そろそろロックが聴きたくなってきたのですが、気候は梅雨の真っ只中なので、ヴァン・ヘイレンのような派手なものでなく、わりと地味だけど歴史的な名盤に勝手に認定している、Mr. Bigのデビューアルバムをピックアップしました。80年代のハードロック界では、次々と素晴らしいバンドがデビューした中、世界一のベーシストと称されるビリー・シーンが中心となって、超テクギタリストのポール・ギルバート、そしてボーカルにエリック・マーティンの抜擢という話題性の一番高いバンドの記念すべきデビュー作。とあって、どんな超絶なプレイのバンドになるのかと思うと、1曲目を除いて驚くほど地味な仕上がりでした。

MR.BIG
01.Addicted to That Rush
02.Wind Me Up
03.Merciless
04.Had Enough
05.Blame It on My Youth
06.Take a Walk
07.Big Love
08.How Can You Do What You Do
09.Anything for You
10.Rock & Roll
11.Over 30 Days in the Hole

89年の作品なのに70年代のロックテイストを残した作風にあえて仕上げています。このMR.BIGというバンド名には由来があって、バンドの方向性として、メンバー全員がリスペクトしている70年代に活躍したロックバンド「FREE」の残した1曲のタイトルから命名されたそうです。しかし彼は2ndの「To Be With You」のバラードから人気爆発し、その後はご存知の方も多いかと思います。メロディーライン、ボーカル、演奏技術とどれも完璧なバンドの唯一やや荒削り気味なのが、このデビューアルバムというわけです。

ポールとビリーがイントロで超テクを披露するPVが印象的だった01.Addicted to That Rushは、彼らのアルバム全部の中でもかなりのスピードナンバーです。(だいたいあのポールのギターにベースで併走するビリーのテクって人間ワザではないよ。)曲の構成、ギタープレイと悶絶必至の1曲です。

でも、さりげなく「うまい」のが、03.Merciless。演奏は抑え目ですが、エリックのボーカルがまたまた只者ではないのです。ロックだけどファンキーにも聞かせるのは彼ならでは。それと忘れてはならないのが、切ないバラード曲の09.Anything for You。エリック・マーティンのロックバラードには切なさの中に温もりがある所が他のロックバンドにはない良さだと思います。どちらも、彼が元はハードロックのボーカリストでなかったことが逆にいい結果になっていると思います。11.Over 30 Days in the Holeはライブ音源で誰かのカバーだったと思います。前曲捨てなしの名盤です。エリックのボーカルだけでなく、テクを控えるという「テク」の演奏も味わって欲しいですね。

※試聴はこちら(HMV download)
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2000561038
うーん、今年も七夕はイマイチなお天気でしたね。やっぱ基本的には梅雨ですから。でも、よくよく考えると織姫さんと彦星くんは天上界の人ですから、2人を隔てているのは「天の川」だけなんですよね。(お天気は私たちから見えないだけのことでは?)あと、私はこの36歳にして初めて知ったんですけど、この日本の七夕の行事(7/7)というのは、れっきとした「節句」なんですって。つまり、ひなまつり(3/3)とか、こいのぼり(5/5)の行事と同列なのね。日本には1年に5節句あるそうです。(ぜんぜん知らんかった!)こういう伝承とか好きな方です。昔クラスの女の子にいろんな「星」の話を夜にした時に「へぇ〜意外とロマンチストなんやね〜」っていわれたのを思い出したので、今日はロマンチストモードでSkoop On Somebodyが出した最初のベスト盤をご紹介です。(笑)

Singles 2002~1997 / Skoop On Somebody
01.ぼくが地球を救う~Sounds Of Spirit~
02.Tears of JOY
03.a tommorw song
04.sha la la
05.潮騒
06.Still
07.eternal snow
08.線香花火
09.ama-oto
10.Amanogawa
11.Over & Over
12.Everlastiong Love
13.壊したい
14.Mood 4 Luv
15.Nice’sn Slow
16.バラ色
17.No Make de On The Bed

ロマンティックな音楽ってこういうまさにこういう音楽だと思いますね。TAKEの甘いボーカルで多くの女性はイチコロなのでは?(うらやましい・・・)そして、ここに収録されている曲は彼らが改名する前(元SKOOP)に出した名曲も数多くあり、その辺の曲はこれで聴くしかないので、そういう意味では貴重でもあります。それでは音楽旅人的にチェックしていきましょう。

タイトルで2002〜1997とあるように、2002年から遡る順番で収録されています。だから後半へ行くほど古い曲なのですが、たぶんリテイクorリミックスされているのかな?わかんないけど、全サウンドに遜色はないです。01.ぼくが地球を救う~Sounds Of Spirit~がオープニングを飾ると思いきや1コーラスのみで軽く終了して、02.Tears of JOYから彼らのムードに。04.sha la laはニベアのCMソングで使われたことで、彼らの名前を多くの人が知ることになりました。

私のお気に入りは中盤のトラックで、08.線香花火は夏になると必ず携帯して出かけます。それからやっぱり、10.Amanogawaですね。これはシング・ライク・トーキングでお馴染みの佐藤竹善がカバーすることで大きく世に出た隠れた名曲でした。そして、この曲がSKOOPとしての最後のシングルとなりました。14.Mood 4 Luvとか、15.Nice’sn Slowなどは、まだ日本でR&Bがブームでなかった頃の作品なのに、今聴いても違和感がないのは凄いと思います。(私もこの頃は彼らのこと知らんかったなぁ。)

とにかく、08.線香花火10.Amanogawaは昔のS.O.Sを知るのに欠かせない名曲だと思います。最近の彼らはまた新しい音楽性を求めているようですが、このアルバムで彼らの軌跡を辿るにはうってつけのベスト盤です。1家に1枚のオススメCDですね。

※Skoop On Somebody Official Web Site(Discographyで試聴できます。)
http://www.skoop.jp/

※関連過去記事(去年の七夕はコレでした。)
http://diarynote.jp/d/57127/20060707.html
うーん、そろそろブレイクの予感がビンビンきてますね。注目の新人アーティストのAYUSE KOZUEです。デビューからまだシングル4枚しか出てないのですが、デビューシングルのboyfriendなんかFMでヘビーローテーションしていましたね。(ここでも以前にさりげなく取り上げていたんですけど。まだジャケ写もなく公式HPも簡素なものだったなぁ・・・)このm-floのようでそうでない感じのサウンドメイクは、DJ界では初めて世界で成功した日本人(でいいのかな?)のテイ・トウワ(TOWA TEI)が彼女を完全にバックアップしているから。こういうパターンはブレイク必至ですね。あとは強力なタイアップ待ちというところでしょうか?

eyes to eyes / AYUSE KOZUE
01. eyes to eyes
02. 思い出すよ
03. Pretty Gooday (pretty good HALFBY remix)
04. eyes to eyes (instrumental)
※Exclusive video ” One Afternoon with OMOIDASUYO”

アルバムがエンハンス仕様だったら困るんですけど、シングルCDはこういう風にPVとか入ってるとお得な感じありますよね。例えばこれをレンタルしたとしても、絶対にPCに入れる訳ですから。ダウンロード販売がシェアを占めて来てるので、付加価値つけないとね。それと、彼女の公式サイトが知らない間にすんごいリニューアルで、サイトでPV見れたりします。これまでの4枚のシングルでだいたい彼女の1stアルバムの方向性も固まってきたのではないでしょうか?テイ氏が絡んでるとはいえ、彼女自身もサウンド創りできるそうで、1stのboyfriendは歌ってるだけな感じでしたけど、今は彼女なりの雰囲気を纏うようになってきましたね。

んでもって、ついに5枚目のシングルリリース決定しました!夏用の曲だそうで、しかも収録曲は以下のとおり。
AYUSE KOZUE 5th single(8/8リリース予定)
Sundae Love(サンデーラヴ) / summer time 〜夏の贈り物〜
01.Sundae Love feat. MC BOSE (スチャダラパー)
produced by TOWA TEI
02.summer time 〜夏の贈り物〜
produced by AYUSE KOZUE
03.KONOMAMA
produced by AYUSE KOZUE

これは勝負かけてきたのか?テイ氏&スチャダラでどんな感じ?みたいな。そーいえばトイズFCってタイアップとかあまり取らない(取れない?)よな・・・。でも実力勝負で「くる〜きっとくる〜」(by貞子)と思います。早速公式サイトで先取りチェックしておきましょう!

※AYUSE KOZUE Official Web Site
http://www.ayusekozue.com/

※関連過去記事(若き日のテイ・トウワ)
http://diarynote.jp/d/57127/20051122.html
どうして待てど暮らせどAMAZONにジャケ写が載らないのか、今日店頭で実物を手にしてわかりました。(そんないろんな角度から見て楽しみたくないけど。っていうかそういう小細工みたいなことするのやめて欲しい・・・)仕方ないので代替ジャケ写で中ノ森BANDの2ndアルバムをピックアップ。わりと今は再びガールズ・ロックバンドが注目されていますが、本当に「純粋にロックしてるなぁ〜」と感じるのは、やっぱり彼女たちだけかな?シングルだけがポップなのはコマーシャル的な部分が多いと思います。でも、そういうポップな中にも中ノ森文子のVo.にはちゃんとしたロックボーカルの土台がしっかりしているので、軽薄な感じにならないのが、このバンドの最大の魅力だと思います。

Do the Rock / 中ノ森BAND
01.聖なる夜の詩
02.Cannonball
03.ポラリスピケトラ
04.Hey You!!
05.君の中のム・ゲ・ン・ダ・イ
06.New Year Party
07.Fly High
08.remember me...(Acoustic Version)
09.Say Good Bye
10.Tomorrow
11.One☆Two☆Diving
12.キスしてほしい(トゥー・トゥー・トゥー)
13.罠
14.花物語
15.i Need Love
16.バス停小町

やっぱりね、ロックは生演奏をそのまま録音する感じの方が、それだけでも「ああ、ロックだ!」って思ってしまうのは、デジタル化されたすぎた代償なのかも?1stでもそうだったけど、中ノ森BANDだけは明らかにそういう点を意識して録音しているようですね。「血の通った音」はVo.の才能を100%引き出すことに成功しています。ここでは、04.Hey You!!が一番ノリノリです。お馴染みの07.Fly Highも爽快感溢れるナンバーですが、私はむしろ10.Tomorrowの方が躍動感があって好きですね。でも、躍動感なら15.i Need Loveもかなりいいです。この曲を他の人が歌うとチープになるんだろうけど、中ノ森文子のボーカルテクニックがそうさせない所はさすがです。いや、テクニックではないですね。きっと彼女は心から「ロック」が好きで、そういうスピリットみたいなものが自然に出ているんでしょう。(もちろん、そういうことを含めて「ロックボーカル」というのですが。)

今作品で追加された要素として、「ハードロック」へのチャレンジが挙げられると思います。もちろんサウンド面での話ですが。オープニングを飾る1曲目の01.聖なる夜の詩がシリアスなナンバーで面食らいましたが、こういうサウンドは今までになかったし、これは洋楽の80年代ハードロックのバラードの手法に近いですね。シンセの使い方といい、コーラスワークといい、まさに私にはあの頃を彷彿とさせるものがありました。02.Cannonballだって、1小節目のバスドラ、ノイジーなギター、シングル曲ではサビしか聴けないコーラスもぜんぜん雰囲気違ってます。

最後にまとめですが、今回の2ndではリスナーがハードかキャッチーか、どちらを選ぶかということのいい意味での「探り」であるように思います。ただ今の日本の音楽トレンドからいえば、これほど血の通ったサウンドをスタジオ録音で求める人は少ないのが現状なのかな?よくわかんないけど。

それにしても、こういう感じの音をLPレコードやカセットテープで聴いていた頃をふと思い出しました。(笑)確実に成長中の彼女たちをこれからも応援したいと思います。(書けなかったけどバラードもいいよ。)

※中ノ森BAND Official Web Site(discography で全曲試聴可)
http://www.teichiku.co.jp/artist/nakanomori/
「ありがとう。」私が毎日の中で一番たくさん使う言葉。買い物後のレジの人に「ありがとう」職場のお掃除のオバチャンに「ありがとう」この何気ない一言がすごく大切だと私は思っています。そして今日、インターネットという世界で心からこの言葉を伝えたい人に出会うことができました。ついさっき読んだとこなので、後でもうちょっち追記するかも?取り急ぎジャケ写付けて載せました。そして、本当にありがとう。
本日、ちょうど1ヶ月前にご逝去されたZARDのボーカルの坂井泉水さんを偲ぶ会が、東京都港区の青山葬儀所で営まれ、4万人を超えるファンらが詰めかけたということです。本当は私も行きたかったです。東京なら必ず行っていたでしょうけど、私もちょうど坂井さんが亡くなられた時期から今日まで多くのツライ出来事があって、そこまでのパワーがなく、当時に購入したCDを外で聴きながら、晴天の青い空に黙祷を捧げました。

産経新聞より抜粋
「どんなに離れてても心はそばにいるわ。」ヒット曲の歌詞そのままに、ファンの心は彼女に寄り添っていた。子宮頸(けい)がんを患って入院中に急逝したZARDの坂井泉水さん(享年40)をしのぶ会が27日、東京都港区の青山葬儀所で営まれ、4万人を超えるファンらが詰めかけた。当初は午後7時までとされていたしのぶ会は、集まったファンの多さに2時間延長された。祭壇には愛用のヘッドホンやマイクなどが置かれ、録音スタジオの雰囲気。譜面台にはヒット曲「負けないで」の直筆歌詞ノートが広げられ、歌詞を潤んだ目で追うファンの姿が見られた。ライブ映像が流される大画面のモニターの前でうずくまって泣く人も。

平日なのに外で黙祷ということで、実は私は今月で仕事を失うこととなってしまいました。

とりあえず働かないと・・・
そう、働くという字「働」は人が動くという意味で、中国から来た漢字ではなく、日本人が作った「日本の字」だということを知る人は少ないと思います。だから心身ともに健康で初めて、「労働」といえるわけです。でも、私は卒業後ずーっと「労動」でしかなかったように思います。

生きている間に何かを残せる人は素晴らしいと思います。そして、坂井さんのそれはあまりにも大きすぎて、それに応えるように多くの人が集まったのでしょうね。本当に生き苦しい今の日本で、こうした多くの他人が言葉を使わずに気持ちを共有することのできるのは「音楽」だけなのではないでしょうか?趣味とか余暇以上の可能性が「音楽」にだけはあると信じていたから、これまでこのブログで記事を書いてきました。

そろそろ本当に休んだ方がいいみたいです。>私
多くのことに疲れました。なんか坂井さんとぜんぜん関係ない話になってしまいました。ごめんなさい。

また機会があればいつか復活したいと思います。
おやすみなさい。

ai wo / aika

2007年6月23日 音楽
突然ですが、この人をご存知でしょうか?黒髪が美しい女性ですが、そーいえばさすが姉妹というだけあって微妙に顔立ちが似ているよーな?実はこの人が平原綾香の実のお姉さんで、日米同時デビューを果たした人です。偶然、試聴機であったので流して聴いてみたので、1stインプレッションの感想モードで少し取り上げてみたいと思います。
 

ai wo / aika
01.愛の庭
02.愛を(feat.EJ LABB)
03.オレンジ・ムーン
04.ウィル・タイム・ヒール・マイ・ソロウ
05.ユーア・ゴーン
06.ライク・ウィ・ユース・トゥ
07.イマジン
08.メモリーズ
09.クワイエット
10.スロー・バーン
11.ファウンド・ザ・ラヴ・オブ・ライフ
12.Yakitori
13.タイムズ・ア・ヒーラー
14.ビリーフ

基本的にはジャズなのかな?いや、ジャズっぽい感じといった方がいいような気がします。彼女はアメリカの音楽大学でジャズ科を専攻していたし、実はサックス奏者でもあったりするそうです。聴いた感想は、まず平原綾香の姉なんてことは全く関係ないくらい、むしろ対照的な声です。平原綾香の声はあの独特のクセのあるボーカルですが、この人にはまったくクセのようなものがなくいたってシンプルでストレート。案外イージーリスニングのコーナーにあっても不自然でないくらいの癒し系な声とサウンドでした。アマゾンレビューで指摘している人がいますが、02.愛を(feat.EJ LABB)だけがなぜかR&Bですごい違和感を私も感じました。(2曲目って結構大事なのにね。)あとはカバーソングをメインにそつなく歌っている感じ。個性が薄い気もしますが、今は「個性の強さ」を売りにするアーティストが多いので、逆にありかも・・・とか思ったりもしました。

まぁ、これはデビューアルバムとはいえ実質的には様子見程度の作品なのかな?(倉木麻衣ちゃんもこんなデビューの仕方だったな。>Baby i like)そんなわけで、この人は「大化けの可能性」は十分あるように思います。とりあえず先取りチェックしておきましょう!

※aika Official web Site (一部試聴できます。)
http://www.toshiba-emi.co.jp/st/artists/aika/
ZARDの坂井泉水さんの急死からもう10日も経ってしまったわけですが、ようやく事実として受け止められるようになっても、本当になにか自分の心の中に大きな「穴」が空いてしまったように感じています。 もちろん職場でも話題になることがしばしばありましたが、よくわからないのが、泉水さんの急死について、自殺かどうかということばかりが話題の中心となることです。もちろん彼女に全く関心のない人にとってはそういうことに興味があるのかもしれませんが、そんな心ない話題の中で黙々と仕事をするのはツライものがあります。

これは私のごく個人的な意見なのですが、人はいつから誰かの死を悼むことよりも興味本位で死因の詮索や噂をするようになったのでしょうか?それに、彼女はガンという病気と闘っていたし、そのガンとの闘病生活とは筆舌に尽くしがたい苦しみがあるのにもかかわらず、それでも彼女は散歩を欠かさなかったということだそうです。これをもって、いわゆる全く健康な人がビルから飛び降りるのとは全く異なるものだと考えています。ただ確実にいえるのは、死因などはどうでもよくて、作詞家としてもたくさんの勇気を与えてくれた一人の女性の命が失われたという事実。少なくとも私にはそれ以上のことを知りたいとも思わないし、今でも彼女の残した作品を聴いて、生前の彼女を偲ぶことくらいしかできません。ただ、こういった作品が自宅に多くあることを今はせめて幸いに思います。今日はその中から一枚取り上げて、久しぶりに簡単なレビューをしてみたいと思います。

TODAY IS ANOTHER DAY / ZARD
01.マイ・フレンド
02.君がいたから
03.サヨナラは今もこの胸に居ます
04.ラヴ~眠れずに君の横顔ずっと見ていた
05.DAN DAN心魅かれてく
06.眠り
07.心を開いて
08.突然
09.今日も
10.TODAY IS ANOTHER DAY
11.愛が見えない
12.見つめていたいね

ZARDの人気が絶頂期だったころのアルバムの内の一つです。大ヒットとなったのは、人気アニメ「スラムダンク」のエンディングで使用された、01.マイ・フレンド。シングルでミリオンヒットとなりました。また、05.DAN DAN心魅かれてくは、同じレーベル仲間の男性バンドFEILD OF VIEWが、「ドラゴンボールGT」の主題歌として使用された曲ですが、この歌詞は彼女が提供したもので、ここではセルフカバーということなります。また、近年でも同じく一つのステイタスとして選曲されているポカリスエットの96年度のCM曲となった、07.心を開いては、近年同様にとても印象的でしたね。

このアルバムは、今までのアルバムに比べてサウンドが良く出来ているのは、VAN HALLENなどを担当した天才ドラムエンジニアのANDY JOHNSが参加しているから。その聴き所は、06.眠り(今となっては皮肉なタイトルだな・・・)ZARDには珍しいくらいアップテンポな11.愛が見えないはパメラの小澤正澄の作曲で、95年の「SEA BREEZE」のCM曲で一躍大ヒットしましたが、かなりパメラしてます。(苦笑)

もうこのアルバムの収録曲の解説にはキリがありませんが、最後を飾る12.見つめていたいねは、アルバム制作中に彼女の元に届いた一通の悲しいファンレターに応える形で、彼女の希望により、急遽、製作・収録されたものです。詳細は長くなるので割愛します。(ご存知の方はトラバお願いします。)

最後に「TODAY IS ANOTHER DAY」というタイトルは、今日は(昨日と)違う日という意味で、非常にポジティブで彼女らしいタイトルですが、彼女の最期の日もきっとそうであったと私は今でも信じています。

※試聴はこちら
http://www.bgv.jp/contents/detail_music.php?conts_id=2028
音楽だけが心の支えとなっている私にとって、今年一番ショックな出来事がおこりました。昨日、ZARDのボーカル、坂井泉水さんがあまりにも短すぎる生涯を閉じ、お亡くなりになりました。私にとってはこのdisk1あたりなんかに収録の楽曲を中心にリアルタイムで彼女の歌を聴いて、時に励まされ、時に癒されて、その1曲1曲を聴くだけで、その頃の自分を思い出すくらい、大きな存在でした。

書きたいことはたくさんあるのに、言葉が出てこないです。ただ、長い闘病生活を終えて、今はただ安らかに眠って欲しいと思います。そして、彼女の残した歌(歌詞)は永遠に多くの人の中で生き続けるでしょう。少なくとも私には・・・

Golden Best ~15th Anniversary~ (通常盤)
01.Good-bye My Loneliness(1st SL)
02.眠れない夜を抱いて(4th SL)
03.IN MY ARMS TONIGHT(5th SL)
04.負けないで(6th SL)
05.君がいない(7th SL)
06.揺れる想い(8th SL)
07.もう少し あと少し…(9th SL)
08.きっと忘れない(10th SL)
09.この愛に泳ぎ疲れても(11th SL)
10.Oh my love(5th AL OH MY LOVE)
11.こんなにそばに居るのに(12th SL)
12.あなたを感じていたい(13th SL)
13.愛が見えない(15th SL)
14.サヨナラは今もこの胸に居ます(16th SL)
15.マイ フレンド(17th SL)
16.心を開いて(18th SL)
17.Today is another day(7th AL『TODAY IS ANOTHER DAY』)
18.Don’t you see!(19th SL)
他(全27曲)

心からご冥福をお祈りします。
泉水さん、今まで本当にありがとう。

※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20061024html
もうスパイダーマンだけは最高!。マーベル系列のコミックでは一番の傑作なんじゃないのかな?(まぁ、全部知ってるわけじゃないけど。)だいたい1話がものすごくよかったし、2話は2話でよかった。映画のスパイダーマンの場合はラストシーンがどちらも素敵なのね〜。1話では「ええ〜そうなん〜」っていうモヤットした感じで、2話でそれがすごくスッキリ!になるわけで。MJの「Go get them,Tiger.」(和訳では「やっつけて」でしたけど。ちょっちニュアンスが弱いような・・・とはいえ他にいい日本語もないよーな?)

多くの女の子はなんかスパイダーマンを誤解してる子が多いみたいだけど、本当にオススメ。見た目で決めちゃダメ!そんでもって音楽もイイ!だってほとんどが極上のロックサウンドなんですもの。2話の「雨がやんだら」のシーンもよかったなー。

そんでもって、今回の第3話なんですけど、予約して最高の席で見たんですが・・・ 正直な感想をいうと、今まであんなにラストシーンがよかったのに、今回はちょっち控えめな感じで終わりました。うーん、なんだろ?本当にこれでスパイダーマン完結ならちょっと残念だったかな?もち悪くはないですよ。1話と2話が良すぎただけなのかもしれない。でもな〜。なんだかなぁ〜。

あとちょっと戦闘シーンが多すぎた感もあるなぁ。でも映像のクオリティーはキテル。ストラップのスパイダーでブラックのヤツがあったら買ってたのになぁ〜。(苦笑)

てなわけで、とにかくこの「スパイダーマン」は超オススメ。X−MENとか他のマーベルものとは桁違いのストーリーです。あと、ちゃんと1話から見ましょう。途中から見てもわけわからんし、それは時間の無駄です。

私もブラックになろうかな?

※スパイダーマン3 公式サイト
http://www.sonypictures.jp/movies/spider-man3/
それにしても、芸能人ってなんでこんなカワイイ人ばかりなんだろうか?だから芸能人なんだね。もう普通の人じゃないのね。このSoweluちゃんのジャケ写みてそう思います。こんな子、近所でも職場でも見たことねーぞ!

ところで私のどーでもいい近況ですが、なんか仕事に疲れているのかな?そもそも仕事とは食べていくためだけの手段でしかないのだろうか?それでは、動物がエサを求めるのとあまり大差ないような気がするんだけど。いや、厳しい大自然の中を生き抜いている動物たちの方がよっぽどエライと思う。と、ちょっと前にナショナル・ジオグラフィックの番組みて思った。(これ英語だから勉強になるわ。)

まぁ、そんなくだらない話は置いといて、私よりもSoweluちゃんの近況を。なんと、古内東子の名曲をカバーしてシングルで出すんですね。「誰より好きなのに」です。どんな仕上がりなのか楽しみですが、90年にリアルタイムで知っている私としては、違和感があるのは仕方ないでしょうね。まぁ、でもソエルちゃんの歌唱力だから名曲復活ということで、若い子たちが聴くのかな?

幸せのちから / Sowelu
01. 幸せのちから
02. I Wonder
03. Piano Man

この01. 幸せのちからもキテルね〜。こういうバラード歌わせたら今最強なのでは?美メロで美声で美人と文句の付けようもない珠玉のバラードになってます。この次になぜ古内カバー?という気もするけど、もう少し待ってみましょう。とりあえず、下記のサイトで彼女の最新情報をチェックしてみてください。

※Sowelu Official Web Site
http://www.sowelu.info/
ああ、愛子様カワユイ・・・って違うか。しばらく記事がかけませんでした。まぁ、最近はこんなペースではありましたが、今回GWにもかかわらず、そしてめちゃめちゃ暇だったにもかかわらず、更新できなかったのは、またまたPCの故障でした。これで4度目。マカフィーが新しくなった瞬間おかしくなった。なんかレジストリのどっかで競合したのか、原因はよくわからんのですが、とりあえずこの休みは初期化と復旧作業で終わりました。(涙)さすがにちょっとこのPCどうするか考え中。そういうことと、仕事面でのいろいろで、しばらく記事の更新を休止します。ああ、ダメなヤツなのね〜。せめて、北原愛子ちゃんのジャケ写をしばらく貼り付けておきますので、よろしくお願いします。せっかくだし、曲紹介もしておこう。元パメラの小澤正澄がベッタリついてますね。ウラヤマシイ・・・(アホ)

Sea / 北原愛子
01.TANGO
02.もしも生まれ変わったら もう一度 愛してくれますか?
03.もう一度 君に恋している
04.千年の命よりも今日この日の幸せを
05.Season
06.ダイジョウブ
07.明日はきっと晴れるや
08.Dream☆ing
09.エピローグ
10.テ・ケロ テ・アモ~夏の夏の恋~
11.また会おうね
12.Sea

去年の夏にリリースされていたのか。だから01.TANGOから始まっているのね。そーいえば近くのTSUTAYAのリクエストで、この01.TANGOのシングルを書いている人がいて、なぜか却下されてた。(苦笑)もちろんアルバムも一枚もない。そんなに知名度低いのか?ここまでかわいい子は今までにお目にかかったことないけど。ハロプロは入るんだけどね。「太陽とシスコムーンのベスト」とか入ってたし。(苦笑)

明日からみなさんも仕事ですね。はぁ〜憂鬱だ。最近「楽しい!」って心から思えることが少なくなってきているような気がするよ。心身ともに疲れているのかな?また元気にブログが更新できるようになればいいけど・・・。

本当に数少ない読者の方々、ごめんなさい。そしてありがとう。また過去記事とかも読んでくれると嬉しいです。それではしばらく「おやすみなさい」

北原愛子 Official Web Site
http://www.aiko-k.net/
世間はゴールデンウィークに有給とかからませて、旅行したり、帰省したりという人が多いと思いますが、私は昨日の祝日も含めてガッツリ労働してます。(悲)昨日はすんごい春らしい気候で、お昼は外の芝生で、この植村花菜の2ndアルバム、しあわせの箱を開くカギを聴きながら(携帯でね。)一人で青い空を見ながらごはんしてました。それにしてもなんでこのリリース時期が冬だったんだ?って思うほど春らしい音楽が詰まってます。(彼女の誕生日にリリースされたんだったっけ。)この時期に強力にオススメしたいCDです。

しあわせの箱を開くカギ / 植村花菜
01.紙ヒコーキ
02.物語
03.私でよければ
04.やさしさに包まれたなら
05.ホントの気持ち
06.プカプカ
07.想い
08.冷たい雨
09.しあわせのカギ
10.光と影
11.花

前作より、やわらかいサウンドになっているように思います。01.紙ヒコーキは流行の北欧系ストリングスを使って、本当にどこまでも飛んでいけそうな爽やかで、伸びやかに歌っています。微妙にTV出演を果たした、04.やさしさに包まれたならはご存知ユーミンのカバーです。「人の曲でTVでなくても、1stで十分いいオリジナル曲を持ってるのになぁ〜」なんて思ったもんです。でもかわいかったけど。(照)

1stでは「ミルクティー」あたりに近い雰囲気の10.光と影は現在では最新シングルになってますね。まぎれなく彼女のサウンドですが、少し歌い方が変わったような気がしますね。(気のせい程度かもしれませんが。)そんでもってやっぱり今回も最後の11.花の後に「花菜のシークレットトラック」が収録されているわけなんですが、今回はスタジオライブ録音なのかな?「ヘイホー」というカントリー曲のおまけですが、なんか微笑ましい演奏風景が目に浮かぶような感じで、心から音楽を楽しんでいる彼女を知ることが出来ます。ちなみに今回の彼女の最後のメッセージは関西弁でした。(笑)

正直私は1stの方がクオリティーが高い気がしますが、これを踏まえての3rdはかなり期待できると思いますね。彼女は確かに何か違う感じがする。音楽が本当に「音」であるような印象です。さっそくそんな彼女の歌声を試聴してみてください。

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1213102/

※植村花菜 Official Web Site
http://www.uemurakana.com/

※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20060927.html
今日はアメリカで成功したロックバンドマッチボックス21のボーカル、ロブ・トーマスのソロアルバムをピックアップ!まぁ、このジャケ写を見てもらったらわかるんですけど、めちゃめちゃカッコイイんです。でも重要なのは、この人のソングライティングは天才的と賞され、バンド時代のグラミー賞を含む、数々の賞に輝くほど、エモーショナルで美しく、少し憂いのある感じが非常に高い評価を得ています。私もこのソロ・アルバム発表時の「○○アワード」(多すぎて忘れた。)でのステージングを見たのですが、もうね、若い女の子たちの黄色い声で、スポットライトが当たると長髪までいかないけど、ちょっと長い髪でマジでかっこよかったです。(ええなぁ〜。ワーキャー言われてみたい。)

Something to Be / Rob Thomas
01.This Is How A Heart Breaks
02.Lonely No More
03.Ever the Same
04.I Am An Illusion
05.When the Heartache Ends
06.Something to Be
07.All That I Am
08.Problem Girl
09.Fallin’To Pieces
10.My My My
11.Streetcorner Symphony
12.Now Comest the Night
13.Fallen(*)日本盤のみボーナストラック

まぁ、確かにワーキャー言われて大変ですが、彼はアイドルではありません。若い頃から全米を一人旅したりと結構いろんな経験を積んで、それを天性のソングライティングに独自の歌詞を乗せています。特に今回の場合はソロによる活動なので、バンドではやれなかった多くの試みと彼の世界観を強く押し出した作品になっていますね。あとバンドよりも激しくないので、ハードなロックサウンドが苦手な人にもオススメできますね。

オープニングに相応しい攻めの01.This Is How A Heart Breaksで幕開けでも、02.Lonely No Moreなんか打ち込みを使ってちょっとラテンなリズムにセクシーボイスですごくカッコイイです。(ちなみに上記でワーキャー言われていた曲ね。)

私の注目曲は、07.All That I Am。この中の曲では一番地味だと思うんですが、東洋の弦楽器(胡弓か二胡なのかな?)を使って今までにない新しい世界観を創造しようとしていますね。あと、やっぱ曲作りがうまいなぁと改めて思わせる、08.Problem Girl。これは個人的にはベストトラックかな。(やっぱこういうロックが好き。)

これからどうなるのか楽しみな人。歌もソングライティングも只者ではない感じ。早速チェックしておきましょう!

※試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=6790341

※Rob Thomas / ロブ・トーマス スペシャルサイト(ワーナーJP)
http://wmg.jp/rob/
うーん、せっかく背景色も春らしい感じにしてみたのに、なんでトップが「ロッキー」なん?てなわけで、今回もかわいい感じのジャケ写を使ってブログのイメージを変えてみたりして。正直、このCDぜんぜん知らないんですけど、この上戸彩の写真はかなりかわいいのではないかと。っていうか「これ上戸彩?」って思うくらい。髪も長いけどエクステなんかな?結構アリだと思うな。「あずみ」も2つとも見たし、そこそこチェックしてる方かも。そんなタイプではないんだけど、なんか見てる。そこが彼女のすごい所なのかも?

今日は音楽まったくなしでしたけど、たまにはこんなんもいいよね?最後にすっかり彼女のCMになてしまったオロCのページにリンクしておきます。(CMが動画で見れるよ。)

※オロナミンC / 元気ハツラツぅ?
http://www.otsuka.co.jp/orc/
いやぁ、ついさっきまで見てました。日曜洋画劇場での懐かしのロッキー4です。もうなんかい見てるかわからんくらい見てますけど、案外若い世代なんかしらなかったりするかもしれないなぁ〜なんて思ったんで、急遽記事にしてみてることにしました。一応、劇中で使用された音楽などを中心に個人的な感想を織り交ぜながら解説していきたいと思います。(ストーリー解説とか映画評論とかではないです。)

Rocky IV Original Soundtrack
01.Burning Heart / Survivor
02.Heart’s on Fire / John Cafferty
03.Double or Nothing / Kenny Loggins/Gladys Knight
04.Eye of the Tiger / Survivor
05.War/Fanfare from Rocky / Vince Dicola
06.Living in America / James Brown
07.No Easy Way Out/ Robert Tepper
08.One Way Street / Go West
09.Sweetest Victory / Touch
10.Training Montage / Vince Dicola
11.Man Against the World [*]

まずは、前作から一躍有名になった80’sのロックバンド、サバイバーの2曲ですね。04.Eye of the Tigerはシルベスター・スタローンが「ロッキー3」でテーマ曲に使用したのがきっかけで、この曲は数週間にわたって全米No.1となりました。01.Burning Heartもヒットしましたが、今回では回想シーンで主に使用されていましたね。(今回は4ですから。)で、今回のメインテーマで最後のラストシーンに使用されたのが、02.Heart’s on Fireです。実にアメリカらしいロックナンバーで、こちらも大ヒットしました。

意外とツボなのは、06.Living in America。これは、なんと「ゲロッパ!」でお馴染みのジェームス・ブラウンが劇中で歌っているんですね。シーンとしては、アポロの入場イベントに出演して歌っています。(生前のお姿が見られて今夜はちょっと得した気分。)まぁ、この辺はお遊びって感じの煽り気味の演出とその後の惨事の対比が少々過剰演出のような印象。(まぁ、最後まで過剰といえなくはないが。)

最後に、個人的にベストシーンでありベストソングでもあるのが、ロッキーがドラゴとの試合を勝手に決めて帰った夜に階段で愛妻のエイドリアンと心のすれ違いが起きるシーン。「誰にも信念は変えられない。そして俺はファイターだ。」みたいなセリフ?これはアメリカ的な思想ですが、なかなか心打たれるセリフでしたね。で、この後に一人で車で夜のドライブに出る時にかかる07.No Easy Way Outがまたシンクロ率が高くてカッコイイんですよね。

てなわけで、ロッキーシリーズは映画としては賛否両論ありますが、音楽については「ロッキーのテーマ」を含めてなかなか評価高いです。そんなわけで、ぜひ音楽の方もチェックしてみてください。

※試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=7030978
このブログでかなり早い時期に彼らのことを取り上げて、ブレイク予想はもちろん、それなりに記事に書いて応援してきた、ミヒマルの2人なんですが、ちょっと調子に乗り過ぎている感じが、そろそろ多くのリスナーにも伝わってきてしまっている様子です。問題はこういう現在の音楽活動について本人たちがどう考えているのかということ。確かに現在の音楽業界というのは、売れるということが至上の命題になっているわけで、アーティストの気持ちとか無関係に取り巻きの大人たちがどんどんと事を進めるというのが多分にありますが、全アーティストがそうというわけでもない。ただし、力関係からいくと、実際に歌を歌う(あるいは曲を作る)彼らは、もう音楽活動が「お仕事」になってしまっているわけです。

私が彼らが必ず成功すると思ったのは、もうちょっと違う部分での期待があったからで、そういう意味では私のブレイク予想はハズレていたのかもしれません。そんなちょっと寂しい気持ちも含めて、早くも5月に発売が決定したmihimaru GTのベスト盤を紹介しつつ、その足跡を振り返ってみたいと思います。

THE BEST of mihimaru GT(DVD付)
01.Theme of mihimaLIVE
02.Love is. . .
03.ユルメのレイデ
04.いつまでも響くこのmelody
05.気分上々↑↑
06.パンキッシュ☆
07.恋する気持ち
08.YES
09.さよならのうた
10.H.P.S.J.-mihimaru Ball MIX-
11.ツヨクツヨク
12.マジカルスピーカー
13.かけがえのない詩
14.願〜negai〜
15.帰ろう歌-TAKE 07-
16.約束 ※デビューシングル

彼らのことを初めて知ったのは、15.帰ろう歌でした。3年くらい前なのかな?ボレロのサンプリングでまず注目して、顔は良くわからなかったけど、かわいらしい感じの女の子(hiroko)が元気良く歌っているPVを見たのがきっかけでしたね。このCDでは(-TAKE 07-)となってるのでリテイク&リミックスなのでしょう。彼らのブレイクを確信したのが、10.H.P.S.J.-mihimaru Ball MIX-。このシングルCDはEXTRA仕様で、PVまで動画で収録されていて、しかも最近、再リリースした「So Merry Christmas」がカップリングという最高に贅沢なボボボーボー状態でした。(爆)ちょうどこのあたりで、hirokoちゃんがライブで足を骨折するというちょっとしたアクシデントがあり、ちょうどいい時期で活動に水をさされる形となりました。

年が明けてからも、彼らの音楽活動は爆走から迷走へ変わり、03.ユルメのレイデから08.YESあたりとイマイチ方向性のはっきりしないまま、シングルリリースを継続し、年末にアルバムを出したものの、彼らにとっては最も苦難と試練の時期だったと思います。

そして、もう知らない人がいないくらいのヒットナンバーとなった、05.気分上々↑↑がCMのタイアップから火がついて瞬く間に超売れっ子アーティストの仲間入りをするわけです。この頃は純粋に「ああ、よかったなぁ〜」と思っていたのですが、私の中で、彼らがなんだかおかしな感じになってきたのが、04.いつまでも響くこのmelodyでの3枚同時リリースあたりから。さらに決定的なのは3rdアルバムのリリース時期が大きく前倒しになったこと。次の限定販売のアルバムなどを含めると、この2006年の彼らの活動状況はおそらく尋常ではないくらいハードスケジュールだったと思います。特にTV出演時のhirokoちゃんは、昔のような声にハリがなく、見た目からも過労気味に見えることが多々ありました。(これは昔の彼女を知らないと気づかないでしょうが。)彼女を取り巻く環境が急激に一変したわけですから、今の2人に必要なのは間違いなく「休養」だと思います。

そういう意味で、今回のベスト盤はまさに彼らにとっては少し「休養」になるでしょう。ベスト盤出るのが早いと思う人は、もう彼らにこれ以上走らせることが困難になったと受け止めておいてほぼ間違いないでしょう。ただ、アーティストがベスト盤を出す時は、いろんな意味で「ヤバイ」場合がほとんどです。(そーいえばあの大人気の女性歌手もベストが出てますなぁ〜)ミヒマルの「mihimaLIVEツアー’07」も実質的には6月に1ヶ月程度のライブのみとなっています。とてもツアーと呼べる規模ではないです。

まとめとして、以前からこのブログで言ってることですが、音楽活動が完全に仕事になってきたら、それはアーティストとしては「緩やかな死」へ向かっているというわけです。「上々」なのは結構ですが、彼らには今一度、私がこのベスト盤で一番好きな曲である14.願〜negai〜のころを思い出して欲しいと思いますね。はたして2人の「願〜negai〜」は叶ったのかな?

※mihimaru GT Official Web Site
http://www.universal-music.co.jp/mihimaruGT/

※ミヒマルのプチトリビア
デビューシングル「16.約束」のシングルCDのジャケ写のイラストは、「いつもここから」の絵だ。(「悲しいとき〜」の芸人さんね。)
ああ、なんでGIZAの女の子ってこんなに好きなんだろう。っていうか、ここまでやられると私好みの女の子のタイプに合わせられているかのよう。去年の夏にやられたこのGIZAの限定デュオ、愛内里菜&三枝夕夏で新しいシングルが出ました。このジャケ写みてください。もうオジサン困ります。そして三枝夕夏ちゃんはやっぱり「タンク」です。もうかんにんしてください。(アホ)ああ、こんな女の子に一度でもいいから出会えたらなぁ・・・

七つの海を渡る風のように(初回盤) / 愛内里菜&三枝夕夏
1.七つの海を渡る風のように
2.destiny -rearrange version-
3.願い事ひとつだけ -rearrange version-
4.七つの海を渡る風のように(RINA’S vocalless version)
5.七つの海を渡る風のように(U-ka’s vocalless version)

去年の夏の「100もの扉」がかなりヒットしたので、今回もまたコナン関連でのリリースとなったようです。初回盤だけそれぞれのボーカルトラックを抜いたものも収録されているようです。作曲は大野愛果というのがちょっち残念なところ。というのは、彼女の作曲はもうマンネリ化しているからです。そういう意味では「100もの扉」はベタでしたが、GIZAらしくなくて逆に新鮮でしたが、今回はもろにGIZAテイストな感じになってますね。

そんなわけで、曲の方は置いといて、私が注目したいのが、この二人のボーカリストとしての成長ぶりです。まず、愛内里菜は当初からいいものを持っていた才能のある人でしたが、曲に恵まれない時期が長かったと思います。それでも彼女はライブで鍛え上げ、かなり幅広い音楽をうまく歌いこなすベテランになりました。(前回のシングルは個人的にはすごくよかったです。:関連過去記事参照)

次は三枝夕夏ちゃんの方ですが、彼女は本当にここ数年で人が変わったようにうまくなったと思います。デビュー当初の彼女は、まだまだアイドルくずれの中途半端な感じが歌からも十分わかるくらいでしたが、彼女の中で何かが変わったのでしょうか?すでに自分のボーカルスタイルを確立しつつあります。そして、彼女は「三枝夕夏in db」として5周年を向かえました。今回の曲でもそうですが、彼女のボーカルはすごくピュアでも、単調にならないようになりました。

ベテランの器用さを出す愛内里菜に対して、キレイに重ね塗りをするような感じでハモリを決めている三枝夕夏ちゃんの方に、より大きな成長ぶりを感じますね。その辺のキレイに折り重なるダブルボーカルを下記サイトで聴いてみてください。

※試聴はこちら(5月8日まで無料フルPV配信中)
http://streaming.yahoo.co.jp/c/t/00102/v02356/v0235600000000385804/

※七つの海を渡る風のように Special Page
http://www.giza.co.jp/rina-uka/

※関連過去記事(愛内里菜のうますぎるロックボーカル)
http://diarynote.jp/d/57127/20061209.html
もうだいぶ前から多くの人に紹介したかったアルバム、ゴメス・ザ・ヒットマンrippleです。これはレンタルにはかなりの確率で置いてないので、私は買いました。でもこれは買うに値する作品でしたね。私にとっては。彼らの歌を知ったのはアニメ「お伽草子(東京編)」でのOPだった、明日は今日と同じ未来を聴いたのがきっかけで、このアルバムを買いかけたんですけど、試聴してみるとここに収録されているものはアレンジの違うものだったので、先にシングルを買って、やっぱりアルバムも欲しくなって、昨年に購入したんです。正直、これほど好きになるとは思いませんでした。音楽的には少しクセがあるかもしれませんが、彼らの世界観に触れるとすごく共感できる部分が多くあると思います。

ripple / GOMES THE HITMAN
01.東京午前三時
02.ドライブ
03.手と手、影と影
04.星に輪ゴムを
05.RGB
06.bluebird
07.サテライト
08.夜の科学
09.明日は今日と同じ未来

アニメ(お伽草子)を見ない人でも、たぶん一度くらいは彼らの音楽を耳にしているはずです。というのは、03.手と手、影と影はジャックスカードのCMで使用されていて、しかも数パターンで長い期間流れていました。(いつからかオヤジと会話していない。>一緒にツーリングみたいなヤツね。)それと、やっぱり09.明日は今日と同じ未来なんですけど、先にも書いたようにアニメ版とはかなり違うアレンジで別の曲みたいになっていることは購入時に気をつけましょう。(Album Ver.とかの記述がないので、聴いてビックリということも。)

さて、作品の話をもう少し詳しく。バンドのキーマンである、山田稔明の歌詞の世界はとっても文学的で、歌詞だけを読んでも一冊の短編詩集のよう。その世界観をここで言葉で解説できるほどチープなものではないので、ここではあえて避けますが、彼がこの作品について語っているように、このアルバムの表題「Ripple」は静かな水面に一滴落ちた時の微細な波紋ということをテーマにしているそうで、そういうイメージが歌詞だけでなく音楽でも表現されているということは言えるかも知れません。

とにかく、百聞は一見にしかず。ん?なんかおかしいな。(逆?)でもそんな感じでオススメしたい一枚。レンタルにあれば即借りてみて欲しいですけど、某大手はVapとか弱小レーベルは入れないからなぁ〜(苦笑)

※GOMES THE HITMAN 公式HP
http://www.gomesthehitman.com/

※全曲試聴はこちら(ripple)
http://www.vap.co.jp/gth/ripple/index.html

※関連過去記事(お伽草子)
http://diarynote.jp/d/57127/20050411.html
日本ではぜんぜん知られてないのに、USでは人気のアーティストというのが案外たくさんいるんです。それは、単にレコード会社の問題で、日本盤としてリリースされることのないような場合にそういう状況がよく起こるわけですね。そういうのを手に入れるには、輸入盤が充実したストアへ行くか、ネットで購入するかしかないわけです。そんなわけで、USではリアン・ライムスとかと同じような感じで、今流行りのニューカントリー・ポップを歌うティーンエイジャーの中で、めちゃめちゃキュートなルックスも大人気のジェシカ・アンドリューズがまだ17才の頃に発表した良盤をご紹介します。

Who I Am / Jessica Andrews
01.Now I Know
02.Everytime
03.I Don’t Like Anyone
04.Karma
05.Helplessly, Hopelessly
06.Who I Am
07.These Wings
08.Never Had It So Good
09.Make Me Love You
10.Wishing Well
11.Good Friend To Me
12.Show Me Heaven

このアルバムを聴く限りでは「いわゆる今流行のアメリカン・アイドルなんでしょ?」っていってしまうのは少々乱暴だと私は思います。それにアイドルっていってもUSの場合は昔から十分なレベルの歌唱力がなければ相手にされませんし。全体的には、ネオカンというよりも、もう普通に聴きやすいポップスで、少し都会を離れたナチュラルな雰囲気のサウンドに仕上がっています。ティーンらしい初々しさのあるボーカルにはピッタリだと思いますし、彼女自身も伸び伸びと歌っています。晴れた青空が似合う曲がいっぱい詰まっています。

聴きどころとしては、タイトル曲の06.Who I Amで、これは日本でも放映されている、「F.B.Eye」というアメリカのドラマでの主題歌にもなっているので、聴いたことのある人もいるかもしれません。(「F.B.Eye」って実話をモデルにしたドラマだそうです。下記サイト参照。)USではドラマ自体に人気があるようです。少々アイドルっぽい感じでも、03.I Don’t Like Anyoneとかはまってしまいますね。やっぱかわいい感じはいいですね。(笑)爽やかさNo.1のトラックなのが、07.These Wings。確かに「Fly Away」しそうなくらいの澄み切ったサウンドとボーカルがとても心地いいです。

現在の彼女は自分でアイドル卒業とかいってるみたいで、実際にもカントリーの聖地であるナッシュビルで経験を積んだりと、アーティストとして本格的な活動をしている様子。まぁ、リスナーの立場からすると、アイドルでもアーティストでも、肩書きはなんでもよくて、「いい音楽」が聴きたいわけです。ただ、音楽のエンターテインメントな部分ももっと評価されてもいいと思うんですよね。実際このアルバムを聴いて、いいなぁ〜って思う人はきっと多いと思うし、彼女に魅力を感じる人も多いと思うんですよね。

だから、無理せず自然体で音楽活動をやっていって欲しいですね。妙な偏見などに縛られずに、若さを武器にいろんなことを経験して欲しいなんてオジサン的には思ってしまうわけです。(苦笑)そんな意味でもアマゾンでの解説者の文章よりも、リスナーレビューの方が純粋な感想なんだと思いますね。私もだいたい同感ですし。

ネオカンでなくて、本当のカントリーとかも紹介したいなぁって思っていますけど、いつになるやら・・・ジャズくらい歴史あるからそんなに語れないですけど。とりあえず当初のこのブログの主旨どおり、「聴きやすい音楽をわかりやすく」でやっていきたいと思いますので、今年度もよろしくお願いします。(もうちょっと更新増やそうね。>自分。)

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/865624

※Jessica Andrews Official Web Site (US)
http://www.jessicaandrews.com/index.html

※F.B.Eye 〜相棒犬リーと女性捜査官スーの事件簿〜
http://www.sonypictures.jp/tv/shows/f.b.eye/

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