、今までにあったっけ?)さすがに中だるみで、もしやこのままサザンアイズ状態か?すごく心配・・・

さて、過去記事を少し更新しました。文章を追加したり、英語表記に変更したりした程度ですが、これを機会にぜひ聴いてみて欲しい名盤ばかりです。レンタルもできるので、ぜひお試しあれ!

※Thought’Ya Knew / Ce Ce Peniston(トラック情報とレビュー追加)
http://diarynote.jp/d/57127/20040917.html
※SUPERNATURAL / Des’ree(トラック情報を追加)
http://diarynote.jp/d/57127/20050316.html
※LOVE SONGS / Chicago(曲名を英語表記に変更)
http://diarynote.jp/d/57127/20050519.html
※Cuts Both Ways / Gloria Estefan(文章を追加、変更)
http://diarynote.jp/d/57127/20050706.html

ちなみに最近はよくデズリーを聴いてます。ライフを誰かがカバーしてるのをCMで聴いたのがきっかけ。なんのCMだっけ?忘れた。改めて、シカゴのバラードは本当にすごいな。明日からは、ダンス系の音楽をセレクトしていく予定です。お楽しみに。
ラジオとかで聴いて、「あ、これいい曲だなぁ〜」って思っても曲名がわからずじまいでモヤモヤすることってありませんか?昔のラジオ(FM)は、曲をかける時は最初と終わりに必ずDJが曲名を言ってくれたもんですが、最近は耳をたてて最後まで聴いていても、途中でジングル(FM○○〜とか入る効果音のこと。)が入るので、わからずじまいなことが多いんですよね。でも最近のケイタイでラジオを聴くと、そういう悩みが解消されるばかりか、そのまま着うたゲットできるそーな。ほぉ〜長生きはするもんじゃの〜(笑)

さみしがり屋の言葉達 / 安藤裕子
01.さみしがり屋の言葉達
02.MONDAY BABY.
03.さみしがり屋の言葉達(inst.)
04.MONDAY BABY.(inst.)

そういう文明の進歩に乗り遅れているおかげで、2週間くらいモヤモヤしていたのがこの曲。安藤裕子という人だとわかりました。実はユーミンの新曲か?と思うくらいの感じだったので苦労しました。少し調べてみると、今回の曲は本人もユーミンへのオマージュ的な感覚で歌ったものだそうで。(苦笑)印象的な歌詞がすごく魅力的だと思います。彼女の詳しいことは私も知らないので、下記の公式サイトでチェックしてみてください。

※安藤裕子HP「Andrew Page」(an audition roomで試聴できます。)
http://www.ando-yuko.com/
このブログでずっと追いかけてきた、mihimaru GTですが、ようやくCDTVでも見かけるようになってきました。そして今回はウィンターシーズンに、暖かい気持ちになれるミヒマル初のスローバラード、恋する気持ちがニューシングルとして、11/23にリリースされます。今回はラップなしで、hirokoちゃんがしっとりと丁寧に歌い上げています。
 

恋する気持ち/YES mihimaru GT
01.恋する気持ち (※TBS系日曜劇場「恋の時間」主題歌)
02.YES
03.恋する気持ち (Instrumental)
04.YES (Instrumental)

前回からだいぶ「歌」路線に変わってきて、今回はラップなしのストレートなソウルバラードになってます。全ての恋する人たちにピッタリのラブソングで、PVのhirokoちゃんもとてもいい表情してますので、 そちらも要チェックです。(初回限定盤にはDVDが付きます。)11月末まで、下記の公式サイトでこのPVのフル試聴をやっています。今すぐチェックしてみよう!

※mihimaru GT 公式HP
http://www.universal-music.co.jp/mihimaruGT/

※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20050913.html
http://diarynote.jp/d/57127/20050320.html

※追記:昨年の彼らのマキシ、「H.P.S.J / So Merry Christmas」もついでにレンタルしよう!一枚のCDの中にPVが入ってます。そして、あの幻の迷作ビデオも?(笑)
ま、ま、麻衣ちゃん?んのああぁ〜、なんかイメージが違うのねぇ〜(思わずマキバオーの喋り方になってしまた。)ホームページも違う写真に変わってるし。そういえば、麻衣ちゃんは「ダンシング」の頃から微妙にメイクが変わってきてたなーなんて思ってたんだけど。私の好きな麻衣ちゃんはPVで言うと、Secret Of My Heartとか、Feel Fine!とかなんだけど。このPVってどんなのだろ?麻衣ちゃんは十分かわいいから、そんなメイクは不要なのになぁ。でも、ブログが以前より更新されてて嬉しい。(それにしてもトラバの数がすごい。>200越えしてるし。)全国ツアーが終わったみたいだし、少しはオフがあるのかな?お疲れちゃ〜ん。温泉でもいってゆっくりしてね。(なのね〜)

Growing of my heart / 倉木麻衣
01.Growing of my heart
02.Seven Nights
03.Winter*Swear

※倉木麻衣 Official Web Site (GIZA Studio)
http://www.mai-kuraki.com/index.html

※倉木麻衣 Official Blog (Livedoor)
http://kuraki.livedoor.jp/

※麻衣ちゃんの過去記事リンク(妄想含む)
http://diarynote.jp/d/57127/20050924.html
http://diarynote.jp/d/57127/20050627.html
http://diarynote.jp/d/57127/20050405.html
うーん、こういうアームレスタイプのヘッドホンが激しく欲しい。デジタルプレイヤーと色合わせて歩きたいな。今持ってるヤツはぜんぜんかっこよくないし。なんであんなの買ったんだろ?(安かったしその場で衝動買いしたんだっけ。)さて、今日は現在のオーディオメモリーに入ってる音楽を紹介するコーナーの2回目。これシリーズ化していくので、よろしくです。今回も一言コメントと一緒にご紹介。
 

※洋楽
□Song About Jane / Maroon 5
これは外せないな。今でもよく聴いてます。
http://diarynote.jp/d/57127/20050826.html
□Greatest hits / LeAnn Rimes
やっぱこの時期はカントリー風味で歩いてます。
http://diarynote.jp/d/57127/20051102.html
□The Story Goes... / Craig David
これめちゃカッコイイです。マジでヤバイ!購入すべし。
http://diarynote.jp/d/57127/20051004.html
□My Best / Meja
新しいベストが出てるみたい。今日も明日も、ばらっぼ〜ん×2
http://diarynote.jp/d/57127/20050224.html

※邦楽
□Say It’s Forever / Miz
天気のいい日に「NEW DAY」を聴くと気分爽快!
http://diarynote.jp/d/57127/20040928.html
□KAELA / 木村カエラ
最近のよりいい曲がたくさんあると思う。「Level42」が好き。
□Yuka Kawamura Best”Works”/ 川村結花
秋空にぴったり。”本家”夜空ノムコウ・・・
http://diarynote.jp/d/57127/20051028.html
□MELODY CIRCUS / LISA
懐かしの洋楽をカフェボッサで聴くことができます。
http://diarynote.jp/d/57127/20050505.html
□Wish You The Best / 倉木麻衣
麻衣ちゃん、カワユス。「Winter Bells」のPVがギザ。

だいぶロック色が強くなってます。中身は秋冬ものに衣替えしてます。あら?邦楽では男性ボーカルないし。あとで、SOSでも入れておこう。今度はさらに冬モードに移行しようかな。本当に音楽なしでは生きていけないな。
いつもカラオケでお世話になっているSkoop On Somebodyです。もちろんあんな風に歌えるわけないけれど、たいていケミストリー、ゴスペラーズ、平井堅という所は他の人とかぶるんです。それで、S.O.Sで有名なヤツを入れると知ってる子は知ってるし、知らなくても「へぇ〜なんかいい感じ〜」となることが多いんです。(もちろん、いい感じなのは歌でなく曲ですが。)で、カラオケ対策にはSingles 2002-1997でバッチリですが、鑑賞用にはこのSave Our Soulsがオススメです。

Save Our Souls / Skoop On Somebody
01.Perfume Love
02.Tears of JOY(Extended Version)
03.Two of A Kind(S.O.S.meets CHEMISTRY)
04.TAKE’s Interlude~Discipline of S.O.S.~
05.ぼくが地球を救う~Sounds Of Spirit~(Album Mix)
06.On the Red Carpet
07.Long for You
08.KO-HEY’s Interlude~Running of S.O.S.~
09.これは恋じゃない
10.A Streetcar Called Desire
11.Circle’s End
12.My Hometown
13.KO-ICHIRO’s Interlude~Theme of S.O.S.~
14.Save Our Souls
15.8.13 ~Anniversary~
16.atomorrowsong

彼らの代表的なシングル曲の02.Tears of JOYもアルバムで収録。さらに、03.Two of A Kindではケミストリーとのコラボですごくクールなナンバー。ドラマの主題歌だった、05.ぼくが地球を救う~Sounds Of Spirit~はシングルコレクションの方だと1コーラスしか聴けないけど、こちらは当然フルです。07.Long for Youでは随所にストリングス(弦楽器)が使われていて、とっても甘い極上のバラード。個人的にはこのアルバムの中で一番好きなナンバー。(ちなみに作詞は古内東子。)さらに直球ど真ん中なバラードの14.Save Our Soulsまでくると、彼らのソウルでもう満腹になります。(笑)

全体的に見てもクオリティの高いアルバムで、海の向こうから伝わったソウルミュージックが元々日本にもあったかのように感じさせるのはすごいことです。歌謡曲にならず、ソウルごっこでもない彼らの「魂(ソウル)」はここにだけ存在していると思います。

※試聴はこちら
http://www.sonymusicshop.jp/detail.asp?goods=SRCL000005434

※プチトリビア
8.13 ~Anniversary~はボーカルTAKEの誕生日だそうな。(紀香じゃなくて?)
この時期に必ず聴きたくなるアーティスト、小林建樹の最初で最後となったベストアルバム。正直、私の中では、3rdアルバムのMUSIC MANが最高傑作なのですが、彼の活動の軌跡をたどるという意味では、こういう選曲になるのかな?という印象です。新曲2曲を含めての16曲収録というボリュームにはお得感がありますが、ここに収録されていない曲でいい曲もたくさんあるので、これで興味を持った人はアルバムも聴いてみて欲しいと思います。

Blue Notes -The Best of Tateki Kobayashi- / 小林建樹
01.REPLAY
02.イノセント
03.SPooN
04.ヘキサムーン
05.満月
06.斜陽
07.Boo Doo Loo
08.Nervous Colors
09.コスモス
10.Sweet Rendez-Vous
11.それは愛ではありません
12.トリガー
13.祈り
14.歳ヲとること
15.青空
16.最初のメロディー

「挫折の味を知っているかい?こんなに辛いもんはないよ・・・」という歌い出しで幕をあけるのは、最後のシングルとなった01.REPLAY。なにか当時の彼のメッセージが隠されているようで、どこか悲しく切ないメロディーです。続く02.イノセントは、心温まるやさしいミドルバラードで彼の代表曲。04.ヘキサムーンはポップスでの代表曲で、どちらも先の3rdアルバムに収録されています。中期のシングルで美しいバラード曲の13.祈りや、力強いメッセージが印象的で彼らしい15.青空などが聴きどころだと思います。

基本的には個性的なアーティストだったので、自分の音楽へのこだわりのようなものを強く感じることのできるCDだと思います。歌詞もサウンドも、他の誰も真似のできない音楽です。私にとってはJ-POPSで、忘れることの出来ないアーティストの一人です。

※試聴はこちら
http://www.universal-music.co.jp/tateki/umck1116.html

※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20040915.html
http://diarynote.jp/d/57127/20041110.html
最近は日本のアーティストによる洋楽名曲のカバーというのが流行っていますが、今日はウィンターシーズンに向けて発売された古内東子の洋楽カバーアルバムで、CRAZY FOR YOUを少し早いけどご紹介。選曲は80年代のものが中心で、どれも有名な曲ばかり。すごいのは、原曲が男性ボーカルの物が多数あって、それが東子アレンジですっかり彼女の曲になっていること。個人的には80’sはモロに私の世代なので、原曲との違いも楽しんでいます。

CRAZY FOR YOU / 古内東子
01.CRAZY FOR YOU(Madonna)
02.ONE ON ONE(Daryl Hall & John Oates)
03.OUTSTANDING(The Gap Band)
04.SEPARATE LIVES(Phil Collins)
05.YOU GOT IT ALL(The Jets)
06.MERCEDES BOY(Pebbles)
07.HEAVEN HELP ME(Deon Estus)
08.BETWEEN THE SHEETS (Isley Brothers)
09.SHOWER ME WITH YOUR LOVE (Surface)
10.LAST CHRISTMAS (WHAM!)
11.IN MY LIFE (THE BEATLES)

全般に渡ってかなり聴きやすいサウンドで構成されているので、BGMにもピッタリです。実は、マドンナとペブルス、ジェッツを除いて、原曲が男性アーティストであるという選曲に驚くと同時に、それを自分の歌にうまく料理してしまっていることにはもう脱帽するばかりです。注目曲をピックアップしてみると、ホール&オーツの02.ONE ON ONEは斬新なアレンジで、原曲とはかなり異なるものの、不思議と彼女独特のフェミニンな雰囲気のある面白いトラック。08.BETWEEN THE SHEETSは、多くのアーティストにカバーされている名曲ですが、歌詞の内容からしても男性の歌なのですが、こちらもクールでかつフェミニンになってます。女性アーティストでは、原曲に近いマドンナの01.CRAZY FOR YOUは改めて原曲の良さも再認識できます。ペブルスの06.MERCEDES BOYは隠れた名曲で、よりキャッチーなアレンジになっていて心地よくキュートな感じです。ワムの10.LAST CHRISTMASは、ウィンターアルバムというコンセプトに沿った選曲かと思いますが、原曲よりはかなりスローテンポで、彼女の歌い方とあわせてメロウな感じになってます。(恋人たち向けのアレンジかな?)

全曲、それぞれに工夫が凝らされてあるものの、全ての曲を聴いて感じるのは、古内東子自身が本当に好きな曲を選んだのだろうなということが伝わってきますね。(男性アーティストが多いことからも推測できますが。)洋楽初心者の方はこういうカバーアルバムから入るのもいいと思います。でも、やっぱり一番オススメしたいのは、冬でも暖かい恋人たちでしょうか?私はいつも一人で聴いてますけど・・・(苦笑)

※試聴はこちら
http://morawin.jp/package/80312130/SRCL05213/

※プチトリビア(その1)
ペブルスは、超有名プロデューサーのベビー・フェイスの奥さんだ。

※プチトリビア(その2)
「BETWEEN THE SHEETS」というカクテルがある。(意外と甘くない大人のカクテルです。)
今日は音楽ネタなしです。実は最近、友人から「FINAL FANTASY X-2」を借りてやってます。前作も借りて最後までやりこんだので、今回も達成率を高めるべく、やりこみモードで時間かけてやっているのですが、正直言ってあまり面白くないです。これ。オープニングのユウナのライブ映像(歌は売れる前の倖田來未です。)がかなりよかったので期待していたんですが、やってるうちに感じるんですが、ユウナがなんかヘンなんです。性格変わってるというか、なんか前作と違う人みたくなってて。(私はリュックのファンだったので、どうでもいいけど。)あとパーティーがユリパの3人だけってのが致命的。リザルトプレートやドレスフィアもシステム的にイマイチ。前作よりいい要素はアクティブバトルぐらいかな?前作が良すぎたってことを差し引いても、お粗末な内容ですね。

あとついでに倖田來未の話を少し。今でこそグラビア系アーティストとして、ギャル系のカリスマ的存在になってますが、この頃はぜんぜん普通で、ラジオとかのトークでは関西弁(彼女は京都出身)でノリのいい感じのどこにでもいそうなおねーちゃんだったんです。それが今ではエイベックスを代表するアーティストに出世してよかったと思いますが、このままではその人気も長く続かないような気もします。現在、史上初の12週間連続で新シングルを発表するという暴挙に出てます。これ、どうせエイベックスのことだから後でまとめてアルバム化したりするんだろーな。(笑)

※倖田來未 Official Web Site
http://www.rhythmzone.net/koda/index.htm
現在の私の着メロ。ますます、一青窈の魅力にはまっています。前回の影踏みもすごく好きでしたが、今回のかざぐるまは本当に素晴らしくて、何度も噛み締めるように聴いています。特に、この印象的な歌詞には本当に心が打たれました。これだけの比喩表現ができる彼女には、非凡な文学的才能があると思います。今日は、この曲を歌詞からレビューしてみたいと思います。

 
かざぐるま / 一青窈
01.かざぐるま
02.ホチKiss
03.空蝉
04.かざぐるま(instrumental)

今回のCD発売に際して、店頭にある小さなフリーペーパーが用意されていて、そこにこの曲への想いを綴った短文が載っているのですが、参考としてその一部をここに引用してみます。

あなたの人生の中で、私は通過点に過ぎなかったとしても、よかったのです。(中略)ただ、とおりすぎただけ、きみがまわるため吹いた風だったの。まわってないと、綺麗じゃないあなたなのだから。

「かざぐるま」を人に喩えたとして、その人に対する愛情を「風」と表現した時に、その「かざぐるま」が回り続けることが、人が生きるということ、それがすなわち「人生」であるということ。たった数行の歌詞にこれだけの想いを込めることができるのは、まさに彼女の文学的な才能から生まれる比喩表現の成せる技だと思います。

これは他の曲にも感じることですが、彼女には日本古来からある比喩と巧みな言葉遊びを用いた歌が多く、それが作品をより深みのあるものにしていると思います。また、「愛」といっても「恋愛」だけに限らず、「人間愛」や「家族愛」などのより普遍的な「愛」をこのように様々な形で表現しているのも、他のアーティストとは異なる特徴だと思います。かつて、槇原敬之が歌詞に詳細な場面設定を施し、作詞の手法に革命を起こしたように、一青窈も文学的な手法で新しい革命を起こしているのではないかと感じています。噛めば噛むほど味の出る「かざぐるま」はぜひ歌詞を見ながら聴いてみて欲しいと思います。

※一青窈 Official Site(「ミミトナリ」で試聴&12/21に3rdアルバム発売決定!
http://columbia.jp/~hitoto/index.html
さて昨日の流れで、今日もカントリーポップで活躍中のリアン・ライムスのベストアルバムです。彼女は12歳でデビュー後、14歳でグラミー賞(新人賞)の栄光に輝きます。これは史上最年少という記録になりました。さらに、2000年度版フラッシュダンスとの異名を取る(笑)映画「コヨーテ・アグリー」のヒットで、主題歌も大ヒット。本人も同映画に出演しています。この映画をキッカケに、彼女の名前はさらに有名になりました。現在、23歳で既にキャリア10年のベテランです。(倉木麻衣ちゃんと同い年!)

Greatest Hits / LeAnn Rimes
01. We Can
02. Blue
03. How Do I Live
04. Can’t Fight The Moonlight - (Graham Stack radio edit)
05. One Way Ticket (Because I Can)
06. Life Goes On
07. Commitment
08. I Need You
09. Written In The Stars - (with Elton John)
10. Unchained Melody
11. The Light In Your Eyes
12. Looking Through Your Eyes
13. You Light Up My Life
14. Suddenly
15. Nothin’ New Under The Moon
16. Big Deal
17. But I Do Love You
18. Last Thing On My Mind - (with Ron Keating)
19. This Love
20. Crazy
21. O Holy Night

こちらも盛りだくさんの充実した内容になっています。コヨーテ・アグリーから主題歌の04. Can’t Fight The Moonlightは大ヒット曲ですが、彼女にしては異色作で、人気TVドラマ「JESUS」主題歌の08. I Need Youや、新曲の19. This Loveなどのポップカントリーが彼女のベースです。とはいえ、デビュー当初(というか幼少?)の頃にカバーした、ライチャス・ブラザーズの10. Unchained Melodyなどの初期ソウルミュージックへの関心が、彼女の多彩な音楽スタイルを築く糧になっていると思います。

とにかく書き切れないほど充実した内容のこのCDには、日本盤とUS盤があって、若干選曲が異なっていますが、個人的には日本盤の方がいいような気がします。しかし!US盤は同じ価格で、DVDが付いてきます。特に年末には輸入盤セールをする店が多いので、1,000円台で売っていたらかなりのお買い得品だと思います。レンタルも可能ですし、ぜひお試しあれ。

※リアン・ライムス 国内HP (Discographyから全曲試聴可)
http://columbia.jp/~leann/
最近はややマニアックな路線だったので、もっともポピュラーなCDを取り上げます。近年のアメリカでは、ちょっとしたカントリーミュージックの復権が起きています。カントリーミュージックというのは、アメリカ音楽の歴史としては古いもので、黒人音楽のブルース(そしてジャズ)とは対極的な位置にある白人音楽です。わかりやすく言えば、西部劇(ウェスタン)のカウボーイのイメージ(ジーンズにテンガロンハット)の音楽を想像してみればいいと思います。ところが、ソウルミュージック、ロック等の台頭で、いつしかカントリーといえば「田舎物のダサイ音楽」とされるようになってきました。(若い子は聴かないという点では日本の演歌みたいな位置づけでしょうか?)

ところが、そのカントリーミュージックをポップなアレンジで歌う女性アーティストが、近年続々と登場し多くの若者の支持を得て、新たなブームを巻き起こしています。このシャナイア・トゥエインが一番の成功例で、彼女の3rdアルバム、COME ON OVERは世界一のCDセールス記録となっています。(ホイットニーでもマライアでもない!)そんな彼女の世界最強のベストアルバムがこれです。

Greatest Hits / Shania Twain
01. Forever And For Always
02. I’m Gonna Getcha Good!
03. Up!
04. Come On Over
05. Man! I Feel Like A Woman!
06. That Don’t Impress Me Much
07. From This Moment On
08. Honey, I’m Home
09. You’re Still The One
10. Don’t Be Stupid (You Know I Love You)
11. Love Gets Me Every Time
12. No One Needs To Know
13. You Win My Love
14. I’m Outta Here! (If You’re Not In It For Love)
15. The Woman In Me (Needs The Man In You)
16. Any Man Of Mine
17. Whose Bed Have Your Boots Been Under?
18. Party For Two (previously unreleased, featuring Mark McGrath)
19. Don’t! (previously unreleased)
20. Party For Two (previously unreleased, with Billy Currington)
21. I Ain’t No Quitter (previously unreleased)

とにかく全米No.1ソングを含むヒット曲のオンパレードです。(Track18以降は新曲です。)カントリー部門からここまでのヒット曲が生まれた秘訣は、ポップスへの絶妙なアレンジにあります。03. Up!は現在日本でも車のCMに使用されている軽快なポップス。04. Come On Overもラジオ等で必ず耳にしているはずで、まさに新しいカントリーミュージックを感じさせる曲。また、09. You’re Still The Oneのようなそよ風のように爽やかなバラードがあって、世界中の人を魅了するだけの十分な要素が、彼女の音楽にはたくさんあります。

以前から言っていることですが、たくさん売れたCDがいいCDというわけではありませんが、何かの魅力がなければ、多くの人がそのCDを手にすることはないということは言えると思います。これは洋楽初心者の方や、R&Bばかりでちょっと退屈気味の方にオススメしたいCDです。こんなにオイシイCDはないかも?まさに秋の収穫祭といった所ですね。もうレンタルにもあると思います。気軽に彼女の音楽に触れてみてはいかが?

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2001356658

※シャナイア・トゥエイン 国内公式サイト(UNIVERSAL)
http://www.universal-music.co.jp/u-pop/artist/shania_twain/
一昨日からハードロックを取り上げていますが、ここでちょっとみなさんに考えて見て欲しいんです。若い頃から音楽をやっている人もいつか必ず歳をとります。そこで、演奏でなく特にボ−カリストについて、ジャズとかソウルとかだと音楽もいい意味で歳をとって、若い時には出せない大人の魅力が加味されたものへ変化(円熟?)していく訳です。それではハードロック(ヘビーメタル)はどうなるのか?という疑問が沸いてくるはず。例えば近年に復活したQUEENのボーカルを務めることになった、元FREEのボーカリストポール・ロジャースとか、メタルだとJUDAS PRIESTロブ・ハルフォードもバリバリの現役でやってます。どちらも年齢を全く感じさせないで、多くの人を今も魅了し続けています。でも、ここで私が言いたいことは、ある種のパワーを原動力とするハードロックが大人の音楽として円熟するということはあるのか?ということ。そんなことを考えて見た時に、このCDを聴くと不思議とその答えに近づいたような気がします。

Falling Backwards - Complete John Waite,Volume 1
01.How Did I Get by Without You
02.In Dreams
03.Downtown
04.Straight to Your Heart(BAD ENGLISH)
05.When I See You Smile(BAD ENGLISH)
06.Price of Love(BAD ENGLISH)
07.Act of Love
08.If Anybody Had a Heart
09.Encircled
10.Missing You
11.Change
12.Back on My Feet Again (The Babys)
13.Midnight Rendezvous(The Babys)
14.Head First(The Babys)
15.Broken Heart (The Babys)
16.Isn’t It Time (The Babys)
17.If You’ve Got the Time (The Babys)

元THE BABYSのボーカリスト、ジョン・ウェイトの音楽活動の軌跡をまとめたコレクションアルバムです。彼は90年前後にはBAD ENGLISHというバンド(実質的にはJOURNEYの生まれ変わり)に加わり、後に再びソロ活動という経歴を持っています。時間的には後ろから再生していくと、彼のボーカルがいわゆる先の円熟していく様子がわかると思います。

2回目のバンド経験となる、BAD ENGLISH在籍時のナンバーが一番のヒットとなりました。05.When I See You Smileは、後に日本でリーバイスのCMに使用され、続く06.Price of Loveは全米チャート上位にランクインした珠玉のバラードで、彼の独特の哀愁感を漂わせています。(これは若い者には出来ない。)ところが、このスーパーバンドの寿命が意外にも短く、2ndを出して解散。再びソロ活動となり、バラードの02.In Dreamsが映画で使われ、ますます渋さを増した歌と音楽になっていきます。

結果的には、バラード曲でのみ成功しているようにも見えますが、ソロ活動でもゲストボーカルを含めて、精力的なライブ活動を行っていたので、ロック歌手としての認知度はかなり高く有名です。私も好きなロック歌手を聞かれたら、彼の名前は必ず口にすると思います。今回はハードロックに興味がない人にも薦められますし、そういうジャンルにこだわらない方にも、ぜひオススメしたいです。(バラード曲はこの季節にピッタリです。)

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/151603

※プチ・トリビア
日本のフュージョンバンド、カシオペアのアルバム「SUN SUN」にもゲストボーカルとして招かれて歌ってます。(当時はぜんぜん知らない人だったけどね〜)
最近になって、やたら10代に聴いていたハードロックを聴いています。特に大学生の頃はこういうものばかり一日中聴いてましたね。バリバリのハードロックで、少々マニアックなので、オススメはしませんが、こういうのが好きな人もいるということで。(笑)ホワイトスネイクから脱退した疾風のギタリスト、ジョン・サイクスが結成したトリオバンド、ブルー・マーダーです。ジャケットのイメージからもわかるように、バンド名の由来は「海賊」です。そして、CDの中はもう暴風雨警報です。(笑)

Blue Murder
01. Riot
02. Sex Child
03. Valley Of The Kings
04. Jelly Roll
05. Blue Murder
06. Out Of Love
07. Billy
08. Ptolemy
09. Black Hearted Woman

前評判として、ジョンがいかに歌唱力があるとはいえ、バンドのメインボーカルが勤まるのか?ということがささやかれましたが、多くの人が開けてビックリの大胆かつ豪快に歌っています。もちろんサウンドがまた豪快で、ボディーブローのような重低音が体内の血液温度を上げてくれます。これはホワイトスネイクにはなかった感覚だといえるでしょう。(その分マニア志向)

聴き所も満載で、荒れ狂うサイクスのギターが中盤の静寂を打ち破る構成が印象的な02. Sex Childや、小刻みなリズムで川を下り、後半で大海原へ抜けていくような展開を見せる、04. Jelly Rollなどは、彼独自のプログレッシヴな感性がよく伝わる名曲。一転して、静かな夜の波に似たバラードの06. Out Of Love。次に疾走感のあふれるナンバーの07. Billyと、さらに加速度を増して突き抜けて行く、09. Black Hearted Womanと、完璧な内容です。

思わず自分の好きなCDは熱くなってしまいます。ただ、作品が古い(89年)のと、重低音を重視した録音なので一般的には受けないかと・・・(音がクリアでなく、曇ったように聴こえます。もちろんワザとなのですが。)ボン・ジョヴィとかに飽きた人や、ちょっと骨太なハードロックに興味のある人には自信を持ってオススメできます。

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2000551780

※関連過去記事(WHITESNAKE)
http://diarynote.jp/d/57127/20041122.html
80年後半に活躍した女性だけのハードロックバンド(敢えてガールズバンドとは言わない。)のビクセンのベストアルバム。当時のハードロックシーンでは、女性ボーカルはあっても、メンバー全員が女性というのでは成功しにくかったんです。理由は「所詮女のロックなんてのはよ〜」という偏見や、「ルックスで売ろうって思っても演奏がヘタクソじゃ話にならねぇ〜」というギター小僧(キッズ)を唯一、その圧倒的なパフォーマンスですっかり黙らせてしまったのが、このVixenというバンドなのです。それでは、さっそく彼女たちの色気と熱気を覚悟の上、聴いてみましょう。

The Best of Vixen: Full Throttle
01.How Much Love
02.Love Made Me
03.Cryin’
04.Not a Minute Too Soon
05.Charmed Life
06.Love Is a Killer
07.Edge of a Broken Heart
08.Streets in Paradise
09.I Want You to Rock Me [Live]
10.Fallen Hero
11.Bad Reputation
12.Give It Away
13.Cruisin’

ボーカル・ギターともに正統派のアメリカンハードロック。でも、一貫して女性であることを最大の武器にしながらも、男にも音楽にも媚びないサウンドでぶつかってくる。男よりも怖い女がいるとしたら、たぶん、こんな連中なのではないでしょうか?と、ここまで書くと本当に怖い人たちなのか?とマジに取られそうなのでやめます。(うそうそ、みんなステージ終われば普通の女の子ですから。マジで。)

1stと2ndから主に収録されています。01.How Much Loveはヒット曲。04.Not a Minute Too Soonも彼女たちらしいノリのミドル。再びヒット曲の07.Edge of a Broken Heartなど、なかなかの選曲。08.Streets in Paradiseはライブで最高潮の時に使われる曲。

他にもお姉さんが超テク&バリバリボーカルで聴かせてくれます。とはいえ80年代のサウンドなのは、ご愛嬌。というより80年代なんだから、これでいいのだ!(バカボンのパパ?)あなたも、フルスロットルなお姉さんに付き合ってみない?(やけど注意!)

※試聴サイト
http://www.hmv.co.jp/product/detail/784124
抜群のメロディセンスを持つ川村結花のベストアルバム。このCDには、「あれ?これどっかで聴いたことある!」という音楽がたくさん詰まっています。他のアーティストに曲を提供したり、コンポーザーとして影からサポートしたりという活動の方がむしろ有名ですが、自分のアルバムには、川村流の別アレンジがあって、アーティストとしてのスタイルが確立しているところがすごいと思います。 

Yuka Kawamura Best”Works”/ 川村結花
01.ヒマワリ
02.Travels
03.夕日が沈んだら
04.遠い星と近くの君
05.Here There
06.夜空ノムコウ
07.お引越し
08.知らないままじゃなくてよかった
09.SLOW TRAIN
10.ときめきのリズム
11.朝焼けの歌
12.home
13.ビューティフル・デイズ
14.アケボノ

ちょっと切なくて、でもどこかやさしいメロディーラインが彼女の最大の魅力だと思います。それに親しみやすいサウンドも心にゆっくりと染み込んで来る理由だと思います。シチューのCMでおなじみの、03.夕日が沈んだらはサビの部分で思い出す人が多いはず。06.夜空ノムコウはスマップのカバーではなく、彼女が提供した作品なので、このトラックがむしろオリジナルといえるかもしれません。(作詞はスガシカオですが。)しかし、08.知らないままじゃなくてよかったもそれに負けないくらいほどの名曲。これほどのソングライティングの出来る人は今では少ないと思います。それでいて、11.朝焼けの歌ではCHEMISTRYの堂珍嘉邦とのスペシャルコラボ、小田和正プロデュースの13.ビューティフル・デイズなど、他アーティストの感性を吸収することも忘れない音楽活動への謙虚な姿勢が窺えます。

まだ、彼女の歌声を聴いたことの無い人はぜひこのベスト盤から入ってみてください。レンタルには必ず置いてあるはずです。この肌のぬくもりに近い音楽は、冬が来る前のこの季節にピッタリです。

※試聴はこちら(全曲試聴可)
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1929385
Every Little Thingが2人になってから、彼らの音楽は明らかに変化したと思います。バンド存続の危機を乗り越え、バラード主体で多くの支持を得ることに成功したのは、持田香織のボーカルスタイルの変化が鍵だったと思います。その辺も含めて、ELTの中であまり目立たなかったけど、このキヲクという曲が私の中では、文字通り記憶に残る名曲だと思います。
 

キヲク / Every Little Thing
01.キヲク
02.time trip~僕が僕であるために~
03.キヲク(cbsmgrfc fatback mix)
04.time trip~僕が僕であるために~(Sunaga’t Experience du jazz remix)
05.キヲク(Instrumental)
06.time trip~僕が僕であるために~(Instrumental)

2人になってから、fragileの大ヒットで新しいELTが始まるのですが、彼女のボーカルスタイルがしっかりと確立されてきた時期が、キヲクであり、ささやかな祈りであったのではないでしょうか?それとこれは個人的な意見ですが、彼女はスローバラードより、ミドルスローの方が似合うと思います。ちょうど秋冬にこの2曲はオススメです。シングルベスト2に収録されていますので、改めて聴いてみて欲しい名曲だと思います。

※Every Little Thing Official Site
http://www.avexnet.or.jp/elt/

※追記:この頃の歌い方がベストだと思うな。最近のもっち〜は・・・(苦笑)

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