そろそろ寒さも和らいで、日中なんかちょっとポカポカする感じの気候になってきましたね。あたたかいの少し前な季節に聴いているのが、このコブクロの2004年のアルバムで、MUSIC MAN SHIPです。もう今では知らない人いないわけですが、2人が同じ商店街でギターを弾いてなかったら、これも聴けてないわけで。そう考えると、人との運命的な出会いは人生を変えるんだなぁ〜なんて思ったり。まぁ、とにかく今の時期にぴったりだと思うので取り上げてみました。

MUSIC MAN SHIP / コブクロ
01.東京の冬
02.Million Films
03.ボーイズ・オン・ザ・ラン
04.永遠にともに
05.Rising
06.光の誓いが聴こえた日
07.DOOR
08.エピローグ
09.HUMMING LIFE
10.この指とまれ!
11.ここから -Album version-
12.毎朝、ボクの横にいて。-sweet drip mix- (BONUS TRUCK)

タイトルのMUSIC MAN SHIPというのは、スポーツマン・シップのミュージシャン版ということだそうですが、確かにそういう誠実さが全ての曲でうかがえる、やさしいサウンドですね。01.東京の冬は、冬の街並みが目に映るような歌詞ですが、春を前に希望に溢れる爽やかな曲です。02.Million Filmsもアナログチックな気持ちを思い出させてくれる名曲で、ベスト盤にも収録されています。(2枚組でよかった。)今作で一番有名なのは、04.永遠にともにで、まぁ知らない人はいないでしょうし、説明も不要の代表曲であり、名曲です。

さて、ベスト盤では知り得ない部分でいうと、03.ボーイズ・オン・ザ・ランでしょうか。これは昨年末に「再チャレンジの星」(このコピーは作為的な感じで個人的には違和感があるけど。)ということで、紅白に出場した、馬場俊英のカバーです。コブクロの二人が尊敬するアーティストの一人ということだそうです。劇場型の歌詞と「語り」が懐かしい感じです。ベストに漏れたのが残念なのは、08.エピローグで、ストリート時代に書いた曲だそうです。ギターとストリングスのアレンジが効果的で、心に残るバラードです。11.ここから -Album version-も漏れるには惜しい曲で、力強いドラムスとエレキギターで、フォークというよりも壮大なロックバラードになっています。

最後に、「邦楽にしかない良さ」というものがきっとあると思っていた私にとっては、これは一つの答えとなったアルバムでしたね。彼らはこれからも長く活動できるアーティストだと思います。

※コブクロ Official Web Site(意外なほど地味だ。)
http://www.kobukuro.com/

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2001335430

※コブクロ・スペシャル(Yahoo動画:「Million Films」オススメ!)
http://streaming.yahoo.co.jp/p/t/00107/v00420/
最近は、「やさしい音楽」や「あたたかい音楽」ばかり選んで聴いています。 どういう音楽がそうなのかというと、やはりちゃんと演奏された音楽ということになると思うんです。そこで、今日は95年にリリースされた古内東子の4枚目のアルバムで、ストレングスを紹介したいと思います。これは彼女が有名になるひとつ前の作品なのですが、なぜかNYのトップ・ミュージシャンが勢揃いして、彼女の音楽をフルサポートしてるんです。デイヴィッド・サンボーンマイケル・ブレッカーという大物サックス奏者に加えて、ベースではウィル・リーが4曲、ジェームス・ジナスも4曲、極めつけにマーカス・ミラーの名前まで・・・。95年という時代に、まだ日本でも無名だった彼女に、どうしてこれほどの人物が集まってきたのかはわかりませんが、おそらく彼女のアルバムの中で最も素晴らしいサウンドであることは間違いないでしょう。
Strength / 古内東子
01.朝
02.ストレングス
03.あえない夜
04.今の二人が好き
05.プロミス
06.できるだけ
07.秘密
08.歩き続けよう(Album version)
09.幸せの形 (Album version)
10.雨の水曜日

プロデューサーはマイケル・コリーナで、彼の人脈で集まってきたとも考えられますが、それだけではとうてい不可能な話で、彼女の才能が認められたからこそ実現したと考える方が自然でしょう。アルバムの幕開けである、01.朝はイントロからいきなりマイケル・ブレッカーのテナーが彼女のシルキー・ボイスを最後までエスコートするという贅沢な一曲。一方、03.あえない夜でのエスコート役は、ピアノのボブ・ジェームス。切ないミドルバラードも美しく感じます。(アウトロのピアノが尋常じゃなくキレイ。)

もうかなりおなかいっぱいの所へ、04.今の二人が好きで絶妙の「泣きギター」を披露するのは、デヴィッド・スピノザ。あくまでボーカルを立てるように、控えめでも存在感のある演奏です。09.幸せの形 (Album version)は、躍動感のあるドラムスと、少しチョッパー気味のベースが交じり合う最強の低音域を、オマー・ハキムとウィル・リーが演出し、彼女のシルキーボイスを際立たせるという究極のトラックです。

全部書いてるとキリがないので、この辺にしますが、結論からいうと、このアルバムはありえないですよ。はっきり言ってミラクルです。10年以上前の作品ですけど、まったく古くないし、メロディーも素晴らしくて、J-POPS史上にまれに見る名盤だと思います。海外のジャズ・フュージョンを聴く人は、すでに上記の名前を見ただけで、「これは聴いてみなくては!」という感じだと思いますが、普段から「演奏」を意識しないまま音楽を聴いている人にぜひ聴いて欲しいと思います。なじみ易い音楽で最高の演奏を体感できる数少ないCDだと思うので。ぜひ!

※試聴はこちら
http://morawin.jp/package/80312130/SRCL03306/
ソウルシンガーの中で、最も高度なボーカルスタイルとして、「ファルセット」と呼ばれるものがあります。基本的には超高音を保ちながら少し「裏声」のようなかすれた声を重ねるというもので、これを正確にこなせる人は海外でも数少ない存在といえます。日本でも空前のソウルブームを迎えましたが、ファルセットで歌う人はこの人だけなのではないでしょうか?平井堅SENTIMENTALoversです。日本中で大ヒットとなった05.瞳をとじても既に4年前のことです。

SENTIMENTALovers / 平井堅
01.思いがかさなるその前に…
02.jealousy
03.言わない関係
04.君が僕に憑依した!!
05.瞳をとじて
06.青春デイズ
07.style
08.signal
09.鍵穴
10.nostalgia
11.キミはともだち
12.センチメンタル

今回はヒット曲を踏まえずに、彼の歌のうまさを「ファルセット」というキーワードで見ていきたいと思います。一般的にはファルセットというのはコーラスで追加的に導入することが多いのですが、コーラスとサビとで2重にファルセットなのが、04.君が僕に憑依した!!で、これだけはカラオケで歌ってはいけないほど高度なテクニックを披露しています。同じく、06.青春デイズ07.styleもサビからファルセットになってきます。ここで平井堅という人が凄いのは、メインをやりながらファルセットもするという所。いや、もうどこからどこまでがファルセットかもわかりにくいほど、変幻自在のボーカルはあまり例のないスタイルだと思います。

後は、シングルだけだとわかりにくいことですが、彼のボーカルは昔からセクシーな表現を得意としています。ここでは、09.鍵穴で、昔ヒットした「WHY」を超えるくらいの官能的な歌詞です。これも後半でファルセット攻めなので、女性にはさぞかし大変でしょう。(何が?)私は男性なので、そういう男性目線の曲でセンチメンタルな10.nostalgiaという曲がお気に入りです。ギター一本とボーカルというシンプルさこそが、究極にセンチメンタルだと思いました。

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1791571
聴きやすい音楽を紹介していくのが、このブログの当初からの目的だったので、今日はこのエリック・クラプトンのベスト盤をご紹介です。ギターの神様と呼ばれる、彼のこのベスト盤は、意外にもギターを主張せずにひたすら耳になじみやすい音楽を一枚に詰め込んであるので、予備知識とか一切なしで聴いてみると、そこには洋楽の持つやさしさと、ポピュラーな部分でのブルース・ギターが楽しめます。おそらく彼の音楽を知らない人に対して、最初に触れてもらうために作成されたようです。もちろん旧知のファンには賛否両論ありましたが、私は広く多くのリスナーに対して時に「あわせる」ということは、自分のジャンルだけに安住せず、それでいて神とまで言われた人の音楽への謙虚な姿勢だと思っています。

The Clapton Chronicles / Eric Clapton
01.Blue Eyes Blue
02.Change The World
03.My Father’s Eyes
04.Tears In Heaven
05.Layla
06.Pretending
07.Bad Love
08.Before You Accuse Me
09.It’s In The Way That You Use It
10.Forever Man
11.Running On Faith
12.She’s Waiting
13.River Of Tears
14.I Get Lost
15.Wonderful Tonight

まず有名な曲から挙げると、映画「フェノミナン」の主題歌となった、02.Change The Worldです。これは一般的には彼の代表曲となりましたが、彼の作曲ではないことを知る人は案外少ないです。(クラプトンがカバーした作品です。)正しく彼の作品としてのヒット曲は、まず、05.Layla(いとしのレイラ)。ここでは、アンプラグドバージョンのライブ音源で収録されているので、原曲よりも聴きやすくなっています。そして、モノマネする人が必ずこれを歌う(苦笑)、04.Tears In Heavenですが、先に天国へ行った長男に捧げた名曲で、彼はいつも特別な想いで歌っていました。07.Bad Loveは多くのCMで使用されているので、サビだけでも耳にしているはずです。(少し前のスーパードライのCMなど)

前半はアンプラグドを含めて、ポピュラーに徹していましたが、後半からは彼のルーツであるブルースナンバーとなります。ブルースというジャンル自体は古いのですが、ここでは控えめなギターでオシャレなアレンジになっているので、すごく親しみやすいです。それでも、ブルースの良さがわかるバラードの11.Running On Faithはアンプラグドではありますが、神様と呼ばれるブルースギターが堪能できます。他にもありますが、今回のアルバムの趣旨から考えても、ジャンルを意識せずに聴いてみて欲しいと思いますので、この辺で解説もやめておきます。

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/973263
あけまして、おめでとうございます。新しい年をフツーに迎えました。今年はどんな年になるのか。いいことはぜんぜん期待してませんけど、なんとか現状よりも落ちないようになればありがたいと思っているのですが・・・。さて、今年の一発目はやはり本日発売の倉木麻衣さんのアルバムで、One Lifeです。昨年末にはフツーに店頭に置いてあったので、さらっと試聴しました。というわけで、感想程度ですが書いておこうと思います。

ONE LIFE / 倉木麻衣
01.One Life
02.I Like it Like that
03.one for me
04.Born to be Free
05.白い雪
06.Silent love~open my heart~
07.everything
08.Season of love
09.secret roses
10.Wonderland
11.BE WITH U
12.Over The Rainbow(Bonus Track)

なんと、今までのサウンドから大きく変更して、骨太なR&Bサウンドに回帰しています。しかも、あのgizaっぽい感じでなく、なにか違うサウンドです。ここ数枚のアルバムに比べると、かなり攻撃的だと思いました。今まではかわいい麻衣ちゃんでしたが、ジャケ写のとおり、麻衣さんと呼ばなくてはいけないかもしれません。(ちょっち寂しい気も・・・)シングル曲以外は、かなりノリノリな音楽です。それは最初から重量感の溢れるビート音の01.One Lifeに始まり、今までにないパワフルさを感じさせる、04.Born to be Freeなど、初めて出会う倉木麻衣に驚くくらいです。12.Over The Rainbow(Bonus Track)のカバーでは、歌のうまさもよくわかるので、歌唱力の方もかなりレベルアップしていると思います。

正直、驚きました。特にgizaの音でない所や、彼女の攻撃的なボーカルスタイルなど、新しい要素が盛りだくさんです。とりあえず、ショップには必ず試聴機があると思うので、ぜひ聴いてみてください。

※倉木麻衣 Official Web Site
http://mai-kuraki.com/

※倉木麻衣 スペシャル(Yahoo!動画)「ONE LIFE」 全曲紹介
http://streaming.yahoo.co.jp/p/t/00102/v01053/
また一年を振り返ってみようと思うんですが、今年はひどかったですね。なにがひどいって記事を書いてない。そういえば、昔は暇なときに事前に記事を書いておいて、今日はこれをUPしようとかしていた記憶があるんだけど、今年はそういう余裕みたいなの一切なかった。それと、書かずにはおれないくらいのCDにも出会わなかったような気もする。これについては思い当たることがあって、私が主な情報源としていた大手CDショップが無くなったんですよね。これは想像以上にキツイ。そういう所での試聴機が新しい音楽の情報源だったので。だから、今後は既にリリースされたものの中で、よかったものを書いていくことになるのかな。まぁ、年相応な感じでその方がいいのかもしれない。

それと、去年にやった今年のブレイク予想ですが、ぜんぜんハズレました。もうあの頃から私のアンテナはゆんゆん電波していたのかもしれません。(苦笑)1.植村花菜は案外ブレイクとかじゃなくて、長く活動する人なのかもしれません。2.Mizは予想外の結果になってしまい、今はmizrockという名前で、路線を大幅に変更中。路線を変更するのはいいけど、名前を安易に変えるのは得策ではないと思うけど。3.柴田淳は音楽は素晴らしいのですが・・・あの日記ってどうなんだ?単純に面白い時もあるけど、わりと引く時もあるし。まぁ、もう私にはよくわかりません。一応昨年のフォローしておきました。(つまり予想は全部ハズレってことね。)

来年の予想も出来ませんので、明日の紅白の予想でもしてみよう。
◎エグザイルに岡村さんが出て、オカザイルになる。
◎小林幸子の衣装の凄さがいまいち伝わらない。
◎白組のトーク部分のどこかでハプニングがある。
◎中川翔子がどこかで泣く。(ギザ泣く)
◎おしりかじり虫のせいでタカアンドトシがすべる。
◎ムーディ勝山は右からくる。(そして左へと流す。)
◎審査集計結果がおかしいまま、紅組が優勝する。

ほとんど、予想ではなく「希望」ですが。
来年もよろしく。

※NHK紅白歌合戦
http://www3.nhk.or.jp/kouhaku/

※ムーディ勝山(ムーディーは間違いです。)
http://www.youtube.com/watch?v=GmAHQdsa46c
うーむ。困った。私の青春の全てといってもいいこの方。そうです、谷村有美さんがすごく罪なことをしています。まぁ、私がどれだけ彼女のファンだったかということは過去記事を見てもらえばわかってもらえると思うんですが、何が罪かというと、今年デビュー20周年を記念して超スペシャルなDVD(CD)-Boxを出してるんです。しかも限定生産で。基本的には彼女のビデオは全部持ってるので、DVDになっても買わずに、想い出だけで満足しようと決めていたのですが、どーやら今回のだけは特別な感じ。未公開の映像なり画像なりがてんこ盛りだそうで・・・。

そりゃさ、谷村有美の昔からのファンっていったら、CDとVHSを普通に全部コンプリートしてるわけですよ。それがね、今回の未公開のなにがしかが世に出たということは、これを買わずしてコンプリートとは言えなくなるわけです。だって、あの入手困難だった限定生産のクリスマス・ミニアルバム、「White Songs」だってちゃんと当時に購入して持ってるわけですよ。

いやぁ〜、あんた罪だわ。「それ以上おそばに来ないでください。」みたいな感じ?(苦笑)それにしても、彼女のファン層って私くらいのオッサンがメインなわけですが、20年も「好き」が持続するか?普通?そんで、40過ぎてもまだこんなにカワイイ女性がいるか?とりあえず、その罪作りな美しい人の今の動画を見つけたので、見てやってください。ちょっと顔が痩せてますけど、昔の映像もちらっと出てるのでどうぞ。

※Cristal Time 〜谷村有美コンプリート・レコーディングス〜インタビュー
http://www.youtube.com/watch?v=DA28KKNfZW8

※「Cristal Time」 谷村有美 Special Site
http://www.yumi-tanimura20thspecial.com/

※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20071016.html
今日はイヴですが、とりあえず「メリクリ」です。今日はレビューお休みです。で、話は変わりますが私はこう見えてソコソコに「ゲーマー」なんです。基本的にロープレとかシュミレーションとか「待ち時間」のあるヤツは苦手で、アクションゲームが大好きなんです。まぁ、格闘モノもよくやってましたけど、今まで振り返って「これは面白い!」っていうゲームがこれ。セガの最高傑作なんじゃないですかね。(まぁ、ソニックがあるけどね。)これがやりたいがためにセガ・サターンを買うことにしたんです。そ、それが・・・来年にPS2で完全移植だそうで。あ、ありえねー!

だ、だってさ、セガのソフトがプレステ(2ですけど)で出るんだよ。あの当時はそんなことが絶対にないから、セガ・サターンにしたんよ。でもコントローラーは?あの小さいステックでやれと?いやいやいや・・・それではキレイに回れないでしょう。それに、私にはサターン購入特典として付いてきた「クリスマス・ナイツ」があるもんね〜。非売品ですよ。でも、これにこっそり入っていたらどうしよう・・・容量的にはありえるなぁ〜。

このレトロなものとは別に、Wiiではナイツの新作が既に出てるそうです。これはうらやましいね〜。Wii持ってないからわかんけど、あのコントローラーだと相性バッチリかもしれん。Wiiは買わないけどね〜。でも古い方もWiiで出したら、これまた大ヒットな予感するな〜。子供から大人まで楽しめるファンタジーなゲームですよ。そーだ、家のどこかにあるセガサターンをたたき起こして、独りでクリスマス・ナイツやろうかな。うーん、やめておこう。(悲)

おやしみ。

※SEGA「NiGHTS~星降る夜の物語~」
http://nights.sega.jp/nights2/
どうも、お久しぶりです。最近レビューが書けなくなってます。まぁ、スランプってヤツです。ちゅーわけで、ダメな時はダメなので、テキトーなことを書いてみるのもいいかと思い、何も考えずにツラツラと綴ってみたいと思います。そーですねぇ・・・最近はやたらと悲しい曲ばっかり聴いています。元気な曲とかしんどくて、悲しいけど心地よい感じのするものが多いですね。特に今は柴田淳のドリー時代のヤツは聴かない日ないですね。しばじゅんの曲も主人公が「ぼく」であることが多くて、古内東子とともに弱いパターン。だいぶ前に、お笑いの人がカラオケ上手な人がデビューできるかも?みたいなオーディション番組やってて、実際にも富樫明生(mc.AT)が今の「AAA」にここから女の子を入れたりとかしたヤツなんだけど、それに知られざる名曲コーナーみたいなのがあって、その時に柴田淳本人が「今夜、君の声が聞きたい」をお粗末なセットでワンコーラスだけ歌ったことがあって・・・ その場では「へぇ〜」見たいな雰囲気だったんだけど、こっちは夜中に衝撃を受けたの覚えています。(生歌聴いたの初めてだったし。)

まぁ、それが収録されているアルバム「ひとり」を取り上げようかと思ったわけですが、これは今はシンクロ率高すぎて、書けない。っていうか、ずーっと以前から書きたいと思ってたのに書けない理由がわかったよ。これだけの歌を歌えたなら、その晩に死んでも幸せだったと思えるだろうなぁ〜。
90年に天性の歌声で多くの人を魅了した中西保志が帰ってきました。いや、このアルバムでの10年前となんら変わらない歌声を聴くと、彼自身はあの頃からずっと歌い続けていたかのよう。個人的には想い出のあるアーティストだったので、こちらの方が「想い出を閉じこめて」きた感じです。オリジナルアルバムでなく、今流行りの「カバーアルバム」ではありますが、今は彼の声を再び聴けることの感動を素直に喜びたいと思います。とりあえず、彼を知らない人のために出来るだけわかりやすく紹介してみたいと思います。

Standards/スタンダーズ
01.LOVE LOVE LOVE (Dreams Come True)
02.あまく危険な香り (山下達郎)
03.MISSING (久保田利伸)
04.いっそセレナーデ(井上陽水)
05.真夏の果実 (サザン・オールスターズ)
06.もうひとつの土曜日(浜田省吾)
07.EVERYTHING(MISIA)
08.シングル・アゲイン (竹内まりや)
09.春よ、来い (松任谷由実)
10.言葉にできない (オフコース)
11.桜色舞うころ (中島美嘉)
12.最後の雨2007

中西保志という人のデビューは遅く、2ndシングル「最後の雨」でレコード大賞の最優秀新人賞を受賞した時は史上最年長の新人賞でした。ここから順風満帆かと思われたのですが、圧倒的な歌唱力のためにバラードしかヒットしないという状況の中、折りしもJ-POPS全盛期の中西圭三(Choo Choo Train)などのダンサブルなサウンドが好まれるようになりました。4thアルバム「PLEASURE」では、自ら作曲してダンサブルなポップスを展開しますが、彼の歌のうまさへの需要の方が多かったことで、こうした試みは結果的に失敗となります。

時代の流れは彼にさらなる不遇の時を与えます。デビュー当初からのレコード会社であるコロムビアレコードが、90年後半になって、事実上J-POPSから手を引くことになります。よって、彼は98年に発表の6thアルバム、「Affection」で表舞台を去ることになりました。(現在はコロムビアミュージックエンタテインメントとして、一青窈、木村カエラなどを擁するが、今でもビミョーにR&Bなどのダンス系アーティストが圧倒的に少ないのは、この時にavexなどの新興レーベルに移られたため。)

彼を追いやったのはリスナーではなかったのです。それどころか、その後の彼を支え、再び歌うためのきっかけを作ったのは有志による署名だったという事実もあります。あと、私が遭遇したエピソードとして覚えているのが、活動がうまくいっていた時に、ある学園祭のライブにて、「これだけ多くの人の前で歌うのは実は初めてで、緊張しています。」というMCです。私はこの人は天才だと思っていたので、このフツーの人っぽい発言と飾らない雰囲気に驚くと同時に、だからこれほどやさしい歌声をしているのかと思ったもんです。だから、彼を下から支ようとする人が現れたのも、声だけでなく人柄も暖かいのではないかと思います。

そんな経緯を経て、生まれたカバー集「スタンダーズ」ですが、徳永英明とは似て非なるものになっています。10年目にしてまたも鳥肌なのは、02.あまく危険な香りや、04.いっそセレナーデ08.シングル・アゲインなどのクラシカルなスタンダードです。しかし、一番魂を感じるのはやはり、彼のオリジナルであり、スタンダードでもある12.最後の雨2007です。再びオリジナルアルバムが製作されるまで、また「夜を数えて」しまうことになりそうですが、それも楽しいと感じられそうです。

※全曲試聴はこちら
http://www.tsutaya.co.jp/item/music/view_m.zhtml?pdid=20294792

※中西保志 Official Web Site
http://www.y-nakanishi.com/
GIZAで一番の実力者となった愛内里菜のニューシングルです。それにしても彼女は飛躍的に歌がうまくなったと思います。それはたぶん彼女自身が自覚している以上だと思います。今年の彼女はアルバムのリリースはなかったものの、元旦リリースの強烈なロックナンバーで度肝を抜いた、薔薇が咲く 薔薇が散るでボーカリストとしての「自信」が感じられ、前回のMintでは、数年前の彼女からは想像もできないくらいの「余裕」が感じられました。ここまでになると、旧態依然としたGIZAの作曲陣の方が憂いの種になりそうな気もします。

眠れぬ夜に/ PARTY TIME PARTY UP 愛内里菜
01.眠れぬ夜に
02.PARTY TIME PARTY UP
03.眠れぬ夜に(Instrumental)
04.PARTY TIME PARTY UP(Instrumental)

今回は両A面ということで、01.眠れぬ夜には前アルバム「DELIGHT」には無いほどの本格バラードになっています。これを聴いて感じたのは、自信から余裕が出て今は、新たな自信というか確信になったような雰囲気ですね。時計だって1週すれば日が昇るわけですから、来年の彼女はさらなる上昇をするような予感がします。もう一つの02.PARTY TIME PARTY UPですが、これは従来からのファン向けの曲のように思います。みんなが聴きたい愛内里菜という感じですが、個人的には派手な音作りをするほど、彼女の歌のうまさを遮ってしまうという側面があるように思うのですが。

最後に残念極まりないのは、「4種類発売」ですね。去年、大ブレイクしたミヒマルが、これをやってからリスナーが離れたことを知らないはずはないだろうに。彼女の場合は積み上げてきた期間が長いから大丈夫だろうけど、リスナーにとって百害あって一利ないことは控えたほうがいいと思います。(アーティストへのイメージも悪くなる。これは百害程度ではすまない。)

※試聴はYahoo動画で。
http://streaming.yahoo.co.jp/p/t/00102/v03287/

※愛内里菜 Official Web Site
http://www.rina-aiuchi.com/

※関連過去記事「薔薇が咲く 薔薇が散る」
http://diarynote.jp/d/57127/20061209.html
明日から12月ですか。今年は苦労ばかりの日々でしたが、昨日はさらにトドメのような出来事にみまわれてしまって・・・。まぁ、そういう不幸自慢をしてみるのも面白いかもしれませんが、それもまた寒いのでやめておくとして、逆に私が一番ホットだった時代のことを書いて自分を慰めようと思います。(悲)今まで、いろんなジャンルから音楽のことを書いてきましたけど、私が大学生だった時代に大好きだった80年代のハードロックについて、司馬遷もビックリの「ギタリスト列伝」をYouTubeの動画を使って紹介しようと思います。まぁ、今見るとクサイ感じはありますけど、当時は一点の曇りもなく「カッコイイ!」と信じておりました。今の若い子には失笑でしょうけど、こんな人たちですが、テクだけは本物です。というわけで、早速スタート!

■悪魔に見出されたギタリスト ジェイク・E・リー
ヘビーメタル界の魔王オジー・オズボーンの元でプレイした若き天才ギタリスト。日本人とのハーフ。バッドランズというバンドで独立。映像は独立した最初の一歩といえる1stアルバムのシングル曲で、「Dreams in The Dark」
http://www.youtube.com/watch?v=boezt3HiT5g

■巨漢の疾風ギタリスト ジョン・サイクス
ホワイトスネイク最強の名盤を置き土産に独立。ブルー・マーダーという新バンドに全身全霊のボーカルを吹き込んだ熱い巨漢。映像はそんな彼の血が沸点を超えた「Jelly Roll」
http://www.youtube.com/watch?v=GmxK9CS3RV0

■北欧のアイスバーン ロニー・ル・テクロ
ノルウェーからの刺客、TNTのギタリスト。間奏のギターソロに込められる超絶テクに、USのギターキッズも脱帽。映像はUSで大成功を収めることになったヒットシングル「Tonight I’m Falling」
http://www.youtube.com/watch?v=aeIIYWnhSY4

■異次元の16ビート・ギター ヌーノ・ベッテンコート
ファンク・メタルのパイオニア、エクストリームのギタリスト。立てノリだけのメタル界で横ノリを可能にした稀代の天才。映像はあえて、ジャネット・ジャクソンの出世作にゲスト出演した「Black Cat」(間奏での彼のプレイは悶絶必死)
http://www.youtube.com/watch?v=qH-rPt1ftSo

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これでとりあえず第一回の四天王とします。(これではぜんぜん足りないが。)ロック・ボーカリスト列伝というのもいいかも。それでは、また。

実は元ネタはコレ。(磯将軍って・・・)
http://www.youtube.com/watch?v=vOQBorR-YIY
本格的に寒くなってきてますね。部屋が暖かくても、独りでさむい・・・なんて方へ、「心もあたたかくしよう!」というわけで、今日は最高にハートウォーミングなCDを愛と勇気を持って?ご紹介です。UKでは有名でキャリアの長い男女ユニットのEverything but the Girl(以下EBTG)のおいしすぎるベスト盤です。本当は以前から紹介したかったんだけど、ジャケ写も試聴もなかったので、お蔵入りになってたんです。それが、音楽配信までしてるし。廃盤になったのかな〜って思ってたんですが、でかしたぞ!テイチク!(リイシューですけど。)

Home Movies: The Best of Everything but the Girl
01.Each And Every One
02.Another Bridge
03.Fascination
04.Native Land
05.Come On Home
06.Cross My Heart
07.Apron Strings
08.I Don’t Want To Talk About It
09.The Night I Heard Caruso Sing
10.Driving
11.Imagining America
12.Understanding
13.Twin Cities
14.Love Is Strange
15.I Didn’t Know I Was Looking For Love
16.The Only Living Boy In New York

16曲入りは盛りだくさんと思いますけど、60分足らずです。実は彼らの曲(特に初期)は短い曲が多いんですよね。だからアルバム単位だとそこそこ割高感があった中で、このベスト盤はありがたいし、お買い得なわけです。でも本当にお得なのは楽曲の良さをそのままにリテイク(リミックス?)してあるので、一つの作品として楽しむことができます。それでは中身を簡単に説明しましょう。

84年の記念すべきデビュー作の1曲目が、01.Each And Every Oneで、彼らのベスト盤の幕開けに相応しい名曲です。ボッサアレンジのリズムに独特のコーラスワークが既にEBTGの世界になっています。また、シンプルな構成で雰囲気を作り出せるのも彼らの特徴で、03.Fascinationはギター一本にノンコーラスで聴かせます。中期になると柔らかいストリングスを効果的に取り入れるようになり、05.Come On Homeのように幅の広いサウンドになっていきます。後期には、シンセサイザーを取り入れたことで、EBTGのポップスはひとつの完成形を見ます。10.Drivingや、12.Understandingはそれにあたります。13.Twin Citiesはヒットしますが、彼らには珍しくキャッチーなサウンドになりました。

結局、長文になってしまいましたが、中でも名曲なのが、究極のアコースティックといえる、08.I Don’t Want To Talk About It。90年になってからスウィング・アウト・シスターなどが確立したユーロスタイリッシュ・ポップの原型ともいえる、06.Cross My Heartあたりは特筆すべき名曲だと思います。

Track15.16は新録とカバーで、どちらもレアトラックです。とはいえ、これは全曲がレアですけどね。とりあえず、100文は1聴にしかずで、下記のサイトから試聴してみてください。冬には必須のアイテムになると思います。

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2001025720

※「EBTG紙ジャケセット残り僅か!」(HMV 音楽情報)
http://www.hmv.co.jp/news/newsdetail.asp?newsnum=609150134
当時、高校生だった私に衝撃を与えたハードロック・バンドは間違いなく、Guns N’Roses(以下ガンズ)でした。彼らのデビューアルバムは今でもどんなロックバンドも及ばないと思っています。ただ、ガンズを知っている人は1stを聴いていない人は皆無でしょうけど、逆に知らない人は1stどころかぜんぜん知らないと思うんです。もちろん、CMとかサマソニとかで後で知ることになった人もいるでしょうけど。普通の音楽ファンだと、コワイ人たちだとか、狂気のヘビメタだとか思われていて、敬遠されてしまうような所もあると思います。そんな人にはこのアルバムがピッタリ!コアな曲は省きながらも、有名なヒット曲はうまく押さえているので、まさにご挨拶程度でも十分な内容ですので、紹介したいと思います。

Greatest Hits / Guns N’ Roses
01.Welcome To The Jungle
02.Sweet Child O’Mine
03.Patience
04.Paradise City
05.Knockin’On Heaven’s Door
06.Civil War
07.You Could Be Mine
08.Don’t Cry
09.November Rain
10.Live And Let Die
11.Yesterdays
12.Ain’t It Fun
13.Since I Don’t Have You
14.Sympathy For The Devil

実際、私も最近よく聴いています。選曲にはいろいろ意見が分かれるようですが、14曲というのは適当だと思いますし、選曲もこれだけ集めるには、ミニアルバム含めて4枚のCDが必要で、それを1枚だけで楽しめるのはお得だと思います。彼らはコア以外でもすごくいい曲を残しているので、そういう観点から見ていきましょう。

02.Sweet Child O’Mineはイントロのギターが印象的で最後までメロディアスなミドルナンバー。この曲は女性カントリーの先駆者、シェリル・クロウがカバーして、グラミー受賞しました。(それだけポピュラーな曲だということです。)同じく、03.Patienceもすごくやさしいバラードで、あの口笛を練習した記憶が・・・(苦笑)05.Knockin’On Heaven’s Doorは彼らもカバーだったのですが、近年、日本でも大ヒットした韓国映画「僕の彼女を紹介します」で韓国女性アーティストがカバーした主題歌が有名になったのでご存知の方も多いと思います。

とはいえ、激しいのがガンズですから、18禁かもしれないパンキッシュなボーカルの01.Welcome To The Jungleは類友というべき?P!nkがライブでカバーを披露しています。でも普通にカッコイイのは、07.You Could Be Mineでターミネーター2の主題歌となり話題となりました。私が忘れられないのは、初期メンバーのスタジアムライブ風景を撮ったPVが印象的だった04.Paradise Cityで、会場の人数でなく熱気だけなら「GLAY EXPO」を凌ぐかも?終盤の盛り上がりは悶絶ですけど、一般リスナーにはちょっちヘビーかな?

ガンズは音楽だけでなく、バンド活動でさえ「伝説」ばかりなので、今日はこの辺にしておきます。最近のハードロックにはない魅力がありますので、一度怖がらずにお試しあれ。

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2001159259

※Paradise City PV(YouTube)
http://www.youtube.com/watch?v=OsrDv3K7RNI
もう冬ですねぇ〜。寒くて寝られないくらい寒いし。で、今年の最初の冬物CDということで、このaikoの6thアルバムで、夢の中のまっすぐな道をピックアップしました。先日の記事は前フリということで。(sakusaku)このアルバムは、彼女が一躍ブレイクした伝説の名盤、「桜の木の下」(春)から始まった四季シリーズのアルバム制作が、前作の「暁のラブレター」(冬)をもって一巡してからの、いわゆる「aiko 第2章」の最初の一歩というべきアルバムになりました。ところが、ジャケ写だけ見ると、冬真っ只中で、このCDの裏面の写真は一面の雪の中に小さい身体の彼女が横向きに立っていてるのですが、最高に美しいショットになっています。で、音楽の方は・・・

夢の中のまっすぐな道 / aiko
01.青い光
02.恋人同士
03.エナジー
04.明日もいつも通りに
05.かばん
06.恋の涙
07.ビードロの夜
08.愛のしぐさ
09.ずっと近くに
10.Smooch!
11.花風
12.三国駅
13.星物語

当然、冬てんこもりかと思えば、そうでもない感じ。全体的には従来のオリジナリティーの高いaikoサウンドを継承していますね。このあたりで「マンネリ」という人もいましたが、奇抜な曲がなかっただけで、このアルバムは今までのaikoサウンドがひとつの完成形となり、いい感じで大人になったという印象です。

ここからのシングル曲は順番にいくと、PVがちょっと変わってて印象的だった05.かばん、私がaikoで好きな曲調であるピュア・ロック風の11.花風は確か紅白で歌ってたような?12.三国駅はしっとりバラードですが、カブトムシの時とは違って、最後までやさしい歌い方のままでも、力強さがあって、こういう部分でも大人のaikoがわかります。

お気に入りのトラックは、03.エナジー。少しワルツのテンポにストリングスをのせても、彼女のサウンドになっています。イントロなしで始まる10.Smooch!はなかなかユニークですが、なんとなくKANを思い出したのは私だけ?(彼女はKANのファンだったそうですし。)少し90年代のJポップな雰囲気。「お?aikoどうした?」と思わせ気味な13.星物語は今回収録中で最もやさしくて、切ないミドルで、終わりを飾るにふさわしい名曲ですね。

やっぱ、aikoしゃんはすごいね。彼女にしか描けない世界と音楽を確立してるし。こういう人は長い活動が出来る人だと思います。今よりも年明けの冬ぐらいがいいのかも?でも、冬を少しだけ暖かくしてくれるCDだと思います。

※aiko Official Web Site(試聴はシングルだけできます。)
http://aiko.can-d.com/
寒くなってきましたねぇ・・・。本当に。普通に「冬」になってきましたね。さて、このブログも冬モードに衣替えしようと思っているのですが、ちょっと微妙に忙しくなってきたり、体調崩したりしていて、更新もだいぶ減速しています。で、今日は簡単に更新しておこうということで。実は、YouTubeですんごいレア動画見つけたんで紹介してみようってことで、木村カエラを世に送り出した伝説のローカル番組「sakusaku」にaikoがゲスト出演した時の動画で、「スター」の曲が紹介されているので、2年ほど前でしょうか?他のバラエティーでは見れないaikoが見れると同時に、ちょーカワイイ時のカエラちゃん、最終日(5日目)には、三国駅がすんごいことに・・・

とりあえず、今見るとめちゃくちゃ貴重な映像ですので、下記から見せていただきましょうね。(upしてくれてる方に感謝!)

http://www.youtube.com/watch?v=lmZbBYo1GVM

※個人的にツボだったaikoの一言
チィッ、コブクロかぁ・・・ もういいのにぃ・・・
これは当時多くのファンの間では、「別に・・・」的な感じで受け止められたんですけど、今振り返ると、こういう彼女の活動がなかったら現在のネクストレベルなボアちゃんはなかったんだなぁ〜というしみじみ思うCDですね。Next Worldというのは、1年や2年先のことではなかったわけですね。やっぱ彼女こそがアジアを代表する歌姫だと思いますね。USのインタビューに英語で答える姿には貫禄みたいなものもありましたし。この子が日本を活動の場所に選んでくれてよかったと思います。

Next World (CCCD) / BoA
01.HOLIDAY / PALMDRIVE feat.BoA & FIRSTKLAS
02.奇蹟(SOUL’d OUT Remix) / Remixed by SOUL’d OUT
03.Flying without wings / WESTLIFE featuring BoA
04.Show me what you got(DJ WATARAI REMIX)/ BRATZ feat.BoA Remixed by DJ WATARAI
05.JEWEL SONG(AKIRA’S CANTO DIAMANTE VERSION) / BoA & AKIRA
06.Shine We Are! (GROOVE THAT SOUL REMIX) / Remixed by G.T.S
07.flower(D.I’s "Luv hurts"REMIX) / Remixed by Daisuke Imai feat.LISA
08.WINDING ROAD feat. DABO / BoA & DABO
09.Everything needs love feat.BoA(Piano-pella) / MONDO GROSSO
10.VALENTI (English Version)
11.Every Heart (English Version)
12.LISTEN TO MY HEART (English Version)
13.Amazing Kiss (English Version)

前作の「VALENTI」で大ブレイク。今ほどに日本語も堪能とは言えない状況で、ツアーも全て完璧にこなし、それでいて、従来どおりシングルは「日中韓英」4カ国語でレコーディングするという、とんでもない子だということまでは知ってたんだけど、ここでさらにビックリしたのが、海外アーティストとまでコラボしていたこと。ぜんぜん知らなくて、「この子の時間は3倍速で動いてるのか!」と本当にぶったまげたのを覚えています。

その海外アーティストとのコラボをあげると、まず、03.Flying without wingsで、当時UKで最も人気のあったボーイズボーカルグループのウエストライフとの競演なんですが、壮大なバラードを相手に一歩も劣らず歌っているのに驚きました。(まだメリクリの2年前。)04.Show me what you gotはラジオでやたらオンエアされていて、洋楽の新人さんだと思ってたら、ここに入ってて、「ボアちゃんか!韓流か!q(^^)」というツッコミはまだありませんでしたが、(苦笑)思わずライナーノートで確認したという想い出がありますね。

国内では、01.HOLIDAYでPALM DRIVEという名義ですが、実際はDJ.AKIRAの活動チーム名にラッパーのZEEBRAとBoAちゃんが参加したという感じ。まさかDJがあれだけ歌うとは思わなくて、そっちに軽くビビリましたね。それと忘れちゃいけないのが、大沢伸一のMONDO GROSSOとしてボーカルをとった09.Everything needs love(Piano-pella)なんですが、原曲の完成度が高すぎて、MONDO GROSSOとして出しているPVなんか視覚情報効果も抜群でまさにアートの領域でした。その効果の要がBoAちゃんの歌声だったわけで、脱帽するしかなかったですね。

後の(English Version)4連発でも、10.VALENTI (English Version)は車のCMでこの遅れてきた時期に使用されて、再び話題となるなど、このアルバムは、リミックス以上に意味のあるアルバムになっていると思います。ベスト盤だけ聴いてる人とかにオススメしたいですね。アルバムは聴いてるけど、これは知らないという人は、もったいないですよ。洋楽メインの人にもぜひ!

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1970536

※「Everything Needs Love」圧巻のPV(YouTube)
http://www.youtube.com/watch?v=XVmuq_VHb4c
彼女の中では「マーボー豆腐」ってそういう存在ってことですかね。「マーボー豆腐は飲み物です。」のタイトルで一躍有名になった若槻千夏のブログを書籍化したものです。まぁ、私は彼女のブログはそんなに読んでないんですけどね。でも、ふと考えたんだけど、なんで今こんなに「ブログ人気」なんでしょう?自分もやっているくせにいうのもなんですが。

私も含めてのことなんですが、なんだかんだいっても、「誰かに読んで欲しい。」という部分はあるからだと思うんですが、現在ではブログって新旧で2種類あるように思うんですよね。つまり、もともと「ブログ」と呼ばれていたものは、海外で生まれ、個人形情報発信のツールとして誕生したわけですが、日本に上陸するにあたって、「日記のようなもの」と紹介されたことで、新しいブログが出来てきたと思うんです。

で、その新しいブログというのが、携帯で自分の日常の瞬間を切り取るもの。これを究極の形にしたのが中川翔子だと思うんです。実は最近でこそぜんぜん読んでませんけど、彼女が「1日に何回更新できるか」ということだけにこだわっていた頃、ちょっと衝撃を受けたんですよね。よくても私は1日に1回書くものって思ってたんですが、彼女の場合は10の位で更新していく。写真になんか一言付け加えてすぐ更新というスタイルは、「ブログをこんな風に使うヤツがいるのか!」って、その柔軟な頭脳に感服したもんです。

で、この若槻さんのなんですけど、これまたそういう系統でもないように思うんですよね。なんかうまく言えないけど、自分のことをさらけだして書くという部分でいうと、「痛々しい」というか「辛そう」な感じ?がするんですよねぇ・・・私だけかなぁ?自分の目に写るものだけを信じて、その中から「答え」らしきものをずっと探し歩いているような・・・おっさんの経験からいうと、それは蜃気楼を追いかけるようなもので、実際の「答えらしきもの」はすぐ足元にあることも少なくないのに。

今の若い子って驚くほど大人びているよねぇ・・・。いろんなことを考えて思い悩んだりもするし、そういう時間ももちろん大切だと思うけど、多くの人に出会っているうちに自分のこともわかってくるという、「急がばまわれ」みたいなことって案外あるからねぇ・・・。若槻さんのブログが人気なのも、何か魅力があるからだと思うけど、このままだと息切れしそうな気がするのは気のせいかな?まぁ、ここも4年目でそういう感じはなくはないですけどね。(苦笑)ともさかりえさんのブログにあるように、私も「ボチボチ」行こうとは思っているんですけど。

※書籍のトリビア
本を出版したら(原則自費除く)必ず、流通前に「ISBN」という番号がふられます。同時にこれは国立国会図書館が全ての出版物を永久に蔵書することを意味します。この「マーボー豆腐〜」ももちろん文献資料として1冊は確かに保管されます。これは国立国会図書館が「全ての図書館の図書館」であるからです。100年後の今日になると、この本は当時の世相を探る文献資料として利用されるかも?
冬だけお付き合いしている、かけしきさんです。かけしきさんはすごいんです。こっちに自由に選択させてくれるので、今風で言うところの「バッキー」みたいなことはなく、どちらかというと私の方がこれからだんだん離れられなくなるので、その辺のカップルよりはホットな感じになるのではないかと・・・ってそろそろマジで寒くなってきたので・・・(いろんな意味でもさむい・・・)そう!寒いねん!ちょっち風邪気味だし、身体だるいし。ちゅーわけで、今日はお家で養生してました。せっかくのいいお天気だったのにねぇ・・・てなわけで、今日はあったかい気持ちになれるCDを過去記事リンクでもう一回オススメしてみようかと思います。(使いまわし?いえいえ、再利用です。) 

※洋楽
□10 Years of Hits / Ronan Keating
ルックスだけじゃなく、声までイケメンなのはズルイと思います。
http://diarynote.jp/d/57127/20070204.html
□Who I Am / Jessica Andrews
私はリアン・ライムスの次は彼女だと思ってたんだけど。今のネオカンは人材が豊富。
http://diarynote.jp/d/57127/20070403.html
□Change of Season / Daryl Hall & John Oates
季節の変わり目に暖かい「ブルー・アイド・ソウル」
http://diarynote.jp/d/57127/20070610.html
□Giving You the Best That I Got / Anita Baker
どんなスイーツより甘いラブソング。
http://diarynote.jp/d/57127/20070214.html
□Deep Cuts / The Very Best of Mr.Big
ホットなハードロック・バンドが残した心暖まるバラード集。
http://diarynote.jp/d/57127/20060916.html
□ Another Level
クールだけど暖かいのは「ニュージャック・スウィング」の特徴です。
http://diarynote.jp/d/57127/20050103.html

※邦楽
□14プリンセス - Princess Princess Chlidren -
着うたにしてる曲もあります。名曲は永遠に不滅です。
http://diarynote.jp/d/57127/20060628.html
□いつも笑っていられるように / 植村花菜
今、最も「旬」なアーティストの1st。新作アルバムはもうすぐリリース。
http://diarynote.jp/d/57127/20060927.html
□ripple / GOMES THE HITMAN
文学的な歌詞と詩的なサウンドの優しさが絶妙。
http://diarynote.jp/d/57127/20070407.html
□月夜の夜 / 柴田淳
「みんなに追い抜かれた」と語るデビュー6年目の愚痴は贅沢すぎ!
(この歌唱力以外に何がいるのだ?マヨナンか?>それなら許すが。)
http://diarynote.jp/d/57127/20070401.html
□Discover / 椎名純平
「雨のち晴れ。所により、にわか雨」みたいな感じ?
http://diarynote.jp/d/57127/20070710.html
□ADAPT / MOOMIN
GAOの「サヨナラ」を検索してくる人へ。今のは「佐藤竹善」さんです。
http://diarynote.jp/d/57127/20070827.html


※関連過去記事(去年のオススメ)
http://diarynote.jp/d/57127/20060924.html
木村カエラのニューシングルで、Yellowです。彼女の小さい身体から出る大きな輝きはなんなんだろう?先日、木村カエラを分析してみたんだけど、こんなに次々と新しいカエラちゃんに遭遇するなら、もう分析やーめた!ただひたすら走り続ける彼女を、追いかけていくだけでも息切れするほど、今回は激しいロックナンバーになってます。
 

Yellow / 木村カエラ
01.Yellow
02.No reason why
03.Dejavu

さっき「うたばん」に出てましたね。「あの髪型でかわいいって思える子はいないだろうな〜」と思いながら楽しく見てみましたけど。それはさておき、ようやく気づいたことがあって、カエラちゃんのロックサウンドでずば抜けてイイ!って思うヤツは必ず、渡邊忍って人が書いてるんだよねぇ・・・。あのぅ、誰ですか?ぜんぜん知らないけど、この作曲センスは只者ではない感じ。前回のTREE CLIMBERSもすっごい好きだったけど、今回のはさらにキテル。こういう展開をする曲を邦楽のロックで聴いたのは初めてなんじゃないかな?かなりセンセーショナルでした。どんどん新しい世代の人が新しい感覚のロックを創造していくんだね。

で、カエラちゃんの今回のテーマは「黄色の信号」なんだって。その辺は「うたばん」では一切説明なかったけど、sakusaku(サクサク)ではちゃんとゲスト出演して、語ってるんですよね。(笑)ゴールデンのうたばんとローカルのsakusakuで、ぜんぜんテンション違う所が、「カエラちゃんはいつまでも子供なんだなぁ〜」と微笑ましく思いました。

とりあえず、下記の動画サイトで最新のKaela Checkしてくださいな。それじゃ今日はこの辺で。

※木村カエラ スペシャル(yahoo動画:17日までフル試聴可)
http://streaming.yahoo.co.jp/p/t/00081/v02290/

※sakusaku(ゲスト:金髪先生)
http://www.youtube.com/watch?v=KwPcF2XeY_0

※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20071014.html

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